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南木 佳士 『ダイヤモンドダスト』

私、あまり”権威”に興味がないもので、この著者のことも知らなかったのは勿論、この作品が芥川賞受賞作品だということも知りませんでしたが、ん~~~、これは確かに”ブンガクサクヒン”という感じですね。

お医者様の書かれた小説、ということで、昔も今もブンガクに造詣深いお医者様が多いのは面白く、また、人間の”死”を描くのに、こんなに達観した立場にいる人、というのもやはり職業柄かな・・・と
”死”に過剰な情感や情緒が演出されていないのが、独特であり、ちょっと肩透かしを喰らわされたような感もあり・・・・

ただ、アタシ的には、作品そのものよりも、巻末の筆者と加賀乙彦さんの対談の方が興味深く・・・・
作品にも描かれていたけれど、医学部に行ったのは
「得意な文系科目で勝負するのは卑怯な気がした」というのが
”自分の得意分野を伸ばそう!”という今の教育観、自分育て観とは随分違っていて、さすが昭和の人間の矜持!!!を感じられた。

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コメント

>いぞるでさん
そうなんですか!!!
この方の描かれるあの辺りは学生時代から今もずっと好きな土地ですので、
こういうところでの診療所のお医者さんの生活も良いだろうなぁ・・・なんて思っていたのですが。。。。
随筆もあるのですね。多作な作家でいらっしゃるのでしょうか?

南木さんの作品はこの本をきっかけにいくつか読み、また最近も少し読みましたけど、
死と近すぎるお仕事がゆえに、ご自身も心身を病まれ、大変な人生でいらっしゃるなあ・・・と思いました。
氏の随筆も好きです。

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