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熊谷 達也 『まほろばの疾風』

51dt2yy4stl__sl500_aa300_同じ作者の『荒蝦夷』と同じ題材(呰麻呂の乱と阿弖流為)を扱っているが、ストーリー建てがかなり違っている。

蝦夷についての公式記録は殆ど残っていないのだろうから、どんなストーリー建ても後世の想像力に委ねられ、自由なのだろうけれど、アタシは個人的には『荒蝦夷』よりはこちらのストーリーの方が好き。
この作者はよほど母礼を女性と見做したいのだろう。古代社会には呪術に秀でた巫女が国を治めるという卑弥呼のような例もあり、また、未開地にはアマゾネスなどの女性戦士も見られることから、そう考えても不思議はないのかもしれない。多様なストーリーが可能であるところが歴史小説の面白さかもしれない。
それでも高橋克彦の『火怨』には敵わないと思う。

結末がわかっているだけに、悲痛さを持って読み進めたが、ラストは『火怨』よりは美しい仕上がりになっている。

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