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よしもと ばなな 『ごはんのことばかり100話とちょっと』

ごはんのことばかり100話とちょっと

著者:よしもと ばなな

ごはんのことばかり100話とちょっと

感想:
アタシは、美味しいモノを食べるのが好き
・・・・というよりは、食べ物を美味しく頂くことが好き、という方がピッタリくるかもしれない

人間の”いのち”をつくる食べ物だから、おいしいものを美味しくいただきたい・・・と常々思っている
だけど、どうも、昔から”美食家”を自認する”文士”が書く”食べ物のはなし”はどうも苦手
食べるものは、どんなものでも、美味しくいただきたい・・・と思っているアタシにとって
どこそこの何とかというお店のなんとやら、という料理とか、何々県何々村の某という畑でしか採れない野菜がどうのとか・・・について滔々と薀蓄垂れられるのはどうも、落ち着かない
美味しいモノは美味しいでいいじゃないか、食材や料理にあれこれもったいつけて、ごたごた御託並べると美味しいモノも美味しくなくなるよっ!ってな、今の言葉でいう”ウザい”感がたまらなく嫌で・・・・

でも、この本は、朝日新聞が毎月新聞の領収書とリサイクル袋と一緒にくれる月刊誌で紹介されていたこの表紙の装丁に惹かれて、古本屋で探してしまった
朝日新聞出版社から出てるんだから、そりゃぁ、紹介するわな
まんまと朝日新聞社の術中にかかってしまったな

私が学生の頃から、若い女性にファンの多い(と、聞く)よしもとばななさんの著書を、しかし、アタシは食わず嫌いで(多分、最初に読んだ『キッチン』を好きになれなかったのだったと思う)ほとんど読まないのだけれど
家庭を持ったばななさんが語る、食べ物にまつわる家族の思い出とか、育児と食べ物に関する話とか、一人暮らしをなさっているご主人のお父さん(お義父さん)のお土産の話とか
あぁ・・・・この人、ごく普通の”生活者”なんだなぁと、ちょっとほっこりしたりして。。。。

食べることに必要以上に拘ったり、気取ったりしない人って
しっかりと大地に足の裏が着いている感じがして
どこか信じられる
だって、食べることって、人間にとって、いや、”いのち”あるものにとって、あまりに必要で、あまりに当たり前で、あまりに大切なことだから
それをファッションにしたり、なんか変に値打ち持たせたりって
なんか、違うでしょう??っていう感覚を未だに捨てられずにいる

人間の一生、食べること一つに、必死にならなくてもいいと思うのだけれど
だけど、娘たちが長じた時に、アタシなりに一生懸命だったことを
食べ物に結び付けて思い出すとき
”あんなに子育てに向いていない母親”が”なんとかして私と姉とを育てた(この場合、チビの視点で)道のりを思”ったときに”そんなに守られてやっと育ってきた自分自身を大切に”しようと思ってくれたら、毎日毎日「あぁ〜〜、今日のご飯、何にしよう??」と無い知恵振り絞り、スーパーで立ち尽くす時間も報われようってもんだ

おすすめポイント:
グルメな人も、そうでない人も
食べることが好きな人なら
「あぁ、そう、そう、うん、うん」っていうお話がきっといくつか見つかるはず。。。

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