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2012年6月

充実&消耗

6月24日(日)

チビは試験前というのに容赦なく朝から試合。
お弁当持たせて送り出したら手持無沙汰になるので、ツレアイがバスの中に吊ってあったというチラシを持って帰ってくれて、一緒に行こうか…と言っていたけれど結局出張まで機会がないまま彼の留守中に会期を終える藤城清治の影絵展を観に行くことにした。
120624_085909ちょうど10日間のムジークフェストも最終日、ということで、あと一つくらい聴いておきたいな~…と、公式ガイドブックを睨み、9時の開館に美術館に入り、10時半から12時半までのピアノのチャペルコンサート(http://www.naraken.com/musik/624.html)を聴き、2時半からのスポーツジムのレッスンを受ける計画を立て、出発!!

8時半に学校に着くように行く、というチビと一緒に出たのでは少し早いか・・・・と、チビを送り出した20分後くらいに出発、予定通り9時に美術館に着いてビックリ!!!
会期最終に近くなると混雑が予想され、入場制限も考えられるが、朝の早い時間は比較的すいている・・・とHPの案内で見てはいたけれど、開館時間の9時にはもう長蛇の列。
くはぁ~~~、抜かったbearingチビと一緒に出れば良かった!!と思っても後の祭り。開館より2,30名ずつの時間差入場で、何回目かにギリギリアタシの前で切られ、やっと入場できたのが9時半過ぎ。
それでも、並んで観た甲斐はありました!!!
絵本や挿絵やポスターで観たことはあるけれど、やはり原画の影絵の美しさは比類がない。
『米寿記念』の展覧会だったそうだけれど、米寿を過ぎられてなお意気軒高。サイン会に来られるたびに奈良の街や寺社のデッサンをされ、それも展示されているので、最終日の24日が一番展示作品数が多くなっていたことになり、ラッキー!!!
藤城さんの影絵と言えば、どことなく西欧風なイメージだったけれど、西遊記の影絵あり、バリの影絵劇ワヤン・クリの影響を色濃く受けた『ラーマー・ヤナ』の人形たちや、『西遊記』の影絵など、オリエンタルな雰囲気のものも味わい深く、アタシの好きな楽器モチーフもたくさんあり、チビやおネエにも見せてやりたい!!と思った。
そして、マドリッドでピカソの展示室を観たときにも思ったのだけれど、どんな作品でもやはりしっかりとしたデッサンがなされていることに感銘を受けた。
やはり、基礎基本はどんな大家にも、いや、大家ほど(だからこそ、大家となっているのだろう)大切なんだなぁ。。。。。Dscn0473_2

ゆっくり作品を観て、また、ミュージアムショップで絵葉書を前にあれこれ目移りし、美術館を出たのが10時半を回っていた。

焦っても仕方がないと腹を括って、ピアノコンサートの会場である教会に向かう。
と、これが(アクセスを確認するためにHPを閲覧し、もしやとは思っていたけれど・・・・)バリバリの日曜礼拝。信仰を持たないものには非常に居心地悪いものだったけれど、讃美歌『慈しみ深き』は、友人や後輩の結婚式でも何度か謳ったことがあり、信仰の有無は別にして、伸びやかに歌うことは、カラオケも縁遠くなった身にはとても気持ちが良い。

讃美歌斉唱の後、ムジークフェストの一環のコンサート。
演奏曲は
シューベルト  『アヴェ・マリア』『水の上に歌う』(リストによる編曲)
ベートーヴェン 『ソナタ第32番 OP.111』

ピアニストの方は、今回のムジークフェストではこの教会での演奏の他に、大学講堂やホテルでのランチコンサートにも出演されていたけれど、この教会ではクリスチャンであることをカミングアウトされ、クリスチャンとして同じ信徒に向けて演奏することを意図されていて、ベートーヴェンのソナタでは、それぞれのメロディについて、どんなことば(聖書のことば)を思い浮かべながら弾いているかをスクリーンに映写しながら、というかつて観たことのない試みをされていて興味深かった。
ご本人自身もMCで仰っていたけれど、「教会での、礼拝に集まった信者に向けての演奏、と思っていたけれど、こんなにたくさんの、キリスト教に関係のない方も集まってくださって、ピアニストとしての自分とクリスチャンとしての自分とが不可分になり、混乱」されていたようで、あれれ?というミスタッチもあったけれど、そこに彼女の、ご自身の立ち位置に苦悩される演奏者の懊悩も感じられ、すごく生々しい魂の揺らぎを感じさせてもらった。
”卆なく””聴かせる”ことを目的とし、ちんまりと無難にこなされるリサイタルでは感じたことのないもので、とても新鮮でした。120624_115758
コンサートやリサイタルはもちろん聴衆あってのもので、だからこそ”聴かせる”演奏をしなく”てはならない”のだろうけれど、音楽は演奏者のもので、演奏者の魂が聴衆を揺すぶる、のだとすれば、演奏者の懊悩や動揺もひっくるめて鑑賞できるのが生の醍醐味かな…と。


