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2013年1月

『バタフライ・エフェクト』

チビがお友達から借りてきたのを家族で視聴。51rwzft6ejl__sl100_

バタフライ・エフェクトという、小さな蝶の1回の羽ばたきが原因で、地球の裏側で津波が起こるという理論があるらしいが、蝶の形を脳の形に擬えるなど、最初から仕掛けあり!

あの時ああするのでなく、こうしていたら・・・・そんな人生の分岐点は誰にも無数にある。
それを自由自在にリカバリーしたりできないからこそ人は悩み、後悔し、懺悔し、宗教や哲学や文学が成立する。
しかし、そんなことが可能であればまた、そこに文学が成り立つ。

ストーリーのあまりのスピードと荒唐無稽さに着いてゆけなくなり、ツレアイは途中でリタイア。
”我慢して”見続けたチビとアタシは、無数に張り巡らされた伏線が終盤一気に回収されてゆく快感を体得できた!(笑

エンディングが意味深。
ストーリーは勿論エンディングも含めてぜぇ~~~~~~~~~ったいに”あり得ない”作り話。
だけど、自分の人生の分岐点のあれこれに思いを馳せるモティベーションには十分になり得る。
あまりに無意味過ぎて、アタシはすぐに考えるの辞めちゃったけど…(笑

池永 陽 『漂流家族』

51xzphrnmcl__sl100_はい、アタシにありがちな偏執的な怒涛の一作者シリーズ(笑


これは、初めて読んだ2冊とはちょっぴり作品のテイストが違う。
テーマは「家族のカタチ」
夫婦の、あるいは親子の、そして家族になるかもしれない恋人との、それぞれにささやかな問題を内包した関係性を掬い取った短編集。

この作者のスタイルとして、エンディングは読者に委ねられる。
だから、”はい、チャンチャン!ハッピーエンド良かったね~”とか逆に”あ~、哀しい結末でしたねェ~”なんてオチがなく、この夫婦は、親子は、この先どうなって行くんだろう???と、とても落ち着かない、こころのどこかに宿題を残すような作品。
そんな中で唯一小さな安堵のため息で読み終えられたのが最後の『バツイチ』
これをこのアンソロジーの最後に持ってくるあたり、秀逸!!

でも、アタシ自身は全8作品の中のちょうど中間点に配置された『紅の記憶』が一番強烈に心に残った。
人間誰しも些細な過ちを犯す。
それが最後の最後まで熾火のように心に残るのだという事実が哀しく、そしてまたそこに人間の美しさを見た気がした。

池永 陽 『珈琲屋の人々』

関東の小さな商店街で親から受け継いだ珈琲屋を営む前科者のマスターが核となり、その小さな珈琲屋に集い来る人たちの小さなストーリーの掌編集。511kwrgtkl__sl135__2

『コンビニ・ララバイ』とすごく似た香り。
どちらが良かったか?と問われると、アタシはこっちかな。

何より、コンビニよりも珈琲店の方が好きだし、死者に思いを残す、という感情は私にはあまりにも遠いところにありすぎて、うっすらと理解はできても共感はできないけれど、取り返しのつかない罪を犯し懲役をした、などと言う経験もこれまた幸いにもないけれど、それでも、生きてすれ違った人間に対する想いや、自分の力だけではどうしようもない思うに任せない現実など、共感できることが多かった。

池永 陽 『コンビニ・ララバイ』

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なんだか、重松清の作品を読んでるようだなぁ~と思っていたら、解説で北上次郎氏が「『重松清と浅田次郎を足したような小説だ。この二人の作家の傑作のエキスをシェイクしたらこんな小説になる』と新刊時に書評に書いた」と書かれており、さらに「これ以上付け加えることは何もない。後は黙って読まれたい。」とあり、ものすごぉ~~く納得!!

すごく真っ直ぐで、正義感溢れているのに、生きることに無気力になっている中年男が経営する”やる気のない”コンビニに寄り来る人たちと、その店長やパートの女性が織り成すアンソロジー。

ワクワクドキドキはないけれど、じんわり”いいお話だったなぁ”と思える短編たちが一つの温かい世界観を作っており、またこの人の作品を読みたい、という気持ちにさせる。

『TIME』

2013.1.1551g1x7gigrl
チビがお友達から借りてきたのを家族で鑑賞。

近未来。人間に与えられた命(貯金)は25年。それ以後は歳を取らない。そのかわり労働で時間を買う。支払いも自分の持っている時間で…。
文字通り Time is Money.
しかしそこには、少数の富裕層が不死を得るために、多くの貧民が時間(=命)を消費する”仕組み”が作られていた。
日々”一日分”の命を生きているスラムに住む主人公が、死なないでいることに疲れた富裕層の老人(見た目は青年)から、その”仕組み”を知らされ、莫大な時間を譲られ、殺人の容疑を掛けられながらもその”仕組み”をぶっ潰すべく、富裕者層の住区へ乗り込む。
そこで、富豪の令嬢と恋に陥ち、最初は身代金目当てでの逃避行。
心惹かれあいながらも、時間への価値観の違いで反発しあう二人が、青年の清貧な誠実さから共に”SF版ネズミ小僧”になって、追っ手を掻い潜る。

