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絲山 秋子 『妻の超然』

妻の超然

著者:絲山 秋子

妻の超然

読んだきっかけ:ネットでレビューを見て

感想:表題作『妻の超然』では、『妊娠カレンダー』の小川洋子さんのような乾いた悪意を感じ、どうも読んでて気分良くなく
『下戸の超然』は、アタシ下戸でもないのに、この主人公にすごぉ〜〜〜く共感しながら読んだ。どうもアタシは、女性の自己陶酔とか自己憐憫とかが嫌悪を通り越してトコトン苦手なようだ・・・・・
『作家の超然』は、文章の二人称がどうにも違和感がありすぎて、文章に入り込めなかった。

神社で願いごとをするとき、多くを祈る必要はない。自分の境遇や性格を説明する必要はない。
おまえは思う。きっと大昔は、人間の一人ひとりが神社だったのだ。言葉は少ししかいらなかった。簡素で清潔な暮らしをしていれば、ふと神が立ち寄ることもあったのだろう。

という文章は気に入ったけれど・・・・。

元々時制がころころ飛ぶ話は小説にしろ映画にしろ好きではない。
また、二人称ながら著者との距離感もわからない主人公と”二番目の兄”との顛末も、端折りすぎて、行間を読めと読者に委ねすぎてわからない。
とにかく、超単純なアタシは、そもそも作家の生活や哲学になど興味はない。
では何故お前は国文学など学んだのか?と問われれば、「それくらいしかできなかった」という、国文学研究をライフワークとし、真剣に取り組み、普及に努めている数多くの文学者や同窓の友人などには大変に失礼に当たるであろう答えしか浮かんでこない。
つまりは、アタシはブンガクを学問的に追求することにはとことんそぐわない人間なのだ。
だから、この三作目のような、いかにもブンガクテキ、哲学的な文章はどうも苦手。

おすすめポイント:川上弘実さんとか、小川洋子さんの初期の作品とかが好きな方にはオススメ・・・かも。

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