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2010年8月

遅ればせながら

夏バテしたかも・・・・sad


チビの夏期講習が終わり、お昼にお弁当の準備をしなくて良くなったし、おネエも学校始まって昼間はいないので
1ヵ月半ぶりにヨガスタジオへ行ってきました

久々だし、大丈夫かな????と思っていたけれど
ピラティスは丁寧に進めてくださるふーじー先生だったし、次の(本当にこれはもう数ヶ月ぶりの)パワーヨガも、上杉先生の「無理をせずに、自分に一番気持ちの良いところを探してください」というアドヴァイスに従ってマイペースでやれたので、まぁ見事にボッタボッタのいい汗かきました。
ふーじー先生のクラスでは、ペアでやるモデルに選んでいただき、先生と一緒にやれたので、自分の欠点にも気づきやすく、先生は「でも、前回よりは姿勢も良くなってらっしゃいますよ。少しずつ、少しずつですよね」と仰ってくださったのだけれど
そう・・・・なんんでも、そうですよね。
「結果」ってちょっとどこかを手直ししたくらいで目覚しく変わったり、UPしたりするもんじゃない。まずは”意識”することから、少しずつ、少しずつ、、、、、
なんと!上杉先生は今日が最後のレッスンとかで、先月のあっこ先生に続き、アタシが入会した頃からお世話になっている先生方が次々に卒業なさるのは、とっても淋しい・・・・・
でも、偶然とはいえ、上杉先生の最後のレッスン受けることができ、お話もできて、今日はホントに行って良かったwww


・・・・・のですが、最寄り駅からスタジオまでの15分が超キツかったsweat01sweat01
今年の夏は、自宅での仕事もあったし、ダラダラはしていないつもりだったのだけれど
でも、やっぱり家の中で過ごす時間がほとんどだったからね・・・・
おネエが、ピアノの先生に「今年は猛暑だ、猛暑だって騒いでるけど、アタシほとんど家から出てないから(ピアノもいつも週末の夜のレッスン)全然ピンとけーへんねん」と言った、というのが今更ながら”わっかるわぁ~~~”と実感した今日の行き帰り

ツレアイと夜に歩くときでも、まだほのあたたかかったアスファルト、行き(朝)はまだましだったけれど、その照り返しがまさにピークの時に駅へと向かう帰り道は、倒れるんじゃないか???ってくらい辛かった

午後、明日の検定の勉強のために、坊やがやってきたときはまだ気持ちが張っていたけれど
夕食も終えた今、もう、眠くて眠くてどうしようもない・・・・catface

明日は弁当当番だから寝過ごすわけにはいかないし、今日はもうとっとと早寝を決め込もうかしら・・・・

『ソルト』

毎年、夏休みの最終の映画サービスデーに、宿題が終わっていたら、映画を観に行く、というのがここ数年の子ども達との”夏休み〆のお楽しみ”になっていた。
今年は、おネエはもう学校が始まっているので、チビと一緒にチビが好きなアクション映画を。。。
ジャッキー・チェンフリークのシブいチビ、『ベスト・キッド』を選ぶのかな?と思っていたら、『ソルト』だなんて、オットナ~~ww
アタシはアンジーの出演してる映画はとにかく気になるので、両者の思惑が一致した感じで、お互いハッピーlovely

アンジーのアクションモノは、かなり見てきたけど
これはもうね、「いやぁ、アナタ強すぎでしょ」という感じ
(もともとトム・クルーズに決まっていた役だったのだから、それくらいハードでも仕方がないのか。。。。トム・クルーズは、キャメロン・ディアスとの『Day and Night』に出演する為にこっちを降りた、っていうんだから、『Day and Night』のデキが気になるところですが・・・)
ま、アクションシーンは前作の『ウォンテッド』より数倍エキサイティングで面白かったし、ストーリーも最後までスリリングで楽しめたww
カーアクションはジャッキー・チェンを喚起させたけど、ジャッキーファンのチビいわく「ジャッキーはほんまに自分でやってるけど、アンジーのはCGやったで。なんか違和感あったもん」だ、そうです。
のんびりのほほんと過ごした夏休みの最後、久々に視たアクション映画、アドレナリン全開でなおかつアンジーらしい情の深さが垣間見えたなかなかの作品でした。

夏休み、もう思い残すことなく、二学期もまた頑張れるねheart02

8月最後の日曜日

休み最後の(つっても、おネエはもう授業始まってますが・・・)週末は、家族で”打ち上げ”することにしている我が家。
娘たちが受験生の今年も例に漏れず、チビが4月の巨人戦以来ずっとお預けで我慢していた野球観戦に行くことに・・・・(おネエも、久々やし、ドーム行きたいな!と言うので)

ちょっと調べてみたら、去年もこの日にドーム、来てました。(http://kanon1211sukefuji.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-d075.html

娘達と初めて球場で野球観戦したのがこの京セラドームがまだ大阪ドームだった頃だったと思います。
チビもまだそれほど野球に興味があったわけではなく、ツレアイとアタシとが”県民デー”の破格な入場料に惹かれ、子ども達にも一度野球ってTVの中でやってんじゃない・・・ってことを見せてやりたくて。。。
その数年後に、チビが親も呆れるくらいな野球狂になって、その後何度も球場に足を運ぶことになるとは・・・・・・その時には予想だにもしていませんでしたcoldsweats02
「あの時出てたオリックスの選手で、今日も出てたんって北川くらいちゃうかぁ?」とツレアイ。
家族揃って球場に出掛けるのも、もう今回が最後くらいかもしれないなぁ・・・と思うと、なんだか感慨深くて・・・・
家族の歴史って、たくさん積み重なっているようで、一緒に行動したイベントって大した数あるわけじゃないんですよね。
でも、それをちゃんと記録して思い出せるって、ブログとかこういうサイバー日記って有り難いツールだと思います。