斬新な、しかし現代の資本主義社会、格差社会への疑問など示唆に富むストーリーとタイムリミットのドキドキ感(これは、『96時間/リベンジ』なんかよりよっぽどスリルに富んでる!!)、アクションとギャンブルでの駆け引きの爽快感。
それに加えて、アマンダ・セイフライドがこれまでのただただ”明るく可愛らしい”を脱却してのカッコ良さ!!!
これは、観て損はないわ~~~。

『ドラゴン・タトゥーの女』

819cs2jyosl__aa1500_ダニエル・クレイグが主演しているので借りてみた。

話の展開がすご~~く速いから、なが~~いストーリーも飽きずに見られた。
しかし、如何せん北欧の名前なので、名前が覚えきれず、これって、誰のことだっけ??と混乱することしきり。

IT操作に関して類稀な能力を持ちながら、対人関係をうまく結べず孤独に生きるリスベットが痛々しい。
彼女が献身的に協力しながらミカエルと解き明かしていくストーリーは、うまく伏線を回収していくので、一緒に謎解きを楽しむことができ、グイグイ引き込まれとても面白かった。

依頼された事案は解決し、これで終わりか…と思っていると、エリカ様ばりの金髪に変装したリスベットの大活躍。だけど、結末はなんとも切ない。
これは、ダニエル・グレイグあかんわ~~~、とおネエと悲憤慷慨していると「なんで?ミカエルなんも悪ないやん。別に騙したわけでもなんでもあらへんし」とツレアイ。
やはり、男性の感性と女性のそれとは交わることがないね。

『96時間 リベンジ』

http://www.foxmovies.jp/96hours/Cinematodayw_n0046700_0enlarge



2013.1.12 おネエ、ツレアイと
チビが一番観たがっていたのだけれど、彼女が部活の間に3人で観てしまった。

リーアム・ニーソンの無敵親父ぶりが目玉で、妻も娘も絶対に助かることがわかってるから安心して観てられるんだけど、それだけにありえなぁ~~~~い!!!と突っ込みどころ満載。
キムがとっても”いい娘”過ぎる。。。。
普通そういうのって、親に対してキレて絶交状態になるやろ?ってとこで”パパ、愛してる”なんて言っちゃうところがアメリカンだわ。

先日観た『007 スカイフォール』もそうだったんだけど、アクション映画の舞台、イスタンブールがカブってるのは偶然??
いつかイスタンブールに行くことがあったら「あ~~、このバザールの屋根、ジェームズボンドがバイクで走ったり、キムが逃げたりしてたとこだ~」と思ってしまいそう(笑

ある者にとっての正義は、その名のもとに成敗された者にとってはリベンジの充分な理由になり得る。
万人に通ずる正義など、実はあり得ないのかもしれない。現実的にも・・・・
だから、正義を振りかざす国家も人も胡散臭く、とても危険な存在だともいえる。

『バトルシップ』

51fr1fbufml__sl500_aa300_「浅野さんがカッコ良くってさぁ~」と、帰省する長距離バスの中で観た、というおネエ一押しのユニバーサル映画100周年記念の超大作…らしい、SF+アクション+モンスター+パニック、すべての要素を盛り込んだ、荒唐無稽奇想天外な作品。


いや、こんな怖い地球外生物が飛来したらもう、終わりでしょう。
どういう判断基準でこの地球外生物が攻撃をしなくなるのかもよくわからんし、いや、これはもうダメでしょという間一髪のタイミングで助っ人が表れて危機回避、っていうのも如何にもハリウッドもの!
その”あり得なさ”を楽しむエンタテイメント作品だね。

アタシ的には「この提督、96時間のお父さんやから、絶対娘のことは守るで~、簡単に赦してもらえるはずない!」というチビの言葉が一番ツボでした(笑

『GIGN』

61dxet87aql__sl500_aa300_ドキュメンタリーやアクション、史実に基づくストーリーモノが好きなチビが何かのDVDを観たときに予告映像をみて、観たい!と言ったので借りた作品。