演奏の後、牧師さんのお説教があるというので、「今しばらくお付き合いください」と言われたのだけれど、信者でない聴衆の方が続々退場されるのに便乗して、アタシも退出。
120624_123023
そこからぶらぶら地図も見ずに、方向感覚だけで歩いてならまちを抜け、若い起業家を支援するスペース「夢 CUBE」(http://www.mochiidono.com/CCP010.html)にご姉妹で出店されているタイ料理とタイ雑貨のお店でランチ。
可愛い鹿のパイがついたタイ米にタマリンドの酸味と生姜の利いたゲーンハンレイというカレー。すっごくスパイシーで汗がどっと出るけど、後味爽やか。メニューに書かれていた通り、”やみつき”になりそうでした。

この後は、ヨガでお世話になった(今は嫁いでアメリカにいらっしゃる)あっこ先生の妹さんあゆみさんのカフェで、出来立てのアップルパイを頂き、半日の奈良散策はおしまい。

自宅近くのスポーツジムに戻って、2時半から5時半までスタジオレッスン3本とクロストレーナー(手と足とを一緒に動かすウォーキングマシーン)、チビが5時半に学校を出た、というので5時半からジムの露天風呂に入って、買い物を済ませチビより先に帰宅。
チビが出掛けている間目一杯フリータイムを満喫。
夜はもう早々に眠くなってしまい、試験勉強頑張ってるチビには申し訳なかったけれど、ゴメ~~~ン!と10時半には就寝してしまいました。

あ~~~、くたくたになったけど楽しかった!!!!

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

結局観る前も観た後も、このタイトルの意味がわかんないまま・・・・・。

最愛の父を失った哀しみから逃れられない少年オスカーは、父が遺した一本のカギにメッセージが込められていると信じ、NY中の鍵穴を探す旅に出る。

イベントホールの上映予告チラシにはこう書いてある・・・が、NY中は誇張。
9.11の犠牲者、という特殊な事情はあるけれど、このお話は現代アメリカの、そして間違いなく日本も追随している病理をつぶさに描いている。
アスペルガー判定が”不確定”な少年、少年の年齢に比してやや高齢な両親、少年が出会う人々が抱える様々な問題。
少年のよき理解者であり、社会性に難ありの少年を教え導く父親役のトム・ハンクスの役柄が、この映画のキモだったのかもしれないけれど、私には、最愛の夫を亡くすという失意に打ちひしがれながらも、それを認めることから始め、認めることのできない息子を案じつつ、そんな息子に余裕がないゆえの残酷な言葉や態度で接しられても、すべてを受け入れ、黙って息子を見守る(本当に、ただ、”見て”いるだけでなく、実質的に”守る”ところまで行動している母親役のサンドラ・ブロックの言動にぐっと来た。映画の意図しているところとは違ってるかもしれないけれど・・・・・。

私は映画を観ると、つい「この映画が語る哲学はなんなんだろう?」と、フランス人のような映画の見方をしてしまうのだけれど、先日観た『マネーボール』といい、アメリカ映画は単にストーリーを羅列して見せることが目的で、そこに教訓や哲学はない、のかもしれない。

ムジークフェストなら Vol.2 (6/30追記あり)

6月20日(水)

職場近くの美術館で、アタシのピアノの先生とフルートの先生ご夫妻が、ムジークフェストならの一環でコンサートに出演される(http://www.naraken.com/musik/620.html)ということで、昼までの仕事を終え、Dash!!するも、会場ホールに辿り着いた時にはプログラムの最後の『岩上の牧人』の途中。あ~~~、残念、悔しい!!!weepと思っていたら、アンコール曲演奏。
フルートソロが村松崇継さんの『EARTH』、クラリネットは曲名聞き取れなかったのだけれど、カッコいいジャズのメドレーで、チビが先日のピアノ発表会で後輩と連弾した『I Got Rhythm』もリズミカルにアレンジされてて素敵でした。最後にフルートとクラリネットのアンサンブルで、よく知ってる心地良い曲を演奏してくださったのだけれど、曲名忘れてしまった・・・・・これだから後回しにするとダメなんだよね・・・・・・また先生方にお伺いして、わかったら追記しますね。