と、いうわけで、家族でも、また、チビと二人だけでも、何度か訪れた京セラドームですが、オリックス戦でも、対戦相手はそう多くはなく、アタシが来る時には(対戦相手ではなく、我が家の家族のスケジュールで決めるので)なんだか日ハム戦が多かったような・・・
今日もまた、日ハム戦でした。Dsc06752 
ダルちゃんは昨日出てしまっていたのがとっっっても残念だったけれど(ダルちゃん今オフでメジャーに移籍するのかしら?もうFA権はあるんだよねぇ・・・。一度は生ダルの試合を観ておきたかったんだけど・・・・)
それが功を奏してか、今日は投手戦ではなく、双方共にHitが多い打撃戦。お蔭で延長もしなかったのに4時間近い長時間戦になりましたが、観ていてものすごく面白い試合でした♪♪
オリックスは先発メンバー全員にHITが出る絶好調で、4位5位が入れ替わり、明後日からの遠征にちょっと弾みがついた感じでした。
Photo 娘達は、セ・リーグではそれぞれジャイアンツとタイガースファンで、応援グッズ(ユニフォームやメガホンやタオル)を持っているのだけれど、今日はついにオリックスの応援グッズまで買ってましたsweat01
確かに、球場来ると、”これがなきゃぁね”って感じになるよね指でOK

我が家も、今年度後半戦への鋭気を充填できたので、またそれぞれがそれぞれの持ち場でがんばりまっしょい!!
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佐川 光晴 『家族芝居』

家族芝居

著者:佐川 光晴

家族芝居

読んだきっかけ:新聞に採り上げられていた『おれのおばさん』の”前編”に当たる、というので一緒に図書館にリクエストしたら、こちらが先に回ってきましたww

感想:
生存不明高齢者が全国のあちらこちらから、あれまぁ、そんなに???というくらいの数挙がっている・・・というニュースに
己の老後にもなんだか暗澹たる思いを禁じえない昨今
こんなグループホームで老後を過ごせたら、本当に素敵だろうな・・・と思う

中心人物の善男は、これまでに読んだどんな小説の登場人物とも一線を画した魅力を放っている
小説家は、本当にいろんな人格を描くけれど、こんな人格を描き出せる作家ってすごい!!!!
モデルがいるならその方がすごい!と思うし、モデルがないならば、こういうキャラクターを創り出せる才能は本当にすごい!!
一言で言えば破天荒、だけど、ただの破天荒ではない
なんといえばいいのか・・・・粗にして野であるけれど、決して卑ではなく、雑ではない
あぁ、そうそう、文中にいい表現があったはず・・・・

襟や袖口が擦り切れ、革の脂も抜けてはいるが、もともとの素材の良さに加えて仕立てがたしかなので少しもみすぼらしく見えないところは着ている人間とそっくりだ

と、形容される、まさにそんな感じ

素材の良さは出自と持って生まれた能力、そして確かな仕立てはその人物の人格形成の元となった育ち方、家庭環境

しかし、そういう自分の背負ってきたものを否定し捨ててきているところに
彼独特の破天荒さが加わる

そこへやってくる押しかけ”お嫁さん”も、現代的な行動力を持ち、なかなかにイイ感じ
夏の空のように、こころがサクっと大らかになる読後感

おすすめポイント:老後を心配なさっている方、こんな老い方もある・・・っていうの、良いかもしんない

『グラン・ブルー』

イルカと交流する伝説のダイバー、ジャック・マイヨール

彼と、リュック・ベッソンと、そしてジャン・レノとが出会ったところに生まれた映画
ギリシャ、ペルー、シシリー、そしてコート・ダ・ジュール
海はある場所では底が見えるくらい澄んでいて、ある場所では目に沁みるような碧、ある場所では美しいエメラルドグリーン
映像がとっても美しいのだけれど、どこか淋しくはかない気持ちになる
リュック・ベッソンの作品らしく、ウィットに富み、ニヤリとさせられるシーン(日本人を徹底的にコケにしているシーンとか、イタリアのマンマの底力やヤンキー娘のティピカルな描き方とか)も多いのだけれど・・・・・

繊細な魂と、美しい自然、そして人の魂を癒すかのような生き物の姿態
海って、ひとが魅入られてしまう魔力のようなものを持っている
パトリック・スウェイジの出てた『ハートブルー』の海でのシーンをふと思い出していた
ひとは、どこまでも孤独なんだろうか??


鬱をわずらっていた彼の最期、近くに、この作品のビデオがあった、というのがわかるような・・・・

ムービープラスで特集をやっていた
グレートバージョンなど、他のも放映されるよう。。。
機会があったらみてみたい

朝井 リョウ 『桐島、部活辞めるってよ』

桐島、部活やめるってよ

著者:朝井 リョウ

桐島、部活やめるってよ  感想:新聞でこのタイトルを見かけたときは
     何?これ?
  それは、読み始めたときから読了するまで、ずっと変わらず・・・・

 ガチで、とか「○○してまったー」とか、モロバリバリの口語文体
 そして、全篇通じて17歳の”心象風景”が綴られる
 漫画とか、映画のノベライズを読んでいる感覚
 んでも、多分太宰の『人間失格』だって、おんなじようなもんだよね
 時代を切り取り、若者の心を映し出しているところに
 トクベツな斬新さ、はないけれど
この17歳の青年たちの心象風景、こそが
”世代間断絶”の今や”鑑賞対象”になっているのだろう

現役高校教師の後輩の読書記録で目にして、図書館にリクエストかけたのだけれど
やはり、気になっていたらしく、テーブルに置いていたのをつまみ読みしたらしい現役女子中高生の娘たちが言うには
「まぁ、ほぼ高校生ってこんなもんよな。でも、ここまで自分の外見に拘ってる子って、アタシの近くにはおらんわ。田舎やからかな」
んでも、舞台になっている高校は、田舎の進学校の設定で、それはアタシの出身校や、娘の在籍校とほぼ同じ
まぁ、アタシの頃とは時代が違うけれど
クラスの雰囲気とか、人間関係なんていうのは、今もそう変わってないって思うんだけどね。。。

