« 海堂 尊 『ブラックペアン 1988』 | トップページ | 海堂 尊 『ジーン・ワルツ』 »

小川 洋子 『ミーナの行進』

ミーナの行進 (中公文庫)

著者:小川 洋子

ミーナの行進 (中公文庫)

読んだきっかけ:母が読書会の課題で読む、と言うので

感想:絵になる、お話になる”舞台”ってあるんだなぁ・・・というのが
読後一番のインパクト

喘息持ちで、その病弱さの為に、闊達な同年代の友達と一緒にメいっぱい外遊びに興じることもなく、うちで読書に親しみ自分の世界に埋没したり、きょうだいと”学生看護婦スーごっこ”や”若草物語ごっこ”に夢中になったりする子どもはどこにもいただろうけれど
その子が、毎日隣の家の漁師のお兄ちゃんから「奥さ〜〜ん、今日は活きのええ魚あるでぇ」とおすそ分けを頂いている海の近くの町の子どもだと、”物語”にはならない
喘息持ちで、本に親しみ、物語の世界に遊ぶ少女は
やはり、芦屋の瀟洒な洋館で暮らすクォーターで、お手伝いさんが手綱を引くコビトカバに乗って登校するような美少女でなければ・・・


芦屋の洋館、ドイツ人のお婆さま・・・・それだけで、グリム童話の世界が拡がってゆく。。。。

小川洋子さん、『妊娠カレンダー』は薄気味悪く、人間の”悪意”を覗き込むようで、ちょっと敬遠していたのだけれど
『博士の愛した数式』はなんとも言えずほのぼのと暖かかったし、藤原正彦氏との対談も割と”まっとう”な人なんだな・・・と安心して読めたのだけれど、この作品、子どもにも読ませたいと思うような、暖かく優しい作風
いろんな筆致で描ける、優秀な方なんだなぁ。。。。

おすすめポイント:山陽新幹線が開通した頃の”子ども時代”を追体験したい方に・・・・

« 海堂 尊 『ブラックペアン 1988』 | トップページ | 海堂 尊 『ジーン・ワルツ』 »

観た・聴いた・読んだ(映画・DVD・CD・読書レビュー)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 海堂 尊 『ブラックペアン 1988』 | トップページ | 海堂 尊 『ジーン・ワルツ』 »

2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • 簡単1分ヨガ!!
  • Twitter
  • 大好き♡久文先生
    ヨガインストラクター 久文 明子 SIZE=130px×220px
  • 布絵本
  • グリーンリボン お天気