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シュテファン・ツヴァイク 『人生の星の時間』

41wpjzeqg4l__ss500_児玉 清さんの著書で触れられていて気になって図書館にリクエスト。

翻訳ものにありがちな、持って回った難解な表現で、サクサクとは読み進めない難敵でありながら、歴史小説が好きなアタシにはたまらない歴史掌編集でした。

××××年○○月△△日と、歴史的な瞬間のある一日やその前後を切り取って著した着眼点、そして、その瞬間が如何に人類またはその人物にとって大きな瞬間だったか…を否応なく突きつけてくる筆致は、さすが、子どもながらに心震えた『マリー・アントワネット』を著した作者の筆力だと、改めて感嘆。

・ヌニェス・デ・バルボアによる太平洋の発見
・ビザンチン帝国がトルコによって滅ぼされた日
・ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルの脳溢血からの復活
・ラ・マルセイエーズが作曲された夜
・ウォーター・ルーでナポレオンが敗戦を喫した日
・マリーエンバートの悲歌をものした頃のゲーテ
・カリフォルニアのエル・ドラド(黄金郷)が発見されたいきさつ
・ドストエフスキーが死刑を免れた瞬間
・ニューファウンドランドとアイルランドを初めて海底電線で繋いだ男
・トルストイの未完の戯曲『光闇を照らす』へのエピローグ
・スコット大佐の南極での最期
・レーニンが亡命先のスイスからロシアへ戻った日

の12の部分が描かれているが、アタシはカリフォルニアの金鉱の発見者の数奇な人生と、南極で果てたスコット大佐の最期に強く心打たれた。

人生の時間に於いて、ほんの数ミリの”なにか”の変化で、歴史的瞬間が決まっているのだ…と震撼するような思い。

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