おすすめポイント:
現役高校教師の弟に勧めよっかな
”ヤツらには、向き合って何ぼ!こんなん読むだけ時間の無駄!”とか言われそうだな・・・・

桐野 夏生 『ナニカアル』

ナニカアル

著者:桐野 夏生

ナニカアル

読んだきっかけ:新聞の書籍広告を見て

感想:森光子さんの舞台『放浪記』で有名な女流作家(浅学なアタシは森光子さんのお芝居でしか、知らない)林芙美子の夫の死後見つかった未発表遺稿・・・という設定の”回想録”

実際に見つかった遺稿に基づく”作者研究”学術的に価値のある”文学的資料”なのか、或いは、すべてが小説家の創作なのか
「解説」も「あとがき」もない作品なので

本人以外の誰にもわかりますまい


林芙美子という作家の”人生の謎”への学術的好奇心よりも
従軍文士や記者の、表現者、ジャーナリストとしての苦しみ
戦時下の言語統制、思想統制の非人間性など
やはりどう考えても、アタシの精神に太く根をおろしている「反戦感情」が強く喚起される

南方へ着くまでの”偽装病院船”のくだりは、やや退屈だったけれど
後半、一気に雪崩落ちるように山場のジェットコースター
先立って読んだ『近衛家 七つの謎』とともに、戦中戦後を知るひとつの興味深い材料だった

おすすめポイント:私は昭和初期の女流文学にあまり興味が持てないでいたのだけれど、女だてらにものすごい修羅場を見た人たちの作品は、やはり”歴史的価値”も”人間遺産”的価値もあるのだなぁ・・・と実感
林芙美子さんが好きな人には、ゾクゾクする面白さ・・なのではないでしょうか??

古都の夜 連荘

今日は平城京の次の古都、平安京の夜を楽しんでまいりました

Dsc06693 慶長16年に作られた豪商角倉了以の別邸跡地が利用されているさるチェーン店にてお食事

Photo 目に美しい季節の京料理と、汲み上げ湯葉&そのあとに天然にがりを入れてつくる出来立てお豆腐

なんといっても、お庭が見事!!!(自由に散策できるように、つっかけが用意されている)
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そして、お店の前を流れる高瀬川(このお店、鴨川にも面していて、川床も楽しめる)には、今京都のどこそこでお見かけする幕末のお歴々

Dsc06712_4    いやぁ、奈良も遷都祭で熱いけれど、京都も負けじと『龍馬伝』で盛り上がっています

平城遷都1300年祭 『光と灯りのフェア』

近くに住んでいながら(住んでいるから余計に”いつでも行ける”とたかを括っている、っていうのもあり・・・sweat02)、傍は通ってもまだ会場に足を踏み入れたことのなかった平城遷都1300年祭
東京から、遷都祭を見に来てくださった古くからのネッ友さん母子と一緒に
昨日、初日の夏季フェア「光と灯りのフェア~燈花会@大極殿院」に行ってきました
Dsc06663 
燈花会は、毎年奈良公園周辺で開催されるのを、期間中一度は見に行っていたのだけれど、今年は子ども達も夜自由になる日が少なく、結局行かなかったので、ライトアップされた大極殿と一緒に見られたのは感動!!
Dsc06664_2 また、200発もの花火が上がるのは、会場に行って初めて知って、感激!
アタシの勤務先も、この花火大会に協賛(わざわざ囲みで名前入っていたので、かなり出資したと思われ・・・・)していることを知り、ビックリ!

地域貢献、してるねんね。。。。(笑

岩崎 夏海 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーを読んだら』

『もしドラ』といえば、経営学の初学者向け(?)のドラッガーの入門書(?)として話題の一冊、だそうで、実際図書館での予約も3ヶ月くらい待たされたのだけれど510hcg0vyzl__ss400_ 

青春小説としては良く出来ている
友情モノ、感動モノ、爽やかな成功譚だから
素直に感動する
舞台になる高校野球部の設定が、アタシが所属していた母校の野球部に似通っていて、ノスタルジーを掻きたてられもした
そして、ドラッカーが言わんとしたこと、つまり『マネジメント』のエッセンスはよくわかった
けれど、これはマネジメントのハウツーではないし、少なくともアタシはこれを読んだから『マネジメント』を読んでみよう、という気にはならなかった

何事もそうだけど
誰にでも”理論”は噛み砕いてもらえば、なんてことはない
しかし、それを”実践”に移すこと、が一番難しく
その”一番難しい”ことがフィクションであれば、そりゃぁ、簡単に”奇跡”は起こる


変な色気を持たずに、純粋な友情青春ドラマとして読めば、よくできた作品だ、、、、と思うので、高校に入ったら野球部のマネージャーになりたい・・・と言っているチビに勧めました
サクサク読めるから、受験勉強の邪魔にもなりそうにないし・・・、塾の待ち時間くらいでちょうどよい分量でしょうww
中高の部活の熱血顧問の先生方の、アタマの柔軟体操にもいいかもしれない。。。

嫌われ役

我が家が毎年、お盆のズバリど真ん中に帰省しないのは
帰省ラッシュを避けたいことと
ツレアイとアタシの勤務形態が”お盆休みにしか休めない”というものでないことと
そして、娘たち(特に地元の友達の多いチビ)が、自治体主催の納涼祭に行きたい!と希望することが大きい

今年も、チビはお友達と約束して、昨日今日と二日間、お祭りが催されている公園に出掛け
アタシとおネエとは自宅2階のチビの部屋の窓から花火鑑賞
(ガールスカウトに所属していた頃は、子ども達と出店のお手伝いに2日とも出ていたものだけれど、今はそれもお役御免。おうちでのんびり花火鑑賞)
昨日はツレアイは飲み会だったので不在だったけど、今日は3人で鑑賞
世情から、年々規模は小さくなっている(今年は二日で300発弱)けれど
でも、一自治会主催(市主催ではなく)のイベントとしては、大盤振る舞い


