音楽

充実&消耗

6月24日(日)

チビは試験前というのに容赦なく朝から試合。
お弁当持たせて送り出したら手持無沙汰になるので、ツレアイがバスの中に吊ってあったというチラシを持って帰ってくれて、一緒に行こうか…と言っていたけれど結局出張まで機会がないまま彼の留守中に会期を終える藤城清治の影絵展を観に行くことにした。
120624_085909ちょうど10日間のムジークフェストも最終日、ということで、あと一つくらい聴いておきたいな~…と、公式ガイドブックを睨み、9時の開館に美術館に入り、10時半から12時半までのピアノのチャペルコンサート(http://www.naraken.com/musik/624.html)を聴き、2時半からのスポーツジムのレッスンを受ける計画を立て、出発!!

8時半に学校に着くように行く、というチビと一緒に出たのでは少し早いか・・・・と、チビを送り出した20分後くらいに出発、予定通り9時に美術館に着いてビックリ!!!
会期最終に近くなると混雑が予想され、入場制限も考えられるが、朝の早い時間は比較的すいている・・・とHPの案内で見てはいたけれど、開館時間の9時にはもう長蛇の列。
くはぁ~~~、抜かったbearingチビと一緒に出れば良かった!!と思っても後の祭り。開館より2,30名ずつの時間差入場で、何回目かにギリギリアタシの前で切られ、やっと入場できたのが9時半過ぎ。
それでも、並んで観た甲斐はありました!!!
絵本や挿絵やポスターで観たことはあるけれど、やはり原画の影絵の美しさは比類がない。
『米寿記念』の展覧会だったそうだけれど、米寿を過ぎられてなお意気軒高。サイン会に来られるたびに奈良の街や寺社のデッサンをされ、それも展示されているので、最終日の24日が一番展示作品数が多くなっていたことになり、ラッキー!!!
藤城さんの影絵と言えば、どことなく西欧風なイメージだったけれど、西遊記の影絵あり、バリの影絵劇ワヤン・クリの影響を色濃く受けた『ラーマー・ヤナ』の人形たちや、『西遊記』の影絵など、オリエンタルな雰囲気のものも味わい深く、アタシの好きな楽器モチーフもたくさんあり、チビやおネエにも見せてやりたい!!と思った。
そして、マドリッドでピカソの展示室を観たときにも思ったのだけれど、どんな作品でもやはりしっかりとしたデッサンがなされていることに感銘を受けた。
やはり、基礎基本はどんな大家にも、いや、大家ほど(だからこそ、大家となっているのだろう)大切なんだなぁ。。。。。Dscn0473_2

ゆっくり作品を観て、また、ミュージアムショップで絵葉書を前にあれこれ目移りし、美術館を出たのが10時半を回っていた。

焦っても仕方がないと腹を括って、ピアノコンサートの会場である教会に向かう。
と、これが(アクセスを確認するためにHPを閲覧し、もしやとは思っていたけれど・・・・)バリバリの日曜礼拝。信仰を持たないものには非常に居心地悪いものだったけれど、讃美歌『慈しみ深き』は、友人や後輩の結婚式でも何度か謳ったことがあり、信仰の有無は別にして、伸びやかに歌うことは、カラオケも縁遠くなった身にはとても気持ちが良い。

讃美歌斉唱の後、ムジークフェストの一環のコンサート。
演奏曲は
シューベルト  『アヴェ・マリア』『水の上に歌う』(リストによる編曲)
ベートーヴェン 『ソナタ第32番 OP.111』

