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吉永 南央 『その日まで~紅雲町珈琲屋こよみ』

その日まで―紅雲町珈琲屋こよみ

著者:吉永 南央

その日まで―紅雲町珈琲屋こよみ

読んだきっかけ:『紅雲町ものがたり』が面白くグイグイ惹き込まれてサクサク読めたから

感想:『紅雲町ものがたり』の続編。

これまで読んだ『紅雲町物語』や『アンジャーネ』などとはちょっと趣が変わり、ひとつひとつの短編がリンクしながら最終章で謎解きがされるような(読んでいる途中で、もう結末が予想されるのも、よくあるミステリーっぽいww)連作。



どうにもならないことは頭の隅にのけて、仕事に集中する。いらっしゃいませ、ありがとうございました、そんなどれほど繰り返したかわからないやりとりが、気持ちを軽くしてくれる。

まったく、この街は広いようで狭い。
二十四万人が暮らす市だというのに、周囲で点々と起こった出来事が、いつの間にか、はっきりとつながり始めていた。もっとも、人のつながりなんて、そんなものかもしれなかった。いいにつけ、悪いにつけ、間に何人かいれば、たいがい知り合いにたどり着いてしまう。



アタシといくつも違わない方だけど、遅くにデビューされただけあって、地に足着けて人生経験を積み、冷静にきちんと物の道理を見極めた人だからこそ書ける(若い頃からちやほやされ、作家”業”にどっぷりつかり、人生を作品の”取材”として生きている人には紡ぎだせない)どっしりと根付いている、だからこそありきたりだけど胸に迫る表現が多い。

人様の事情に首を突っ込んで、おせっかいをしているようで、でも、それは結局は自分の為なのだ…ということを自覚しての行動は潔く、気持ちが良い!
こういう”老婆”になりたいなぁ。。。。

おすすめポイント:これは絶対に『紅雲町ものがたり』を先に読んでから読むべき!

『紅雲町ものがたり』よりも、器や着物に関する描写が多くて、器や着物の好きな人ならそれも楽しめます。

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