昨日は約束していた9時に、カレシに送ってもらってお迎えの合流場所にやってきたチビ
今日は8時半過ぎに
「みんなで○ちゃんちの前で花火するらしいねんけど、行っていい?」とmailtoが来た
「何時からなの?迎えに行くのは9時だから、どこに行けばいいか連絡して」
「今から~。○○ちゃんちの裏」
と、いうので9時にそこに行くと
「今着いたから、今からやねんけど・・・」
他の子たちもたくさんいて、ぺちゃくちゃおしゃべりに興じていて、一向に花火は始まる気配もなく、みんな全然時間を気にしていない様子
でも、うちはそのお宅からかなり離れているし、うちの近くまで一緒に帰る友達もいない
「それは残念・・・だけど、帰る時間は9時って約束でしょ」一緒に車に乗っていたツレアイも「さっさと帰ろう!」と言うし、スッパリ諦めて友達に
「ゴメンな~、帰るわ~」と声を掛け、車に乗り込んだチビ
でも、車の中でも、帰ってきてからも終始不機嫌モード

まぁねぇ・・・・
気持ちはわかる
けど、親御さんたちも塾通いで麻痺していらっしゃるのかもしれないけれど、中学生の帰宅時刻として9時は決して早い時刻ではないし
夜のお祭でトクベツ、とは言っても、よそ様はどうあれ、うちの方針としては、子どもの欲求に任せて底なしに自由放任、というわけにはいかない
お友達はみんなまだ遊んでるのに・・・・
昨日はちゃんと約束通り帰ったヤン、一日くらい大目に見てくれたっていいヤン
そんな無言の抗議オーラがビンビン伝わってくる

先日久しぶりにお茶した子ども達の幼馴染みのお嬢さんのママも
「音大生になって、打ち上げとかなんとかで、オールとか、友達の家に泊まったりとかみんなするみたいやねん。けど、うちは絶対それ赦してないねん。だから、うちの子についた渾名”なんちゃってシンデレラ”やねんよ」と笑って仰っていたけれど
娘たちとの攻防は、これから益々熾烈になって行くんだろうな
それでも、”良識”ある判断力を身に付けさせ、娘たちの安全を確保する為に
親はいつでも憎まれ役よね

工藤 美代子 『近衛家 七つの謎』

近衛家 七つの謎

著者:工藤 美代子

近衛家 七つの謎

読んだきっかけ:
図書館の特集コーナーにあったので

感想:
高校時代『日本史』を選択しなかったアタシにとって、日本史の知識は中学社会歴史の範囲しかなく、それも、時間的にどうしても近代史は端折られてしまうのもあり、また、アタシ達の年代が受けた教育は、『戦中戦後』について多くをつまびらかにしない・・・・というものだったから、アタシは”昭和史”についてはまったくの”暗愚”と言ってよい
だから、一般的に流布している(らしい)近衛文麿氏の評価や、ご子息の文隆氏の死因などについてもこれまでまったく興味関心もなく、まっさらな状態でこの本を手にしたのだけれど・・・・

「歴史」というものが、いかにジャーナリズムの筆致によって左右され、また、そのジャーナリズムの筆致たるもの、いかに”時の有力者”の利害を反映しているか・・・・・ということは、もう子どもではないアタシにもわかってはいるが
「ジャーナリズム」と「教育」とが後世に伝わる『歴史』をいかに恣意的に操作するものか
そして、”歴史家”と呼ばれる人たちが、いかに取材に膨大な時間と労力とを尽くして”真実”というものに肉迫しようとしているのか、それを改めて感じさせられた

『事実』として語られる事象の裏側にあったことを
いくつもの”玉石混淆”の証言、物証からより客観性、精度の高いものを焙り出すか
それが、”歴史家”や”ジャーナリスト”の使命であり、仕事なのだろう

事実の積み上げである歴史に”たら・ればはない”とよく言われる
しかし、敢えて『事実』とされている歴史の疑問点に一石を投じ、たら・ればをシュミレーションすることこそが”歴史に学ぶ”ということなのではないか??
同じ過ちや不幸を回避し、繰り返さぬ為にも。。。。。

おすすめポイント:
終戦記念日とお盆を迎えるこの季節
改めて昭和史を紐解くのは良いと思った
皇室に興味をお持ちの方にも、是非・・・

ヴォーリズ建築礎の地

昨日は、台風一過ちょっとお天気が気になったけれど、春からの約束通り、休み前の打ち合わせ通りに
父から借り受けた青春18切符を使って、後輩を訪ねて近江八幡に行ってきました。

近江八幡といえば、言わずと知れた『近江商人の町』『メンソレータムの近江兄弟社の町』
そして、高校時代日本史を選択しなかったアタシは、今日初めて知ったのだけれど、豊臣秀吉の甥で、養子にもなってたけれど、嫡男誕生のために追い落とされた豊臣秀次が開いた城下町
Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4 3 街中に点在現存するヴォーリズ建築

                                                               

Photo_18 Photo_19 松本の開智学校によく似た造りの白雲館(八幡東学校)と、今も現役の八幡小学校                                                    

「城下町」「商都」を偲ばせる昔ながらの町並み
「重要伝統的建造物群保護地区」と観光用に整備再現されたものが共存する↓

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八幡山西ノ丸跡から琵琶湖を望む

                           Photo_14   

食事はたねやの食事処日牟禮茶屋でせいろ蒸し膳『里山』をいただく

近江牛の冷やししゃぶや、赤こんにゃく、丁字麩のからし味噌和えなど、近江八幡特有の食材を使ったおばんざいも、もっちりした蒸しおこわも大変美味しく頂きました

                                    

                                           

