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今度は昼の部

昨日は、南座の三月歌舞伎の昼の部観賞 Photo

出し物は1749年に人形浄瑠璃で初演された竹田出雲、三好松好洛、並木千柳合作の『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわのにっき)』の「角力場」と近松作、坂田藤十郎監修の『曽根崎心中』、そして河竹黙阿弥の『連獅子』
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最初の『双蝶々』は、獅童くんの濡髪長五郎の実に鷹揚な関取ぶり、そして濡髪の贔屓筋与五郎を調子よく、また、濡髪と取り組みをし、見事勝ちを上げた放駒長吉をある場面では茶目っ気たっぷりに、そして、最後まで意地を見せて演じた亀治郎さんの芸達者ぶりが楽しめた
『曽根崎心中』は筋は知っていたけれど、文楽でも観たことはないように思うし、歌舞伎では初めて観る道行き
翫雀さん当たり役平野屋徳兵衛と壱太郎さんの天満屋お初の親子競演
心中モノは、学生時代学祭で『心中天網島』を演ったことがあるのだけれど、歌舞伎や日舞に詳しいクラスメイトが監督で、厳しく演技指導、所作指導されたのだけれど、あの当時歌舞伎の道行きを観たこともなかったアタシがよくもまぁあんなものでお茶濁していたな・・・・と、情感たっぷりに引っ張る引っ張る最期を観て、20年近くも前のことを思い出して赤面coldsweats02
大衆の面前で辱めを受ける徳兵衛の無念さと、九平次の悪事露呈してからの徳兵衛の伯父であり主人に当たる久右衛門の怒りと嘆きは胸に迫った
昨年末の顔見世では『石橋』を観たのだけれど、今回の『連獅子』は息がぴったりと合った獅童くんの親獅子、松也さんの仔獅子の踊りの勇壮さと、翫雀さん亀治郎さんの二人の旅の僧の掛け合い張り合いがとても楽しかった

私たちの席近くに、開演ギリギリに入ってきた詰襟の制服の男の子たち数人の集団
休憩時間に、お隣の席のオバサマたちが
「どこから来たの?」と話しかけられていたのが聞くともなく耳に入ってきたのだけれど
「仙台からです。せっかく京都に来たんで・・・」との返答
修学旅行の自由行動に組み入れたのだろうか
そりゃ、京都に来たからではの良い経験してるよね
これも、中村獅童くんや市川亀治郎さんなど、若者ターゲットのTV番組や映画にも積極的に出演している若手役者さんの功績のひとつでしょうww

先日の夜の部に比べ、昨日は大向こうからの掛け声が少なかったように思った
先日は、女性の掛け声も聞こえ、また、掛け声ビギナーさん??というか、折角来たのだから掛け声を発することも含めて歌舞伎を楽しもうという趣向か、タイミングを計りかねているのか、自信なさげに、誰かの後について慌てて掛けているような声も聞かれたけれど 昨日は、最初の『双蝶々』ではついぞ一度も”澤瀉屋(おもだかや)””萬屋(よろずや)”の呼び声が聞かれなかったのはちょいと淋しく、「あらら・・・やはり昼は常連さんがいらっしゃらない?」と思っていたのだけれど、やはり翫雀さん(成駒屋)が出ていらした頃からはちらほら聞かれるようになりましたね

今回ご一緒したお友達が、「亀治郎さんは一度観たらハマるよ~、と言われた」と仰っていたけれど、それはホント
『情熱大陸』などでも、研究熱心であることは喧伝されていたけれど
一昨年の夏に初めて観て以来、先日の『加賀見山』に続き3度目の今日もまた
亀治郎さんの芸の細やかさ、豊かさに魅入られた

チビは過日のバラエティ番組『ハンター 逃走中』観て「亀治郎さんって性格悪い~~~」と憤慨していたけれど
あのしれっとしたメンタリティが、お芝居では押し付けがましくなく、狂言に通じるような乾いた面白さをうまく表現する源になっているんだろうな・・・とアタシは悪くなく思ったんだけど。。。。

11時からのお芝居だったけれど、折角京都に行くのだから少し遅くてもお昼はお芝居の後にどこかで食べよう、ということにして朝シッカリ食べてお弁当は持ち込まず。
お芝居が跳ねた後、花見小路の『十二段屋』(http://www.junidanya.com/cgi-bin/junidanyaHP/sitemaker.cgi?mode=page&page=page3&category=0)のぶぶ漬け(お茶漬け)か、『おいしんぼ』(http://r.gnavi.co.jp/k089504/)でおばんざいランチかを・・・と思っていたのだけれど、『十二段屋』は定休日、『おいしんぼ』はもう夜メニューになってしまっていたので、先日お茶した『OKU』(http://www.oku-style.com/index.html)で、美山荘のおばんざいを頂きました

Oku 春キャベツのゆず風味ジュレ添えやブロッコリー豆腐とサツマイモのすり流しや、じゃがいも団子とふきのとうの天麩羅、筍のひろうすなど、季節感溢れる上品なおばんざいに大満足
少し寒い雨も気にならない、しっとりとした古都の一日でした♪

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