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高樹 のぶ子 『ショパン 奇蹟の一瞬』

ショパン奇蹟の一瞬

著者:高樹 のぶ子

ショパン奇蹟の一瞬  買ったきっかけ:新聞の新刊案内に惹かれて

 感想:書籍を、しかも新品でまず買うことのないアタシが、溜まったポイントでとはいえ、この1冊を買うことにしたのは
結構好きな恋愛小説を書く高樹のぶ子さんの作品で、しかも高樹さんや同行されたカメラマンの方が撮影されたショパンゆかりの地の写真がふんだんに掲載されていると知ったこと、そしてアシュケナージとアルゲリッチ演奏の全15曲のCD付きだということから
この本を手にして初めて知ったのだけれど、高樹さんは2年前ナントのラ・フォル・ジュネにアンバサダーとして参加され、今年のラ・フォル・ジュネ・ジャポン「熱狂の日」でアンバサダーを務められるほど音楽通でいらしたことは、失礼ながら存じ上げませんでした(小林秀雄に『モォツァルト』があり、篠田節子さんが趣味でチェロをなさるなど、文章をものす方には音楽に造詣が深い向きが多いのは事実ダケド・・・・)

ショパン生誕200年記念の今年
ショパン関連の書籍は例年に増して数多く出版され、CDも発売されているのだろうけれど
ショパンとジョルジュ・サンドとの恋愛譚はもう人口に膾炙しているもので十分、それ以上のことを詮索する野次馬根性も、真実を掘り下げようという学究的な興味もないアタシにとって
詳細な評伝や、興味本位のゴシップではなく
二人のゆかりの地に足を運び、そこで作者が五感で感じたものを、ひとつひとつの曲のエピソードと絡めて文章にされている、一種の紀行文やエッセイのようなものであれば、また違った趣があって面白かろう・・・・と

まずは「はじめに」の中の

音楽批評とはほど遠く、鑑賞と呼ぶには少々出過ぎた感性で、この本を書いた

この一文で”あぁ!期待通りだ!!!”と思った


六歳年上の社交の花と草食系男子の組み合わせは、そのままトレンディードラマにさえなりそうだ

そうそう!この感性、このバランス感覚
現代に生きる、生身の女性であり、恋愛小説家として
変に肩肘張らず、小難しいことを言わずに
作品を聴き、ショパンとジョルジュ・サンドの生きた後を辿る
なんて小粋な!!!

読書は通勤や移動の途中か、勤務先の空き時間に・・・といういつものクセで、この週末の移動の時間にバスと電車で読破してしまったのだけれど
これは、付録のCDで、それぞれの曲を聴きながら、その曲にまつわる一節、一節を読むとまた違った余韻が残るに違いない
画像も余計な感傷や、知ったかぶりな饒舌さが感じられない構図と量で、読者の旅情を誘う
そこに文章がある分、ポーランドのショパンの生家を訪れた母が買ってきてくれた絵葉書よりも生き生きと映る
うん!これは永久保存用に購入して大正解!

今度はCDを聴きながら、ひとつひとつのエピソードを丁寧に読み込んでみよう

おすすめポイント:
美しい写真画像が多いので、目でも楽しめ、付録のCDもあり、まさに五感でショパンを楽しめます

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コメント

PIOさん>
流石!!!まずはCDをお聞きになられたのですね(^^♪

確か新聞記事でもCDの演奏者について書かれており、演奏者についてほ~~んとに浅い情報量しか持っていないアタシでも知っていた奏者だったので、「んん??」と惹かれた、というのが実のところでした

音と共にゆったりと文章、画像をお楽しみくださいね(^_-)-☆

おそらくは同じ新聞記事で、この本のことを知り、
「まずは図書館で借りてみて…」と思っていた私。
やっとその順番が回ってきたのですが、付録CDを聴いてみたところで、
「購入!」決定。
演奏者が、アシュケナージとアルゲリッチだったとは!!
私もこれから、ゆっくり楽しむ予定です。

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