ピアニストの方は、今回のムジークフェストではこの教会での演奏の他に、大学講堂やホテルでのランチコンサートにも出演されていたけれど、この教会ではクリスチャンであることをカミングアウトされ、クリスチャンとして同じ信徒に向けて演奏することを意図されていて、ベートーヴェンのソナタでは、それぞれのメロディについて、どんなことば(聖書のことば)を思い浮かべながら弾いているかをスクリーンに映写しながら、というかつて観たことのない試みをされていて興味深かった。
ご本人自身もMCで仰っていたけれど、「教会での、礼拝に集まった信者に向けての演奏、と思っていたけれど、こんなにたくさんの、キリスト教に関係のない方も集まってくださって、ピアニストとしての自分とクリスチャンとしての自分とが不可分になり、混乱」されていたようで、あれれ?というミスタッチもあったけれど、そこに彼女の、ご自身の立ち位置に苦悩される演奏者の懊悩も感じられ、すごく生々しい魂の揺らぎを感じさせてもらった。
”卆なく””聴かせる”ことを目的とし、ちんまりと無難にこなされるリサイタルでは感じたことのないもので、とても新鮮でした。120624_115758
コンサートやリサイタルはもちろん聴衆あってのもので、だからこそ”聴かせる”演奏をしなく”てはならない”のだろうけれど、音楽は演奏者のもので、演奏者の魂が聴衆を揺すぶる、のだとすれば、演奏者の懊悩や動揺もひっくるめて鑑賞できるのが生の醍醐味かな…と。


演奏の後、牧師さんのお説教があるというので、「今しばらくお付き合いください」と言われたのだけれど、信者でない聴衆の方が続々退場されるのに便乗して、アタシも退出。
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そこからぶらぶら地図も見ずに、方向感覚だけで歩いてならまちを抜け、若い起業家を支援するスペース「夢 CUBE」(http://www.mochiidono.com/CCP010.html)にご姉妹で出店されているタイ料理とタイ雑貨のお店でランチ。
可愛い鹿のパイがついたタイ米にタマリンドの酸味と生姜の利いたゲーンハンレイというカレー。すっごくスパイシーで汗がどっと出るけど、後味爽やか。メニューに書かれていた通り、”やみつき”になりそうでした。

この後は、ヨガでお世話になった(今は嫁いでアメリカにいらっしゃる)あっこ先生の妹さんあゆみさんのカフェで、出来立てのアップルパイを頂き、半日の奈良散策はおしまい。

自宅近くのスポーツジムに戻って、2時半から5時半までスタジオレッスン3本とクロストレーナー(手と足とを一緒に動かすウォーキングマシーン)、チビが5時半に学校を出た、というので5時半からジムの露天風呂に入って、買い物を済ませチビより先に帰宅。
チビが出掛けている間目一杯フリータイムを満喫。
夜はもう早々に眠くなってしまい、試験勉強頑張ってるチビには申し訳なかったけれど、ゴメ~~~ン!と10時半には就寝してしまいました。

あ~~~、くたくたになったけど楽しかった!!!!

ムジークフェストなら Vol.2 (6/30追記あり)

6月20日(水)

職場近くの美術館で、アタシのピアノの先生とフルートの先生ご夫妻が、ムジークフェストならの一環でコンサートに出演される(http://www.naraken.com/musik/620.html)ということで、昼までの仕事を終え、Dash!!するも、会場ホールに辿り着いた時にはプログラムの最後の『岩上の牧人』の途中。あ~~~、残念、悔しい!!!weepと思っていたら、アンコール曲演奏。
フルートソロが村松崇継さんの『EARTH』、クラリネットは曲名聞き取れなかったのだけれど、カッコいいジャズのメドレーで、チビが先日のピアノ発表会で後輩と連弾した『I Got Rhythm』もリズミカルにアレンジされてて素敵でした。最後にフルートとクラリネットのアンサンブルで、よく知ってる心地良い曲を演奏してくださったのだけれど、曲名忘れてしまった・・・・・これだから後回しにするとダメなんだよね・・・・・・また先生方にお伺いして、わかったら追記しますね。

会場で奇遇にも、つい先日同窓会の県支部総会でお会いした大学の大先輩の方のお隣の席になり、先輩はお友達と”紫陽花を観に来たんだけどね、こんな素敵なコンサートやってて・・・嬉しかったわ”と。
それで、アタシも母との待ち合わせの時間まで、美術館のお庭を散策。あじさいの小道、と名付けられたところを歩くと、確かに小道の両側は紫陽花だったけれど、もう時期が遅かったらしくdown最盛期には色とりどりの紫陽花に囲まれる素敵な小道なのだろうな・・・と思います。