                             たくさん歩いたあとのティータイムは、八幡堀に面した土蔵を改築したカフェで
ジャズの生ライブが開催されていてお洒落なティータイムになりました Photo_15

お土産は、近江八幡が本店のCULB HARIEの焼きたてバームクーヘン

ふわっふわlovely

Club_harie

空を見る

今日は、この夏唯一の”家族イベント”

朝6時過ぎに家を出て、おネエが、6月頃にTVCMを見てすごぉ~~~く気になっていた・・・という、福井の芝政ワールドのプール(http://www.shibamasa.com/)へ!
日本海に面する現地に着いたのは9時過ぎ。
すでに各地(岐阜、愛知、岡崎、三河NOはまだわかるとしても、大阪、なにわ、神戸、さらには姫路、徳島NOまで・・・。アタシ達も人様のことは言えないけれど・・・笑)からの車列がゲートの前でプチ渋滞。
駐車場に車を停めて、車を降りたのが9時半頃。
一目散にプールを目指し、更衣室で着替えると、子ども達はすぐにプールへGO!         私たちは奇跡的に人が目をつけていなかった木陰に陣取って、待ち合わせのお昼まで、芝の上でお昼寝。
青空の下で大の字になるなんて、久しぶり~~~。とんぼがやってきたり、Photo 蝉がやってきたり・・・・
Photo_2 Photo_3 空には飛行機雲、午後には日暈も・・・・

子ども達が小さい頃は、近くのプールに朝から出掛けて、疲れを知らない子ども達と一緒に、閉園の5時まで遊んで
”元取れたね~”なんて満足して帰ってたけれど、今日は午前の2時間半で満足したらしい娘たち。
「せっかくここまで来て世界一のスライダーやらずに帰るのはもたいなくない?」と言っていたおネエも
「アタシ、あの並びに参戦する根性ない」というチビの言葉に
「そやな・・・・ま、世界一のスライダーは心残りやけど、それはまた今度来る為の理由にもなるし・・・」と得心し
プールを後に、ツレアイが「私は今日はこれさえできれば満足」と言っていたアーチェリー体験へPhoto_4
プールにも入っていないアタシは、歳のせいか、半日木洩れ日を浴びてただけでヘトヘト、アーチェリーはパスして写真係
10本で1クールなのだけれど、ツレアイも子ども達も「最初は遠慮があったけど、だんだんノッてきて感覚もつかめて楽しかった~~。またやってみたい」とご満悦Photo_5
もう一度列に並んでRetryするほどの熱意はなく、予定よりかなりはやくに退園したので、以前一度行ったことがある東尋坊を再訪することに。。。Photo_6

チビは、以前来た時の自殺を止める立て札を思い出し、おネエは『沈まぬ太陽』の香川照之さんの最期を思い出し・・・
ツレアイは「以前来た時には、自然の造形ってすごいなぁ、と思ったけど、去年グランドキャニオンを観た目には、東尋坊はちゃちいなぁ・・」と
うん・・・・言われてみれば!!
火成岩の為す奇観よりも、紫外線の強さに驚いた今年の夏

Photo_7 Photo_8 台風の影響か、帰りにはツイン虹も観られ、空の表情の豊かさ、自然の雄大さを堪能した家族の休日でした。

心穏やかな空間、心満たされる時間

Image181 先週土曜日を以って、チビの塾の夏期講習前半が終了し
ただ今つかの間の”お盆休み”中

日月は、お義父さんがお一人で暮らしていらっしゃるツレアイの実家に帰省 Image183
ツレアイの実家は兵庫県北部の片田舎

本当に、”日本の原風景”みたいな景色が広がっています

Image180 Image178 夏雲が浮かぶ空ダケド、この空の”澄み具合”はもう秋の気配
子ども達も一応は勉強道具は持って帰ったけれど、お墓参りの後はお昼寝をしたり、月曜はおじいちゃんも一緒にドライブに出掛けたり・・・・
ホントに、のんびりとした”田舎時間”を過ごしました

Image182 ドライブに出掛けた先は、カバンの産地とコウノトリで有名な街
「カバンの自動販売機」なるものがあるのにはビックリ!!!!

先月一人で帰省した時に、この街にオーダーメイドのバッグアトリエを見つけた!(http://www.a-nuu.net/)と、ツレアイが意気揚々連れて行ってくれ、お義父さんも娘達に「おじいちゃんがプレゼントしてやるから、好きなカバンをオーダーしなさい」と仰ってくださったのだけれど、ちょっと娘たちのアンテナには引っ掛からなかったようで、折角なのでアタシが、自分へのバースデープレゼントに大きめのポシェットをオーダーしましたhappy01
娘たちは、その後に行った駅前のショッピングモールでアウトレット品を見つけ、おネエはCOACH、チビはKitsonのバッグをおじいちゃんに買っていただき、生まれて初めての”ブランド物”にご機嫌

その様子を見て、高校時代のアタシの親友のお嬢さんが、アタシ達の母校に進学され、進路に悩んでいらした時に、担任の先生から
「○○(昨日行った街)の縫製の良いカバンと、Vuittonのバッグやったら、どっちが欲しい?Vuittonやわなぁ」という例を引き合いに出して、そのお嬢さんが目指してらしたO大の保健学科とK大の看護学科を比べ、K大進学を勧められた・・・・という話を思い出してしまった。
友人は、K大に進学されたお嬢さんが「看護なんか全然面白くない。私がやりたかったことはこんなことじゃない」と学ぶ意欲を喪っていらっしゃることを嘆きつつも「でも、Vuittonのバッグっていわれたら、誰だってそっち選ぶヤン」と・・・・
その話を聞いたときにおネエは「アタシやったらいくら学校の名前が素晴らしくたって自分のやりたいことと違うところには行きたくない。レベル下げてでも自分のやりたいことしたいわ」と言ったのだけれど
やはり実際は、地味で堅牢な○○の一アトリエのカバンよりブランドバッグを選ぶのだね・・・と、ちょっと可笑しかったり。。。。
但し、”お母さんも持ってないようなブランドバッグは、中高生の普段使いには不適当なので、それぞれ大学生、高校生になってから使用可とする。大学生になれなかったときには、このバッグの帰属はお母さんに帰するものとスル”と無茶振りしておきましたbleah
単純なおネエ、合格へのモティベーションが否応なく高まったそうですsmile
(「ウフフ・・・・バッグがアタシのもんになるか、○ちゃんが晴れて現役合格できるか、どっちにしてもオイシイなぁ・・・・」と言ってると「イヤイヤおかーさん、母の視線になろうよ!鞄なんか手に入ったって嬉しくないやろ!??」とツッコまれてしまいましたが・・・・coldsweats01)



