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奥田 英朗 『町長選挙』

町長選挙 (文春文庫)

著者:奥田 英朗

町長選挙 (文春文庫)

読んだきっかけ:マザコンで我儘で超常識ハズレで吝嗇
姿はデブな40オトコ、でも中身は5歳児
とんでもない阿呆かと思えば、単なる痴愚魯鈍ではない??と思わせるほどに単なる直感が冴えてる、ド変人・・・なDr.伊良部シリーズ第3弾・・・を読んでみたかったので

感想:某球団オーナーナベマンこと田辺満雄、IT長者アンポンマンこと安保貴明、そして”40代なのに可愛い”東京歌劇団出身の自然派女優白木カオルと、彼女にライバル心を燃やす同年代”若作り”女優川村こと美・・・・・ちょっと読んでるだけでモデルの実在人物が思い浮かぶ人物造作には、
ヲイヲイ、奥田さん、ご本人たちから”名誉毀損”とかなんとかでクレーム来ないかい??と読んでてこちらがドキドキしてしまうけれど、どの登場人物もとっても魅力的に描かれていて
”はぁ〜、メディアを通して受信者のアタシ達が思い込まされている人物像の裏には、ご本人たちのこんな思いもあるのかもね・・・”とちょっと好意的にみようかな・・という気になったりして・・・・あれ?じゃ、クレームなんてくるわけないよね。。。。

でも、何と言っても圧巻は表題作の離島の『町長選挙』

この世に紛争が絶えることはない。数々の悲劇を引き起こしながらも、人類はどこか嬉々として争っているところがある。

確かにネェ・・・・
社会で略称を暗記しているチビが
「カンボジアってまだ戦争してるん?」と聞いてきて
「そういえば、数日前にまたタイと交戦再開したみたいね」と応えると
「えぇ〜〜?じゃぁ、ANTACが停戦を監視してるって言うの、嘘ヤン」
なんていう会話を交わしたばかりだけど
どんな平和的解決を望んでも、長い人類の歴史の中で、世界に争いのなかった期間は一瞬たりともない

戦争や紛争は、大量殺戮が現実に行われるから悲惨だけど
”物事、死人が出なきゃ成功なのだ”っていうのが真理中の真理だろうな

烏合の衆の政争も、不況も就職難も、受験に失敗することだって
”命取られる”わけでなし・・・・
理想や正義ばかりを持ち出したって仕方がない
時には”本能に負け”て、いや、”本能にまみれ”て我儘に生きたり
混濁併せ呑み、長いものに巻かれ、流れにたゆたう
そんな脱力系の生き方ができることこそが
”強さ”なのだろう
とにかく、”寿命をまっとう”すりゃ、良いのだ!うん!!

本能はときに敵でもあるけど、常に隣人なのだww

おすすめポイント:生き急いでるかも・・・・と、常にイライラを自覚している方に、カンフルとしてどうぞ!

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