母と落ち合って昼食を済ませ、次は母と、上村松園さん母子孫三代の日本画のコレクションギャラリーである松柏美術館で開催されるコンサートへ。
ここでは、展示室での演奏で、椅子の用意などはなく、聴衆は1部30分ずつの演奏を立ちっぱなしで聞くという、ちょっと過酷な設定。
母が疲れているようなら途中で帰ろうと思っていたけれど、2部からは2階回廊に移動し、地べたに座り込んで聴いたので、なんとか最後までOK.

プログラムは
1部がフルートとハープで
メンデルスゾーン   『歌の翼に』
グノー          『アヴェ・マリア』
モーツァルト      『フルートとハープのための協奏曲』第2楽章
クルムフォルツ     『ソナタ3番』

第2部は箜篌(くご)という、シルクロードを渡り正倉院に残る天平時代の竪琴(復元)とハープのソロ演奏
箜篌
正倉院に残る最古の天平琵琶譜 『番假崇(ばんかそう)』
本田祐也        『輪』
ハープ
サルツェード      『夜の歌』
ピエルネ         『即興的奇想曲』

第3部はフラウト・トラベルソという、フルートの原型のような木管楽器とリュート(西洋画でよく見る琵琶のような楽器)
アンサンブル
ヘンデル        『フルートと重奏低音のためのソナタ』第1楽章(アンコールで第4楽章)
フラウト・トラベルソ
バッハ          『無伴奏フルートのためのソロ』よりアルマンド
リュート
レスピーギ       『シチリアーノ』
高本一郎       『青い月』
小バッハ        『ソナタ イ長調』第1楽、第4楽章

ハープは、オーケストラの演奏の中で聴くことはあっても、ソロでの演奏を聴くのは滅多にないし、箜篌など観るのも聴くのも初めてで、とても興味深く、あっという間の2時間半でした。

フルートとクラリネットのコンサート会場も、松柏美術館の展示室も満席状態で、奈良という街の音楽志向の高さを改めて痛感(奈良県はピアノの保有台数が日本一、なのだそう)するとともに、こういう大規模な音楽祭の開催を勇断された企画者の方たちに感謝と敬意!!
母も「こういう企画があるって良いわねェ。文化水準が高いのねェ・・・」と満足げで楽しめた様子。
この後、母と景色の良い珈琲店でケーキセットを恃んでお喋りしてから家路に就きました。

ここのところ、別に何と言って特別なことをしているわけではないのに、その日の記録をその日に書き留められないほどの余裕のなさsweat01sweat01
あれこれと抱え込んだ雑用に、期限のあるものから順に取り組んで、こんなお遊びのブログの更新など後回しになるのは正しいプライオリティの運用だけど、それでもこんないっぱいいっぱいなのは”豊かな生活を丁寧に楽しむ”というアタシの人生哲学に反するから不本意。
その日の感動が冷めやらぬうちに書き留めることもできないのは、明らかにキャパ以上の雑用を背負いこみオーバーワークになってるから。
少し、精査していかなければ・・・・・とは思うけれど、この貧乏性、ちょっとやそっとで改善は難しそうです(-_-;)(>_<)

《追記》
昨日フルートとピアノのレッスンがあり、お二人の先生に確かめたところ、アンコールで演奏されたのはドビュッシーの『小舟にて』でした。
確かに好きな曲で、この曲アタシ先生とも、そしておネエとも連弾したことがあるらしいのだけれど、すっっっっっっかり失念。
アタシの記憶力、かぁ~~~~~なりヤバいぞbearing

            