昨日遅くに帰宅
チビは、一週間塾が休みのこの短い期間に、学校の宿題を一掃するのだと朝から宿題に向き合い
おネエは、カレシをランチにお招きし、チビも一緒に和やかに楽しげに食事を済ませた後、カレシの第一志望であり、彼女自身も出願を迷っている大学のオープンキャンパスに揃って出掛けました

追われるものなく心解き放つ時空間
欲しいものを手にし、心満たされる時間
好きな人と過ごす時間
欲しいものを手に入れるために頑張る時間
どれもが、人生に彩を添える、大切な時空間

良い時間を過ごし、成長していって欲しいです

白昼夢

1日おきにやってくる子たちを迎えるのに、部屋の掃除はするけれど、庭の手入れまでは”もう、いいや~”と放ったらかしにしていたのだけれど、さすがに、来週初めてうちにやってくるおネエのBFくんを迎えるのに
こりゃダメでしょう・・・というわけで
今日はチビを塾に送って、図書館に寄って雑誌を読みながらちょっと涼んで帰宅した後は、陽射しが幾分弱くなった(今日は立秋。暦の上ではもう、”秋”ですものね)庭で、草むしり・・・・


普段からいつも”夢見がち”というか”妄想”に耽っているアタシですが
一番熱心に夢想する時間が、この”草引きTime”
今日の白昼夢は 072175e997469b82
「今、一番なりたいものにならせてやる、と言われたら・・・・」
アタシは、火を吐く怪獣になりたいぞ!!!

怪獣モノにあまり詳しくないのだけれど、思いっきり頭を反らして振り立てながら「キェェェ~~」と雄叫びを上げて口からゴォ~~~っと火を吐く怪獣
あれですよ!

もうね、前回草引きしたのはそんな昔・・・のことではないはずなのに
雑草の繁殖の猛々しいこと・・・・
近所のご主人は毎夕熱心に庭木のお水やリをなさっているのをお見かけするけれど
うちは水撒きも一向にしないにも拘らず、青々と(いや、もう、そんな麗しいもんではない<`~´>)「喧嘩売っとんのか!????」と言い放ちたくなるようなふてぶてしさで地表を覆っているにっくき雑草ども
そいつらを火炎放射で一網打尽にしたい気分!
腹括り腰据えて引き抜きに掛かったれば、むせるほど虫除けスプレーを浴びたにも拘らず、煩く顔の周りに寄ってきて、ふと見ると腕が黒くなるほどたかってる薮蚊ども
キェェェェ~~~~~~~、ゴォ~~~~~~~~~っと
ほんまに火吐きたい気分impact


しかし、そんな白昼夢の叶うわけもなく
腰の痛みと、ボコボコに膨らんだ虫刺され痕、そして真っ黒になった爪

キェェェェ~~~~~~thunder

海堂 尊 『螺鈿迷宮』

螺鈿迷宮

著者:海堂 尊

螺鈿迷宮

感想:
この人、本当にすごい問題意識を持ったプロフェッショナルなんだなぁ・・・・。
生殖医療、新生児医療の対極にあるのが老人医療、終末期医療
今度はそうくるか!
医学を修める為には、最終的にどの診療科、或いは臨床でなく基礎研究を選ぶにせよ、すべての領域の臨床実習を修めなければならないことは、周知のことだけれど、よほどの感受性と問題意識を持って臨まなければ、現代医療に存在する多種様々な問題点は”日常化”され、見過ごされてしまうのが常だろうに・・・・

Ai(死亡時画像診断)の必要性を周知させる為には、学会発表よりも小説で一般市民に訴える方が効果的、と考えて筆を執った、という作者の作品は、Aiを採り上げるものも勿論多いが、しかしまぁ、よくこれだけ医療に巣食う問題点を次から次から作品化できるものだなぁ・・・・と

以下、心に留まった一節と、簡単な感想メモ


〈必要とされる存在であり続けるためには相応のエネルギーが必要で、それは闘争と自己肯定の中からしか生まれてこない。彼らは闘う相手を間違えている。自分を攻撃対象に選ぶのは不毛。
あたしは彼らの闘争領域を設定し直し、耳元で囁く。あたしにはあなたの力が必要なの、と。〉


ん〜〜、闘争から”しか”エネルギーが生み出せない・・・っていう点には肯首しかねるけれど、自分の持てるエネルギーを自己破壊に向ける人たちに、その対象を設定しなおし「あなたの力が必要」と囁くことは、確かに精神医の仕事だろうな・・・・



〈人は誰でも知らないうちに他人を傷つけている。存在するということは、誰かを傷つける、ということと同じだ。だから、無意識の鈍感さよりは、意図された悪意の方がまだマシなのかも知れない。このことがわからないうちは、そいつはまだガキだ。〉


これは、人生に於いて、大きな真理だろう。
そして、自分の悪意を見たくないがために、あるいは悪意というものを自分に認めたくがないために、”鈍感を装って”いる、というのは意図された悪意以上に狡猾で汚い処世術なのだろうな。
自分が傷つけられた、と言い募る前に、そう吐いている自分が、誰かを傷つけている可能性を見つめなおすことからしか、”誠実に生きる”ということは始まらない・・・んでしょうね


