« きらきら | トップページ | 予想以上に面白かったょ! »

桐島 洋子 『渚と澪と舵~わが愛の航海記』

512exfnbmkl__sl500_aa300_ 冒険譚としては面白い
我が子ならば母の手記、として読んでも感慨深いだろう


しかし・・・・
アタシ的には、著者の傲岸さ、厚顔さにかなりの嫌悪感を禁じえなかった

身内や親しい友人への私信集だから、この人の偽らざる心象が表出しているのだろうし、だからこそ面白い・・・というのもあるだろうけれど
この人の”無鉄砲”な(好意的にいえば”果敢な”)行動の裏にどれほどの人々の尽力や支援があろうか、と思い至れば、そこになんらの感謝も感慨も感じられず、すべてが”自分の力で”開けているかのような強烈な不遜、傲岸の悪臭に鼻を抓みたくなる

人の親になってもなお自分の親のことを様付けで呼ぶような上流階級に生まれ育っているからこそ、その矜持たるや潔し、と思える部分も多いけれど
自分ひとりの力では為し得ないことに関して、平身低頭して他者に助けを請うところから始める庶民とは懸け離れた”(人を)使い慣れ””尽くされ慣れ”感が「連中」などという言葉に透けて見える

このくらいの年代で、”国際的”と目される女性は、森瑶子さんや兼高かおるさんなどもそうだけれど、                    恵まれた経済力と家柄とを後ろ盾にしている
故に、”上から目線”もむべなるかな・・・とは思うのだけれど
彼女たちは、戦後のこの時期確かに”進んで”いる女性なのだろうけれど、現代的な(アタシの?)価値観から観て、どうも”開けた(=リベラルな)”女性とは思われないのだ

裸一貫、だけが”生きる力”とも思わないけれど
女であるからこそ守られていること、を”女だてらに”と大きなカン違いし、させるような風潮は、                        薄れていってこそ真の男女平等に辿り着くのだろう・・・と思う

まぁ、”個人の生き方”としては、ご自身の責任は(他者がそれとなくフォローしてくれているところも少なくはないとしても)ご自身で負っていらっしゃるのだし、結果的には、まぁ良いんじゃないすか?と思うけれど、この自伝を読んで、軽佻浮薄にも”こんな生き方をしたい””こんな生き方のできる世の中になって欲しい”と思い、表面的な行動を倣う女性が増産されるのはちと厄介かもな・・・と、、、、                               ま、それも大きなお世話よねbleah

少なくとも、わが娘達には、この人の生き方の良さと、無責任さ、傲岸さを嗅ぎ分けられる女性であって欲しいと思います♪

« きらきら | トップページ | 予想以上に面白かったょ! »

観た・聴いた・読んだ(映画・DVD・CD・読書レビュー)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« きらきら | トップページ | 予想以上に面白かったょ! »

2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • 簡単1分ヨガ!!
  • Twitter
  • 大好き♡久文先生
    ヨガインストラクター 久文 明子 SIZE=130px×220px
  • 布絵本
  • グリーンリボン お天気