忙中閑あり

昨日は朝一からの通常業務→サブの職場での公開プレゼン→職場に戻ってインターンさんの業務観察&プチ評価→チビの修学旅行の説明会を済ませて15時過ぎにやっと昼食→久々のヨガスタジオでレッスン1本→コンサート。
朝から出ずっぱりで、チビと合流して帰宅したのが23時半過ぎ。
一抹の不安を抱きつつ外干ししたタオル類は、予報より早く降り出した雨でぐっしょりdowndown
なんとも”あぁ~~~~~ぁweep”な結末でしたが、ヨガのお蔭かブルーデーの腰痛が緩和、そして何より、ムジークフェストなら(http://www.naraken.com/musik/index.html)のコンサートが、洗濯物を濡らしても、行って良かったshineshineものでした。

この『ムジークフェストなら』は今年初めて開催された大規模な音楽祭。
アタシの師事しているピアノとフルートの先生たちもこの音楽祭の中のコンサートに出演される、ということで気になって公開HPを観ていたら、先日ピアノの先生と出掛けたピアノDUOコンサートの演奏者ザイラーご夫妻のご令嬢、ザイラー希生さんが出演される、ということを知り、事前申し込みをして入場券をGETしていたのでした♪
先週末は休み返上で販売応援(よく、大型電気店などにメーカーさんが法被着ている、あれ!あれは休日勤務手当の必要ない管理職にやらせるのだそう)、火曜水曜は学会で東京出張、学会の後片付けで24時前に帰宅した翌木曜は出張中の業務処理に追われこれまた退社時刻が22時を回っていたけれども、”今日はなんとしても早く出るわ”と開演ギリギリ、アタシとはタッチの差で会場に着いた妹とww

『ドイツポエムの宝石箱』と銘打たれたコンサートのプログラムは

シューベルト    軍隊行進曲1番                DUO Ykeda(池田珠代&パトリック・ジグマノフスキー)
シューベルト    バイオリンとピアノのためのソナチネ   希生ザイラー
                                       パトリック・ジグマノフスキー
シューベルト    幻想曲  ヘ短調 D940            DUO Ykeda
ブラームス     ハンガリー舞曲より3曲            DUO  Ykeda
                             (※1番、4番、5番でした)
                 休憩
シューベルト     音楽に寄せて                  マリアンヌ・デラキャサグランド
            糸を紡ぐグレートヒェン            池田珠代
            <白鳥の歌>よりセレナード
            ます
バッハ        コンチェルト  ヘ短調 BWV 1056     Orchestre d chambre
                                      パトリック・ジグマノフスキー
                                      大友直人
モーツァルト     ディヴェルティメント KV 136        Orchestre d chambre
                                     
            ディヴェルティメント  KV 138                大友直人

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ピアノの演奏を聴いて思ったのは、小さく(PやPP)ても存在感がある音を出すことの重要性。聴いていればわかることではあっても、自分がその音を作ろうと思うと並大抵ではない。
ハンガリー舞曲の解釈は、アタシの好きなものではなかったけれど、そういう解釈による演奏もあるのかと良い経験。
マリアンヌさんの声は、メゾソプラノだということもあるかもしれないけれど、とてもふくよかで安定していて、聴いていて心地よい。世界に飛び出して音楽修行をする人は少なくはないけれど、さすがにそういう母集団の中から国際的に認められる人の声は、素人のアタシが聴いても納得。
希生さんは着物地のような艶やかな朱色のドレスに、黒縁の眼鏡をかけて登場。
気取らない立ち姿からまろやかで美しい音が奏でられる。

アンコールなしで予定終了時刻を1時間もオーバーした(これはプログラム作成時のタイムキーパーの失態だと思うのだけれど・・・・)コンサート、専用のコンサートホールではなかったので、3時間座りっぱなしでいるにはお尻には厳しい椅子だったけれど、演奏については大満足。
翌朝(今朝、だね)早くに海外出張から帰国する夫君を飛行場に迎えに行く、という妹は、約束していたディナーも一緒にできずそそくさと帰路に着いたけれど「今日はありがとう。なかなか楽しめたよ。」とのメール。
忙しい日常を送っているからこそ、ちょっとした時間、こういうことに割いても良いんじゃないか・・・・と思う。