会場で奇遇にも、つい先日同窓会の県支部総会でお会いした大学の大先輩の方のお隣の席になり、先輩はお友達と”紫陽花を観に来たんだけどね、こんな素敵なコンサートやってて・・・嬉しかったわ”と。
それで、アタシも母との待ち合わせの時間まで、美術館のお庭を散策。あじさいの小道、と名付けられたところを歩くと、確かに小道の両側は紫陽花だったけれど、もう時期が遅かったらしくdown最盛期には色とりどりの紫陽花に囲まれる素敵な小道なのだろうな・・・と思います。

母と落ち合って昼食を済ませ、次は母と、上村松園さん母子孫三代の日本画のコレクションギャラリーである松柏美術館で開催されるコンサートへ。
ここでは、展示室での演奏で、椅子の用意などはなく、聴衆は1部30分ずつの演奏を立ちっぱなしで聞くという、ちょっと過酷な設定。
母が疲れているようなら途中で帰ろうと思っていたけれど、2部からは2階回廊に移動し、地べたに座り込んで聴いたので、なんとか最後までOK.

プログラムは
1部がフルートとハープで
メンデルスゾーン   『歌の翼に』
グノー          『アヴェ・マリア』
モーツァルト      『フルートとハープのための協奏曲』第2楽章
クルムフォルツ     『ソナタ3番』

第2部は箜篌(くご)という、シルクロードを渡り正倉院に残る天平時代の竪琴(復元)とハープのソロ演奏
箜篌
正倉院に残る最古の天平琵琶譜 『番假崇(ばんかそう)』
本田祐也        『輪』
ハープ
サルツェード      『夜の歌』
ピエルネ         『即興的奇想曲』

第3部はフラウト・トラベルソという、フルートの原型のような木管楽器とリュート(西洋画でよく見る琵琶のような楽器)
アンサンブル
ヘンデル        『フルートと重奏低音のためのソナタ』第1楽章(アンコールで第4楽章)
フラウト・トラベルソ
バッハ          『無伴奏フルートのためのソロ』よりアルマンド
リュート
レスピーギ       『シチリアーノ』
高本一郎       『青い月』
小バッハ        『ソナタ イ長調』第1楽、第4楽章

ハープは、オーケストラの演奏の中で聴くことはあっても、ソロでの演奏を聴くのは滅多にないし、箜篌など観るのも聴くのも初めてで、とても興味深く、あっという間の2時間半でした。

フルートとクラリネットのコンサート会場も、松柏美術館の展示室も満席状態で、奈良という街の音楽志向の高さを改めて痛感(奈良県はピアノの保有台数が日本一、なのだそう)するとともに、こういう大規模な音楽祭の開催を勇断された企画者の方たちに感謝と敬意!!
母も「こういう企画があるって良いわねェ。文化水準が高いのねェ・・・」と満足げで楽しめた様子。
この後、母と景色の良い珈琲店でケーキセットを恃んでお喋りしてから家路に就きました。

ここのところ、別に何と言って特別なことをしているわけではないのに、その日の記録をその日に書き留められないほどの余裕のなさsweat01sweat01
あれこれと抱え込んだ雑用に、期限のあるものから順に取り組んで、こんなお遊びのブログの更新など後回しになるのは正しいプライオリティの運用だけど、それでもこんないっぱいいっぱいなのは”豊かな生活を丁寧に楽しむ”というアタシの人生哲学に反するから不本意。
その日の感動が冷めやらぬうちに書き留めることもできないのは、明らかにキャパ以上の雑用を背負いこみオーバーワークになってるから。
少し、精査していかなければ・・・・・とは思うけれど、この貧乏性、ちょっとやそっとで改善は難しそうです(-_-;)(>_<)

《追記》
昨日フルートとピアノのレッスンがあり、お二人の先生に確かめたところ、アンコールで演奏されたのはドビュッシーの『小舟にて』でした。
確かに好きな曲で、この曲アタシ先生とも、そしておネエとも連弾したことがあるらしいのだけれど、すっっっっっっかり失念。
アタシの記憶力、かぁ~~~~~なりヤバいぞbearing

            