〈患者にとってよい環境を作るためなら国さえも騙して構わない。いかに効率よく国からカネをかっぱぐかという観点を大黒柱に据え、システム構築する。その割り切った姿勢からは、現代医療の枠組みの中で患者主体の医療を真摯に行うと、反体制化せざるを得ないんだ、という叫びさえ聞こえてきた。〉

これこそが、現代医療の現場の声、なんだと思う。
現代に「赤ひげ」が存在し得ないのは、「赤ひげ」を気取っていては医者自身が”食うに困る””路頭に迷う”ことになるからだ
正義か生活か、と突きつけられ生活を選ぶ者を、それがたとえ”聖職者”であっても、私たちは責めることはできない
で、あるならば、現代社会に於いて必要なのは、誠意ある者が”義”を貫くことを保障する制度、なのだろう
それは、最先端医療などではなく、街中で本当に”小市民”に向き合っている現場の呻吟を聴き取ることのできるものにしか構築できない
小太り白鳥のように、”現場に潜入”する中央官僚が、いれば別でしょうけれど・・・・・

おすすめポイント:
終末期医療、そして心の病について造詣の深い方が読まれたらどうかなぁ。そういう方のレビューを見てみたい気がします。

海堂 尊 『ナイチンゲールの沈黙』

ナイチンゲールの沈黙

著者:海堂 尊

ナイチンゲールの沈黙  感想:いやぁ、骨太でしたぁ
面白くて先読み進めたいんだけど、なかなか難しくって・・・・
ここまで、”人が死なない”海堂作品を読んできただけに、お〜〜〜、海堂ミステリーの真髄ここにありですかぁ・・・といった感じ

殺人事件が起こるまでの伏線が長く、また、起こってしまった殺人事件について、核はわかるんだけど、核心に迫る殻が相当な肉厚で・・・・

ナイチンゲールは白衣の天使の代名詞でもあり
また、小夜啼鳥=夜のしじまに歌うDIVAの代名詞でもある・・・・か

渡海医師が悪意を掻き立てられ、ジェネラル・ルージュの誕生に一役買った冴子さんと城崎さんが、そういう形で出てきますか(・・・ってか、執筆順でいうと、ジェネラル・ルージュの伝説が一番新しいのよね。いやぁ、小説の世界とはいえ、時空を自在に飛び回り、しかも整合性を欠かないなど、数字に滅法弱いアタシには”神業”に思えます)

おすすめポイント:
子どもにとっての真実は真実
うまく”騙し”てやることと
子どもにもきちんと”現実”を見せてやること
どちらもが大人の使命だ・・・というのが心に響きました
他の作品よりも”子ども”に関わっている人には琴線に触れる部分、多いと思います

海堂 尊 『ジェネラル・ルージュの伝説』

スッカリ海堂ワールドにハマってしまった感の、華音です、どーも。79666912_2 

あ~~~~~~~!!
映画では竹内結子さんが、そしてTVドラマでは伊藤君がやってる田口ってあの、『ひかりの剣』や『ブラックペアン 1988』でベッドサイド・ラーニングの手術見学のとき、世良研修医が失敗した左胃動脈結紮で失神した、あの田口クンだったのねぇ・・・・
アタシ『チームバチスタ』は原作読まなかったんだけど、そういえば、映画観た時に娘たちが「原作は竹内結子の役、男の変な神経内科医なんだって・・・」と言ってたっけな
だったら、ドラマの方がより原作に忠実・・・・でも、伊藤君と西島秀俊さんとが同期ってのは、ピンとこないなぁ・・・・

この『ジェネラル・ルージュの伝説』は、映画の最後の方で野際陽子さん演じる藤原婦長が語ってた”ジェネラル・ルージュのいわれ”だったのね

医学の世界って、学閥も強く、も~~~~~~~~んのすごぉ~~く封建的な世界だっていうイメージあるんだけど
”何より人命救助を最優先”する非常時には、速水医師のような”跳ねっ返り”が必要
かつてはその跳ねっ返り小天狗だったはずの高階教授が、すっかり”体制側”に納まっているのも世の常か・・・

『ひかりの剣』のレビューでは、帝華大は東大、東城大は慶応がモデル、と書かれていたものがあったけれど、どうやら、海堂さんの経歴から鑑みるに、東の城(確かに首都の東にあるね)東城大は千葉大を模したと考えていいのでしょう
それならば、六本木からハイヤー飛ばして朝の回診に帰ってこられるものね(慶応ならハイヤー使うまでもないでしょう)

自作解説や海堂尊ワールドを残しているけれど、これは一緒に借りてきた『ナイチンゲールの沈黙』を読んだ後に改めて読むことにしましょう
『ジーン・ワルツ』の曾根崎理恵医師の母山咲みどりを描いた『レディ・ヴェルデ』を読んだ後でも良いかもしれない・・・・

海堂作品をいくつか読まれた後に、できれば『ジェネラル・ルージュの凱旋』をまだ読んでいない(あるいは、映画、ドラマを観ていない)方は、そちらを先に読まれることをオススメします♪

海堂 尊 『ジーン・ワルツ』

ジーン・ワルツ

著者:海堂 尊

ジーン・ワルツ

読んだきっかけ:『ひかりの剣』の清川吾郎が登場すると、知ったので
また、映画かもされるらしいので、予約が殺到するその前に・・・・

感想:一分の隙もない(と、凡人には思える)”完全犯罪(!??)”いや、”確信的反乱”
そして”美しい奇蹟”
ミステリー小説、エンタテイメント小説に不可欠な要素はバッチリ!