今日はこれからフルートのレッスン→大学の同窓会県支部総会→ピアノのレッスン、そして明日の早朝に渡米するため空港近くに前泊するツレアイの送り出しです。
忙中の閑を楽しめる気持ちの余裕を持って過ごしましょうww

2012年初夏のかやぶきコンサートin迦陵頻窟

去年の初夏に妹が聴きに行き「お姉ちゃんもきっと楽しめると思うよ~。茅葺のホールでのコンサート、なかなか良かったよ」と勧めてくれて以来、ずっと気になっていたザイラー夫妻のかやぶきホールでのコンサート、ピアノの先生をお誘いして一緒に行ってきました♪
http://www.eonet.ne.jp/~kayabuki/Concerts/news12s.html

P1000311_3場所は、京都から山陰線の快速と普通列車を乗り継いで1時間、のどかな里山のふもとにあるザイラーかやぶき音楽堂「迦陵頻窟」
福井県の古寺を移構再建し、文化財指定を受けている建物。P1000309

爽やかな初夏の朝、田植えの終わった水田の傍を15分ほど歩き到着。
手前に写っているのがザイラー夫妻のお住まい、木の陰に屋根が隠れているけど、後方の建物が「迦陵頻窟」

10時半からの受付の少し前に着いたので、音楽堂の外で先着順に並んで待つ。父の実家の納屋のような素朴な佇まいと、音楽堂裏の山の斜面が、アタシにはとても懐かしく心和む。
受け付けが始まり、先着順で好きなところに陣取る。私たちは、ご夫妻の手が見える、ピアノ側の2階席へ。梯子を使って登る2階席3階席は、部屋の両端に桟敷のように作られていて、数名が座れる。演奏者の手の見える方の座席を選ぶのはいつものことだけれど、たいていは舞台より客席の方が低い位置にあり、下から見る感じになるので、上から演奏者の手を覗き込むなんてシチュエーションは初体験!!
ピアノの向こう側に見える竹林や新緑が風に揺れ、きらきらと光る、最高のロケーション!P1000307

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P1000308_5何もかもが珍しく、きょろきょろしていると、ドロドロドロドロ・・・・と低い音が響く。エルンスト・ザイラーさんが、銅鑼を打ち鳴らすのが、コンサートホールでよくあるブザーの代わり。銅鑼の陰陽の模様もなんともオリエンタル。


Dscn0382_2プログラムも独特な世界観。手作り感溢れ、素敵でしょww

今回はドヴォルザークで構成されていて
1.序曲オテロOp.93
2.弦楽セレナードOp.22(作曲者自身によるピアノ連弾編曲)
~休憩~  素朴なパウンドケーキとハーブティ、そして協賛企業大関酒造の発泡日本酒のふるまいがあり、お弁当持参の方たちはここでお弁当を召し上がる
3.ボヘミアの森Op.68
 
   1)糸紡ぎ,2)暗い湖のほとりで,3)魔女の安息日,4)待ち伏せ,5)森の静けさ,6)騒がしいとき

耳馴染みのある曲ではないけれど、吹き抜けのかやぶきの高い屋根に気持ち良く響き、まさに迦陵頻伽の音色、極楽の音曲。音楽って良い!!本当にいい!!理屈や薀蓄なんてなくていい!!誰もが心地良くなること、それが音楽の真骨頂なのだと改めて思う。
妹が「2階席では寝転がって聴いてる人もいて、それはどうかと思ったけど・・・」と言っていたけれど、今回も(すごく慣れていらした様子なので、多分妹が行ったときにも同じ人だったのではないかと思うのだけれど)2階席の一番奥に陣取って、演奏の間中寝転がっている方がいらして、座布団で聴く、こういうコンサートの形式だからこそ許されるのだろうけれど、音楽の楽しみ方は本当に自由なのだなぁ…と、ここもまた、ザイラーご夫妻の暮らしぶりやお人柄そしてホスピタリティと寛容さがと相俟って、心温まるコンサートが織りなされていると感じ入る。
そういう形式だからか、子どもの姿も多く、お母さんやお父さんの膝に寝転がりながら、でも、小煩く姿勢や態度を叱られることもなく、だからといって騒ぐわけでもなく、体全体で音楽を楽しんでいた様子が微笑ましく思えた。これだよね、音楽の楽しみ方って・・・・
 

