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万城目 学 『ザ・万歩計』

ザ・万歩計

著者:万城目 学

ザ・万歩計

読んだきっかけ:『ホルモー六景』を検索する時に視界の端に引っ掛かったので。

感想:あの『鹿男』の、『鴨川ホルモー』の、万城目氏のエッセイである。
面白くないわけがナイ!!!
と、エッセイとは知らずに借りてきて、読み始めてすぐに陥落。


ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』についてのくだり。
階段を三段飛ばしで、上ったり下ったりするような感じが私は好きなのだが、気が着けば曲のメロディに
「きょーうのばーんごはーんはいったい、何じゃろなー、母さん」などという歌詞をくっつけて歌っていたりすることがある。
                   第1章 ニュー・ソング・パラダイスより抜粋

ちょうど今、ピアノでこの曲をさらっているせいで、これを読んで以来、毎日練習するたびに「きょ〜うのば〜んごは〜んはいったい何じゃろな〜、母さん」と歌詞をつけて弾いてしまう。
最後の「かぁさん」がこれまた絶妙なんだな!!(笑
しかも、上記の一文の後に、我ながら上出来・・・と、著者の”ドヤ顔”が浮かんでくるかのような自画自賛の文章が続く。たまらん・・・・・

まぁ、音楽を始めとするこの人の興味の志向もやや”マニアック”な散漫さなので、さくらももこのエッセイほどどれもがツボ!というわけではないけれど、次にアタシが失笑を禁じえず、通勤バスでなくてうちで読んでて良かった〜と思ったのが、ご尊祖父様の思い出にまつわるエッセイ。そのエッセイ全体の本質とは全然違うと思うけれど、お爺様が庭で蛇退治をなさるシーン。お爺様の勇姿と竦みあがったマキメ少年の姿が彷彿として。。。。

抱腹絶倒、というわけではないけれど、どこかでニヤリとし、またどこかでブハッ!と失笑したりする一方で、
子どもの頃、今からは想像もつかないくらい病弱で、本ばっか読んでたブンガク少女だったアタシは、”お話書いて暮らせたら良いなぁ・・・・”と思っていたのだけれど、売文という活動は、ソファに寝転がって風を待ちながら本のページを捲るような生活からは絶対と言って良いほど生まれ得ないもので、常人がしないであろう、向こう見ずなほどのアクティヴな行動や、いくらそれが一般人の感覚とは懸け離れていようとも、一つのことを深く追求する探究心なくしては成り立たない”職業”いや、”生業”なのだと改めて認識した。

おすすめポイント:カンサイジンの、というか、イカ京の、というか、とにかく”独特”なノリがたまらないです。
ニヤッと笑いたい人、ちょっと心に潤いが欲しい方に!

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