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東野 圭吾 『プラチナデータ』

『麒麟の翼』がすごい予約待ちだったので、他のを…と探してリクエストした1冊。
ものすごい読み応えのある1冊だった。 4151w64kxvl__sx230_


これ、今ニノとトヨエツとで映画撮ってるんだね・・・・(来年公開予定??)
ニノが神楽で、トヨエツが浅間かな??(どーでもいいけど、警察側の登場人物、関東の山地高原で統一してる???浅間、那須、志賀、蓼科)

最後結末は急転直下っていう感じ。
コナンの黒幕は阿笠博士だ・・・っていうくらいの大どんでん返し。

国家が国民のデータを管理しようという試みは本当に危ういと思う。
アタシは、本来科学技術の必要以上に急激な進化の必要性を感じないし、そこに危機感を持っているアナクロな人間だけど、為政者や体制寄りの(お抱え)科学者がいくら”ロジカルなエビデンスに基づいて”安全性や無害性を主張しても(いや、それを主張すればするほど)、そこには為政者の思惑や一部の上層部の人間だけの利益などが巧妙に隠蔽されているとしか思えない。
そして、その”欺瞞”は、自然に拠って生きる”生物”の”本能”で嗅ぎ分けるしかなく、科学技術は、人間からその”本能”を奪う方向で進化しているとしか思えない。

この作品は、まさにその”本能”の減退に警鐘を鳴らし、国民を骨抜きにし、一部のものが多くの市民から”搾取”しようとするシステム構築の危険性を示唆していると思う。

本当に残念なことだけど、人間社会には真の平等はない。
では自然社会にあるかと言えば、それもない。
自然界に存在する弱肉強食の自然淘汰を、人間は文明や知恵で均し、平等を手にしたと思っている(思いたがっている)けれど、文明や知恵が巧みにその格差を大きくしていることに気づいてはいない。
だったら、リュウと同化した神楽のように、そんな”格差社会”に与せず、一歩下がって土俵から降りる方がより”人らしく”のびのびと生きられるのではないか・・・・と、考えさせられた。

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