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小川 糸 『蝶々喃々』

喋々喃々

著者:小川 糸

喋々喃々

読んだきっかけ:中高の後輩がこの本を読んでうちの家庭、暮らしを思い出してくださった・・・というので

感想:今や”谷根千”と呼ばれ、江戸情緒の残る町として観光スポットになっているようだけど 確かに、アタシも東京にいた頃は、生来のお祭好きに加え、この辺りや浅草の季節季節の移ろいを鮮やかに感じられる行事が好きでよく出掛けていたから、とても懐かしかった。

和服が日常に溶け込むような暮らしにもとても憧れるけれど、これは、今のアタシの生活とはあまりに懸け離れてるかな・・・・(汗

読む時期(年代)や心理状況によって、感想の違う作品、っていうのはいくらもあると思うけれど、アタシにとってはこの作品はまさにそういう影響がとっても大きく感想を左右するものの一つだと思う。

若い頃は、”煮え切らない作品”だと、嫌悪していたと思う。
少し前なら”ん〜〜〜、なんとなくわかるかも・・・・”と思っていたか。。。。
娘たちの試験の度に日々の出来や合否に一喜一憂している”今”の精神状態では、”こういうのは、ズルい!結局は美化してるだけ!!”という乾いた投げ遣りな思いしか浮かばない。

だからこそ惹かれたのだ
けれど、それゆえこのままなのだ
だから、結局いつだって堂々巡りになってしまう


すごくよくわかるんだけど・・・・・・

でも、、、、

それでも同じことを繰り返すだけの円ではなく、螺旋のように少しずつ位置を変えながら・・・・
物事はちょっとずつしか進まない
けれど、何ひとつ問題が解決するわけでもない
相変わらずいびつなままだ

それに辛抱強く身を委ねる忍耐力とか余裕とかは、今のアタシにはないな〜〜と思ってしまう
それなら、もう、思い切ってスッパリと思い諦めてしまう方が身のためだ・・・と
襦袢からきっちり着付けて和服を着るより、起きたままのパジャマの上にセーターを羽織ってソファでだらだらしている時間が少しでもたくさんあるといいな・・・と思ってしまう、最近の怠惰なアタシ・・・

一体何がこうさせて、アタシの心理状態がこんなに変わっちゃってるのか、改めて考えさせてくれる1冊でした。

おすすめポイント:大人の純愛、丁寧な日本の暮らし、に憧れている方にはピッタリかも。。。

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