章立てのサブタイトルが「○月 (場所)」と、時間が進行し、場面が交錯するのは『ひかりの剣』と同じ、いわば舞台作品の場面立て、のような手法

遺伝子医療に関する問題提起小説は、箒木蓬生氏の作品にもあったように記憶しているけれど
この海堂氏の作品は、政策の問題にまで踏み込んでいる点で、社会派小説ともいえる

「今の医療崩壊は現場から出てきた問題ではなく、構造的に官僚たちの判断ミスが積み重なって誘導された結果でもあるというのに、そうした事態を政策誘導した官僚は、誰も罪に問われない。それどころか、引退後にはさらに無責任で高給の関連団体へと天下っていく。これではまさに盗人に負い銭。」

快哉!!!
これはひとつ医療の世界だけのことではない
「ゆとり教育」が子どもをダメにし、現場を疲弊させることくらい、現場にいる人間には日の目を見るより明らかだった
そのツケは他でもないゆとり教育を受けた子ども達や現場の教育者
が背負わされ、十数年後結果に慌てた官僚はゆとり教育を撤回、三割減じた教育内容をまた戻そうとしている
しかし、その一方「ゆとり教育」を提唱・推進した(”武士道”でいうならば真っ先に詰め腹切るべき)”戦犯”元某国立大学長有馬某や当時の文部省事務次官寺脇某は責任を問われることも職を追われることもなく、悠々自適
国立大学独立法人化然り、年金政策然り、介護保険制度や障がい者自立支援に代表される福祉政策然り、司法改革政策然り・・・・
施行する前から先のナイ、当事者にとってプラス面の少ないものとわかっていて強行
ごく一部、官僚のお膝元、鼻先にある機関だけは優遇され、地方は疲弊する地域格差の拡大

怜悧な美貌の才女曾根崎理恵は”希望”であり、真の医療の”良心”のシンボルとして描かれている
多分、まだまだこの国にはたくさんの”曾根崎理恵”が存在するのだろう
彼ら彼女等が力尽きる前に、すべてを”ヒトサマ任せ”にしているアタシ達が現実を見極めるときなのだろう


そういう”社会正義”が刺激される一方
『出産の奇蹟』の章では
妊娠期に何度も逆子になり、うつ伏せになってお尻を持ち上げる”逆子体操”を繰り返したにも拘らず、分娩前にまた骨盤位になってしまったのか、回旋異常だったのか、しっかりとしたインフォームドコンセントもないままに”緊急帝王切開”になったおネエの出産や、切迫流産で安静を強いられたチビの妊娠のことなどを思い出し
出産当時は母子手帳に書かれていても意味もわからず気にもしなかったアプガール指数を改めて母子手帳を取り出して確認
9点だったおネエと8点に小さくマイナス1と付記してあるチビ、共に”満点”ではなかった娘たちが、今それぞれの命を懸命に輝かせて生きていることに改めて感動
そう・・・・・あの、出産時の不安と感激とを思えばこそ、子育てのたくさんの山を乗り越えてこられたのだ・・・と

昼ご飯の後、買い物のついでに図書館で受け取ってきたこの本
今借りているのはこの一冊だけだし、明日は図書館も休みだし、
ゆっくり読もう、と思っていたのに
うちに来る子たちもいない完Offであることも手伝って
ちょこちょこ雑事に分断されつつも、先が気になって家事はほぼ放擲し読んでしまった
あまりに腰を上げないアタシに業を煮やして、今日の夕飯はツレアイが主導して作ってくれました(アタシはちょっとお手伝いしただけ・・・・)
普通の”堅気の勤め人”とはちょいと変わった生き方をしていることについて「苦労かけるネェ」と彼は言うけれど、なんの!
アタシは好きな本を思う存分読ませてもらえる環境が与えられているのだから、こんな幸せなことはない
本が読めなくなること、これがアタシにとっては一番の”辛いこと”かもしれないな。。。。

今日は存分に読書に没頭できたから、明日からまた午前と午後の勉強会とチビのお弁当作り、ガンバロウ!

おすすめポイント:現場の産科医が読まれたら溜飲下がるんじゃないかしら?
あ〜〜〜、でも、現場の産科医の先生なんて、ゆっくり専門書以外の本読まれたりするお時間なんてないか・・・・・
それが現実。。。。。

小川 洋子 『ミーナの行進』

ミーナの行進 (中公文庫)

著者:小川 洋子

ミーナの行進 (中公文庫)

読んだきっかけ:母が読書会の課題で読む、と言うので

感想:絵になる、お話になる”舞台”ってあるんだなぁ・・・というのが
読後一番のインパクト

喘息持ちで、その病弱さの為に、闊達な同年代の友達と一緒にメいっぱい外遊びに興じることもなく、うちで読書に親しみ自分の世界に埋没したり、きょうだいと”学生看護婦スーごっこ”や”若草物語ごっこ”に夢中になったりする子どもはどこにもいただろうけれど
その子が、毎日隣の家の漁師のお兄ちゃんから「奥さ〜〜ん、今日は活きのええ魚あるでぇ」とおすそ分けを頂いている海の近くの町の子どもだと、”物語”にはならない
喘息持ちで、本に親しみ、物語の世界に遊ぶ少女は
やはり、芦屋の瀟洒な洋館で暮らすクォーターで、お手伝いさんが手綱を引くコビトカバに乗って登校するような美少女でなければ・・・


芦屋の洋館、ドイツ人のお婆さま・・・・それだけで、グリム童話の世界が拡がってゆく。。。。

小川洋子さん、『妊娠カレンダー』は薄気味悪く、人間の”悪意”を覗き込むようで、ちょっと敬遠していたのだけれど
『博士の愛した数式』はなんとも言えずほのぼのと暖かかったし、藤原正彦氏との対談も割と”まっとう”な人なんだな・・・と安心して読めたのだけれど、この作品、子どもにも読ませたいと思うような、暖かく優しい作風
いろんな筆致で描ける、優秀な方なんだなぁ。。。。

おすすめポイント:山陽新幹線が開通した頃の”子ども時代”を追体験したい方に・・・・

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