忙中閑あり

昨日は朝一からの通常業務→サブの職場での公開プレゼン→職場に戻ってインターンさんの業務観察&プチ評価→チビの修学旅行の説明会を済ませて15時過ぎにやっと昼食→久々のヨガスタジオでレッスン1本→コンサート。
朝から出ずっぱりで、チビと合流して帰宅したのが23時半過ぎ。
一抹の不安を抱きつつ外干ししたタオル類は、予報より早く降り出した雨でぐっしょりdowndown
なんとも”あぁ~~~~~ぁweep”な結末でしたが、ヨガのお蔭かブルーデーの腰痛が緩和、そして何より、ムジークフェストなら(http://www.naraken.com/musik/index.html)のコンサートが、洗濯物を濡らしても、行って良かったshineshineものでした。

この『ムジークフェストなら』は今年初めて開催された大規模な音楽祭。
アタシの師事しているピアノとフルートの先生たちもこの音楽祭の中のコンサートに出演される、ということで気になって公開HPを観ていたら、先日ピアノの先生と出掛けたピアノDUOコンサートの演奏者ザイラーご夫妻のご令嬢、ザイラー希生さんが出演される、ということを知り、事前申し込みをして入場券をGETしていたのでした♪
先週末は休み返上で販売応援(よく、大型電気店などにメーカーさんが法被着ている、あれ!あれは休日勤務手当の必要ない管理職にやらせるのだそう)、火曜水曜は学会で東京出張、学会の後片付けで24時前に帰宅した翌木曜は出張中の業務処理に追われこれまた退社時刻が22時を回っていたけれども、”今日はなんとしても早く出るわ”と開演ギリギリ、アタシとはタッチの差で会場に着いた妹とww

『ドイツポエムの宝石箱』と銘打たれたコンサートのプログラムは

シューベルト    軍隊行進曲1番                DUO Ykeda(池田珠代&パトリック・ジグマノフスキー)
シューベルト    バイオリンとピアノのためのソナチネ   希生ザイラー
                                       パトリック・ジグマノフスキー
シューベルト    幻想曲  ヘ短調 D940            DUO Ykeda
ブラームス     ハンガリー舞曲より3曲            DUO  Ykeda
                             (※1番、4番、5番でした)
                 休憩
シューベルト     音楽に寄せて                  マリアンヌ・デラキャサグランド
            糸を紡ぐグレートヒェン            池田珠代
            <白鳥の歌>よりセレナード
            ます
バッハ        コンチェルト  ヘ短調 BWV 1056     Orchestre d chambre
                                      パトリック・ジグマノフスキー
                                      大友直人
モーツァルト     ディヴェルティメント KV 136        Orchestre d chambre
                                     
            ディヴェルティメント  KV 138                大友直人

Sn3t0030

ピアノの演奏を聴いて思ったのは、小さく(PやPP)ても存在感がある音を出すことの重要性。聴いていればわかることではあっても、自分がその音を作ろうと思うと並大抵ではない。
ハンガリー舞曲の解釈は、アタシの好きなものではなかったけれど、そういう解釈による演奏もあるのかと良い経験。
マリアンヌさんの声は、メゾソプラノだということもあるかもしれないけれど、とてもふくよかで安定していて、聴いていて心地よい。世界に飛び出して音楽修行をする人は少なくはないけれど、さすがにそういう母集団の中から国際的に認められる人の声は、素人のアタシが聴いても納得。
希生さんは着物地のような艶やかな朱色のドレスに、黒縁の眼鏡をかけて登場。
気取らない立ち姿からまろやかで美しい音が奏でられる。

アンコールなしで予定終了時刻を1時間もオーバーした(これはプログラム作成時のタイムキーパーの失態だと思うのだけれど・・・・)コンサート、専用のコンサートホールではなかったので、3時間座りっぱなしでいるにはお尻には厳しい椅子だったけれど、演奏については大満足。
翌朝(今朝、だね)早くに海外出張から帰国する夫君を飛行場に迎えに行く、という妹は、約束していたディナーも一緒にできずそそくさと帰路に着いたけれど「今日はありがとう。なかなか楽しめたよ。」とのメール。
忙しい日常を送っているからこそ、ちょっとした時間、こういうことに割いても良いんじゃないか・・・・と思う。

今日はこれからフルートのレッスン→大学の同窓会県支部総会→ピアノのレッスン、そして明日の早朝に渡米するため空港近くに前泊するツレアイの送り出しです。
忙中の閑を楽しめる気持ちの余裕を持って過ごしましょうww

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