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池永 陽 『殴られ屋の女神』

41w5f3n4bcl__sl500_aa300_リストラを機に離婚し、家を出て恵比寿駅前で”殴られ屋”をやっている、人並み外れた太さの首を持ち打たれ強さが強みの須崎と、歌舞伎町で愚連隊に絡まれているところを須崎に助けられ、行く当てのない彼を同居させている高級男娼の豊。

彼らは共通の”傷”と”トラウマ”を持つ。

殴られ屋の商売の中で出会う人たちの人生と彼らの人生とが交錯する時間を描く連作集。

これまでに読んだこの作者の作品は、どれも”生きる気力”を喪い、しかし、つつましく暖かく生きている、どちらかというと穏やかで煮え切らないイメージだった。
しかし、この作品は、とにかく毎回”嫌な奴”がぶちのめされる”爽快感”がある。ぶちのめす主人公にもダメージはあるけれど・・・。
この中の『体罰教師』を、今、世間の人達はどのように読むのだろうか??

この作品が映画化され視覚化されたら、あまりの非現実性が薄っぺらく見えてしまうと思うけれど、小説だからこそ、あるいはこういう世界もありか…と思える。

この人のスタイルには珍しく、毎回エンディングが明るい・・・・と思っていたけれど、最後がなんとも切な過ぎた。
いや、あるいは?????と望みを残すエンディングではあるけれど・・・・

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