「アンコールってありますよね?曲目、なんだろう?スラブ舞曲だったら良いのにね」と仰る 
先生の予想はBINGO!!でも、残念ながら期待していた第10番ではなく、アタシは何番なのかよくわかんなかったんだけど・・・・・(*_*)
アンコールの後は、去年開催するはずだった夫君のエルンスト・ザイラー氏の来日50年と喜寿の記念を兼ねたファミリーコンサートのご案内があり、ザイラー家の田んぼで採れたお米(ザイラー米、というそうです)で作ったおにぎりをふるまって頂き解散。

音楽は、いくつからでも、そしていくつになっても楽しめる、そして、自然の中でも、人の中でも、本当にどんな場所にでも馴染み、溶け込むものだということを再認識させてもらい、癒され、気力が満たされた素敵な一日でした♪♪
 

感動!!!

Dsc07808今日は、京都でオペラ鑑賞。

コンサート形式ということで、大掛かりな大道具などの装飾はなく、オケの代わりに音楽はピアノとヴァイオリン、指揮者はオケピではなく舞台の前に椅子に座っていらっしゃる…という、これまで観たことのないスタイルだったけれど、その分、歌に集中でき、また、出演者の方たちも純粋に歌で表現されることがダイレクトに伝わり真摯に気持ち良く演じていらしたように思えました。

ヴィオレッタを演じられた四方典子さんは、とても華やかで愛らしい方で、派手な衣装もとてもお似合いなのだけれど、今日の白い衣装もとってもしっくりと、清らかで気高い魂のヴィオレッタを演じられる姿は、ちょっと個人的に存じ上げている今の典子さんご自身の状態とも相まって神々しいくらいでした。

この『椿姫』のお話はよく知られているように、愛する人の年老いた父親の懇願により、高級娼婦だった過去を清算してつましくも幸せな愛の暮らしを手に入れたヴィオレッタが、愛する人への想いを偽り、身を引くという哀しいお話。

いつの世も、親は世間体を重んじ、そういう価値観で我が子を案じ、盲目的に我が子の世俗的な幸せを望む。そう、現代でも我が子の幸せ”のみ”に捉われ、他者の痛みに無頓着になってしまう親が少なくはないけれど、そういう親ではありたくない、いつも客観的に冷静に我が子のことを見守りたいと思うし、願わくば自分も娘たちもヴィオレッタの気高い魂で生きたいと思う。

我が子には勿論傷ついてほしくはないけれど、それ以上に人を傷つけず誠実に生きて欲しいし、幸せであって欲しい。誠実な幸せが死とともに訪れても仕方がない、生きてこその幸せを確実に手にして欲しいと思う。遠恋に行き詰まり悩んでいる娘への想いと重なる部分もあり、本当に最後は涙しそうになってしまいました。Dsc07807

会場の京都府民ホールは初めて行ったのですが、京都らしく落ち着いた建物で、ホールはこじんまりとして舞台がとても近く、本当に舞台の出演者の方との一体感も体感できた素晴らしいひとときでした。

2年ぶり

去年はお仲間のおひとりがご懐妊、ということで1回お休みになっていた恒例のクリスマスコンサート。
待ってました!!!


