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吉永 南央 『オリーブ』

オリーブ

著者:吉永 南央

オリーブ

読んだきっかけ:吉永南央の作品をまとめて予約した中の1冊

感想:医療ミス、堕胎、盗作、統合失調症、過労死
人生に於いて、誰もがそうそう経験することではない、けれど、いつ自分の身に(自分自身でなくても、周囲の人間にでも)降りかかってきても不思議ではない、そんな事象をモチーフに、それぞれの心模様を描く短編集。

どれもが、センセーショナルな出来事なのに、何故か淡々と語られ、アタシの大嫌いな性描写も、この作品に関しては全然嫌悪感を抱くことがなく、ひとつひとつを丁寧に穏やかに読めた。

アタシが一番好きだったのは、夫を突然死で亡くした主婦の再生を描いた『欠けた月の夜に』
家族や友人たちのありがたさをわが身に置き換えても再認識する。
そして、男女の友情と愛情の機微を描いた『カナカナの庭で』
おおよそあり得ないシチュエーションを、しかし必要以上に扇動せず、むしろ淡々と描くことで夫婦の愛情の穏やかさと深さとをじんわりと感じさせる良い作品だと思う。

おすすめポイント:少し落ち着いて時間が取れる秋冬の夜長の読書におススメ。

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