こんな事件があったのか~~、と考えさせられた。
チビと一緒に映画館で観た『ARGO』と同様ハラハラさせられたけれど、どうもストーリーの展開に脈絡がなく、編集の都合でカットされているのか、繋がりがわかりにくいシーンも散見してた。

武力による脅威に屈しない、という国家の姿勢はわからないでもないけれど、だからといって国家の権威の為に失われて良い命は一つとしてないはずだし、テロは憎むべき犯罪だけど、そこに至る人たちの心情(信条)を理解し、歩み寄ることで、少しでも人類の博愛精神が発揮され、尊い人命が理不尽に失われることのない世界を築いていきたいなぁと切に思う。

武力を武力で、脅威を脅威で制することは、何の解決にもならないよ、やっぱり・・・・・・。

『英国王のスピーチ』

511hv6rtcql__sl500_aa300_『レ・ミゼラブル』を観た後に、ツレアイのお奨めで借りていたのを観たのだけれど、コリン・ファース演じるジョージ6世の妃が「あれ?この人、昨日の宿屋のおかみさんや!」でビックリ!!

そして、監督も『レ・ミゼラブル』の監督なのね。

いやぁ、これは実話をもとにしたお話だからある意味淡々としているけれど、でも、とても心に響く、”そりゃ、これはアカデミー獲って良し!!”というハートウォーミングな作品でした。

ツレアイやチビはそうでもなかったようだけれど、アタシはジョージ6世の兄のエドワードがすごぉ~~~~くキライになった。

『レ・ミゼラブル』

Image_2言うまでもない、目下上映中のミュージカル映画。
2012.12.30 家族で鑑賞。

これまでに観たミュージカルの中で一番好きで、原作を子どもの頃に名作集で読んで感動したのは勿論、1996年ロンドン公演を観たときにCDも購入して聴き込み、原作を改めて読み直したほど好きな作品の映画化、しかもアマンダ・セーフライドとヒュー・ジャックマンで演じられるなんて…と、期待感MAXで出掛け、その期待は裏切られることはありませんでした。

ミュージカルに忠実なストーリーやお馴染みの楽曲の曲順で、ミュージカルの感動が甦り、しかも、映画ならではの豪華な映像が舞台以上のリアリティを喚起する。
人物造形は、コゼットよりもエポニーヌ、マリウスよりはアルジョラスにより魅力を感じるので、彼らを演じる女優さん、俳優さんに肩入れしてしまう。(本田美奈子のエポニーヌにひどく心揺さぶられたのと同じ…)
アマンダは可愛らしく、歌は抜群にうまいのだけれど、感動できるのはこの作品のコゼットより、マンマ・ミーアのソフィの方だったかな。

ジャベールを演じたラッセル・クロウは、新境地を開いたのではないかな。
これ、Blue-Rayが出たら買っても良い、と思えるほど感動でした!!

『ホワイトクラッシュ』

ツレアイの強い推しで、家族で鑑賞。 原題は『The Snow Walker』517qtptthl__sl500_aa300_



原題の方が良いのにどうして邦訳するんだろう???
数軒のTSUTAYAの店舗で探すも在庫がなく、TSUTAYA DISCUSでレンタル。

「アイ・アム・レジェンド」「LOST」を超えたサバイバル!!
と、Amazonの内容紹介にはあるけれど、ん~~~、確かにサバイバル映画ではあるのだけれど、SF系のパニック映画ではなく、ことばや慣習を超えた人間の生きる力や人間愛、信頼などを描く、ヒューマンなドラマだったと思う。

日本では大々的に取り上げられなかった(ロードショーしてたっけ??)作品だけど、これは、確かに良い!
女優さんではない、素人さんのイヌイットの女の子が本当に凛として可愛らしくて、素敵!!

『007 スカイフォール』

2002012.12.24 ツレアイと鑑賞
映画館はまぁまぁ人が入っていたけど、ほとんどがアタシ達の年代。
ツレアイはこれまでの007シリーズを良く知っている人なので、マンネリというか、「もう、無理やで~。これは流行らんわ」と言ってたけど、アタシはそこそこ面白かった。

最先端のIT技術を駆使する情報戦の気鋭と、スコットランドの猟館を基地にしたアナログな戦法とのぶつかり合い。
”空が落ちてきた(青天の霹靂)”に籠められた、信頼し敬愛していたM(Mother)に見捨てられ裏切られたと感じる甘えと孤独感。
ジェームス・ボンドの生い立ちの秘密が明かされるのかと思いきや、それはなんとも消化不良ではあったけれど…。
オープニングのアデルの歌がすっごくカッコ良くて、観た後何日も耳を離れなかった。

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