今年はショパン・リストの生誕記念、ということでプログラムは1801176903_187


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一部が

ショパン  ロンド ハ長調 作品73
ショパン  ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 第1楽章

休憩を挟んで第2部

リスト   ハンガリー狂詩曲 第2番
リスト   悲愴協奏曲

プログラムにはないモーツァルトのソナタの連弾で始まったコンサート。
これ、子どもの頃ピアノの発表会で弾いたことある…という曲だったけれど、2台のピアノで連弾するととても華やかで大人っぽくなりますね。
最初のお二人はシックな黒とグレーのドレスで登場。
演奏スタイルには特徴があると思うけれど、曲をパパパンと口遊みながら弾かれる演奏には、思わずこちらも惹き込まれてしまいます。
弾き語り・・って案外難しいのだけれど、弾き語りではなく、乗った時に思わずリズムが演奏を邪魔しない程度に口を突いて出るなんて、すごい余裕だな…と。
『ピアノ協奏曲第1番』は、先月観た映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』(http://kanon1211sukefuji.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-ef74.html)にも挿入されてた。確か、ショパンの遺骨がポーランドに帰るラストシーンじゃなかったかなぁ。。。
美しくも物悲しい旋律が、故郷を恋うる映像にものすごくマッチしていたのだけれど、ワルシャワの告別演奏会で初演された曲と訊いて納得!!!

第2部はリストの愛の夢の連弾バージョンからスタート。
おひとりが赤、もうおひとりが緑とクリスマスカラーの衣装で登場なさったお二人は、双方がママさんだなんて思いもよらないキュートさheart02

ハンガリアン・ラプソディの2番は、今度の春の発表会に先生と連弾する曲でもあるので、聞くにも力が入り、思わず指がつられて動いてしまいながらの鑑賞。
勿論アタシが弾くのとはアレンジも違って、完全版で華やか!!
あ~~~~、先生この曲練習なさって、合わせもなさりながら、レッスンではアタシのまどろっこしい演奏に付き合ってくださっていたのだ…と思うと、先生どんだけイラっとしてらしただろうなぁ・・と申し訳なく・・・・weep
とても足元には及ばないながらも、でも、人様に聴かせられるくらいの演奏には仕上げたいよなぁ・・・・と改めて・・・・。
ホンッと、良い刺激受けます!!!!
悲愴協奏曲は20分近くある大曲。よくこんな曲を選ばはったよなぁ…と。
職場の同僚の方も「リストは弦切れますねェ~」と仰っていて、「ヴァイオリンじゃあるまいし・・・」と思いながら、それほど弾き込まれてるんだ・・・・と感嘆したものですが、いやぁ、そりゃ、こんな曲20分も弾いてるとそういうこともあるかな…と。
サカナクションに心酔している友人が、このバンドはとても音に凝っていて、スピーカーの右と左とからの音の違いに気を付けて聴くと面白い!と言っていたので、この超鈍感なアタシが、ここのところ左右から聞こえる音の違いにちょっと気を付けるようになっているので、2台のピアノの掛け合いや強弱の譲り合いなどとてもよくわかり、面白かったです。
やはり、なんでも漫然と見聞きしてちゃアカンのよね・・・・catface

アンコールは、最初のお二人が最初に弾かれたソナタの3楽章を、2部の先生方が『聖しこの夜』をしっとりと弾かれ、クリスマス気分xmasに包まれて終わりました。
あ~~~、明日はツリー出そうっと!
そして、明日はちょっと真面目に練習しようっと!!

こんなこと、初めて・・・・・

今日は夏から始めたフルートの初めてのおさらい会でした。 Dsc07785



いつもレッスンしている丘の上のカフェで、お茶やお菓子をつまみながらのサロンコンサートのようなアトホームでざっくばらんな楽しい会・・・・(のつもりでした)

フルートを習うのは実は初めてではなく、高校卒業するまで続けていたピアノを、親元を離れることで続けられなくなり(自由に練習できるピアノがないので)代わりに何か持ち運びができて場所さえ確保できれば練習できる楽器をやりたい!!と始めたのがフルートで、東京にいた7年間と、関西に帰ってきてからおネエが生まれるまでの2年間先生について習っていました。
子ども達と一緒にピアノのレッスンは再開したものの、フルートはもう20年近くピアノの下で眠ってました。
そのフルートを再開することになったいきさつは、過去ログ(http://kanon1211sukefuji.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-7bc8.html)をご覧いただくとして・・・・

えぇえぇ、詠子先生にじょうず~~~~~にノセられて、調子よくもおさらい会に出演してしまい、おまけに「華音さん、また新しいこと始めたの!?本当に貴女は行動力の人ねェ~」と仰るママ友達までご招待してしまったのだけれど・・・・・。

結論。
ボロボロでしたcryingbearingcryingbearingcryingbearing
最初の出だしは良かったんです。
おっ、これなら良い感じで吹けるんじゃない???なんて悦に入って気持ち良~~~~く演奏・・・・していたつもりが、突如音が出なくなってしまった!!!!
見ていたツレアイは「息が続かんようになったんやろ」と言っていたのですが、決してそうではないんですweep
息苦しいわけでもなく、一生懸命に息を吹き込んでいるのだけれど、きっとどこかで音の出るポイントから外れてしまったのでしょう、、、、どんなに吹き込んでも、スカ~~~~~~っていう空気の漏れる音しか出ない!!
そうなるともう焦りに焦って、ついには指先がピリピリと痺れてきてしまい・・・・wobbly

途中、伴奏の独奏部分があったので、そこで息を整え、楽器を温めて次の演奏部分から再スタート、それも、最初は良かったけれど、段々音が出なくなり・・・・・sweat02downdown
ピアノ伴奏に助けられ、やっとのことで最後まで辿り着いた…という感じでした。


「緊張するよね」と休憩時間に口々にママ友達が慰めてくださったのだけれど、アタシは職業柄人前で話すことにも慣れているし、ピアノの発表会で毎年ソロ演奏もしているので、今更緊張もないだろう…し、実際緊張はしていなかったんですけれど・・・・・
”舞台の魔物”にここへきて初めて遭遇してしまいましたsweat01sweat01

原因に思い当たることがないわけではないんです。
開始前に、音出しのできる部屋に行きはしたのですが、何人もの人がそれぞれに音出しをされていて、自分の音など確かめようもなく、早々に”もう、いいや~~”と退散してしまったのです。
吹奏楽部でフルートを吹いてらしたことのあるママ友が「楽器温めてないとね・・・」と仰ったのだけれど、まさに、そういうことだったんじゃないか・・・・と。
ピアノの発表会の時は、開演1~2時間前にさらっと弾いて指馴らしをするのがリハなのだけれど、すっかりその感覚でいました。
管楽器の扱いを完璧に誤ってましたsad家で練習するときも、レッスンの時も、音階練習したり、簡単な練習曲を吹いたりして楽器が温まっている頃に課題曲を練習しているので、これまでこんなこと経験したことがなかったんです。
楽器を丁寧に準備しなかったので、楽器からしっぺ返しされたというところでしょうか。

ツレアイからは「体力不足、そして何より練習不足やろ。君はなんについても、準備が甘くて粗いんだよ」と一刀両断されてしまいましたが、本当、返す言葉もありません(泣
どんな状況に陥っても立て直すことができるのは、重ねた練習量から体得したコツと自信しかないのでしょうね。
ますますの精進をせねばなりません。

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しかし、こんなボロボロの演奏にも、綺麗なお花を頂き、本当に心癒されました。
早い段階でソロが終わり、他の方の演奏を聴いて感嘆する中にも自分の不甲斐なさが思い返されてちょっと凹んでいたのですが、最後のアンサンブルは、アタシがコケてもフォローしてくださる方は何人もいらっしゃるし、これ以上の失敗はないだろう…と変に腹も括れて、またフルートを吹くことでさっきのリベンジ!!みたいな気持ちもあり、すご~~く気楽に、本当に楽しめました。

これで、この秋の怒涛の発表会ラッシュは終了~~~。
次は来年4月のピアノの発表会、5月か6月のフルートの発表会で雪辱を果たさなければ。。。。
「もう、次の発表会の曲、予約~~っていうメールくださった方もいらっしゃいます、ね、華音さん!」と先生から名指しで言われたのは
「もうこんな時期から曲決めてるんやから、次はしっかり練習して準備万端で臨め、ってことやろ」とツレアイがいうのはごもっとも!
頑張りますっっ!!
2016年9月
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