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30分の重み

子どもの頃、ピアノの練習時間は毎日1時間でした
高3になり、受験と併行してピアノを続ける、ということで1日30分に減らし、
今は、特に時間を定めず、気が向けば30分~1時間弱弾いています

娘達にも1時間やらせたかったけれど、子どもの頃の自分にとって1時間のピアノの練習がとても退屈で苦痛だったことを思い、小さな頃から1日30分を義務付け、定期試験の前は15分でよし、ということになっています
「おかーさんなんか、高3になるまで、部活から帰ってからでもずっと毎日1時間やってたんだから、あなた達30分くらいの時間を生み出せないはずがないし、それくらい集中してやれないでどーする!!!」
「でも、おかーさんだって、レッスンの前日くらいしかやってないやん」
という、なんとも不毛な諍いを日々是続けているわけですが・・・・・


今日は、自分に与えられた30分という時間が、どれだけ貴重で、贅沢だったことか・・・・


先月、ピアノのコンサートを聴きに行った時(http://kanon1211sukefuji.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-affe.html)に、そこのホールで使用しているコンサートピアノを一般開放して試弾させてくれるイベントがある、ということを知り、イチもニもなく、締め切りギリギリで応募したのが、3倍の高倍率を突破し、当たったので、行ってきました

Image198 ホール壇上に(奥から)ヤマハCF-Ⅲ、スタインウェイD型、ベーゼンドルファー275の3台のピアノが出揃っているのは壮観
これを30分間、自由に弾いて良い、というのだから、興奮もしようというもの!!!

10分前に受付を済ませ、ホールに入ると、アタシの前の番は、ちっちゃな男の子の兄弟が、スーツにネクタイという正装でピアノに向かっていました
客席で見守るママはビデオを構え「次は○○を弾いたら?」と熱心に指示
未来のピアニスト君達、すらすらと弾いてましたよ。。。

そのご家族の時間が終わると、まずは係の方がピアノの説明をしてくださる

Image204 Image203 これがヤマハのCF-Ⅲ。現在はCFⅢSが「ヤマハの音の頂点」と言われている、ヤマハで一番大きいサイズのグランドピアノのシリーズ

これはスタインウェイ。ヤマハやベーゼンに比して、響板に開いている孔が小さいのが特徴だろうかImage199_2 Image200_3

そして、これがベーゼンドルファー。側板がほかのピアノと較べてもか~~なり細いのが特徴的Image201 Image202

ピアノの鍵盤は88鍵という標準を超えて、低音部に余分な鍵盤が入っているのは、音の響き(余韻)を保つ為で、ほとんど使われないのだけれど、現代曲にはこの黒く塗られた鍵盤を使う曲もあるらしい
Image205_3 「では、ご自由にどうぞ。またお時間になったらお邪魔します」と係りの方が退出なさってから、こんな素晴らしいピアノで、しかも音響を計算しつくされたホールで「練習」できる、という限りない贅沢!!!
せっかくこんな最高のシチュエーションで弾きながら、まだ曲が完成してなくて、途中弾き直しをしたり、ミスタッチで止まったり・・・・っていうのがなんとも”お粗末”ではあったのだけれど
誰もいないホールで、気分は”コンサートピアニスト”
アタシ的には、ベーゼンが一番柔らかくて好きな音色だった
スタインウェイはこの会館の大ホールでも使用されることがある、ということで、音響を大ホール仕様に調整してある、とのことで、アタシの技量と弾いた曲には、少し華やか過ぎる感あり

それぞれのピアノで1回ずつ弾き、最後に一番感触の良かったベーゼンで1曲弾き上げたところで30分の持ち時間終了

このイベント、アタシは今年初めて知ったのだけれど、毎年やっているそうで、粋なことやるじゃん、奈良市!!!!という感じでした。

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華音の日常」カテゴリの記事

コメント

みるさん>
勿論アタシも、PIOさんのように音色の違いを聞き分ける鑑賞力を持っているわけではアリマセンbearing
コンサートホールでピアノのリサイタルを聴いた時に
「あ、これはスタインウェイだ」とか「この音はベーゼンだ」なんてこと、わかるわけもないし、前回聴いた演奏者の音、と今日の音の違い、なんていうのも、明確に聞き分けたりできませんdown

そんな私でも、3台のピアノを並べられて、実際に自分で弾いて音やタッチの感触の違いを感じてください、という、そこまでの贅沢なチャンスをいただけたら、さすがにその違いは身を持って体感できた。。。っていうか・・・・
学問に関しても、生き方に関してもそうなんですけど
アタシ、なんでも頭で理解しようとするところがあって(それは、五感がものすごぉ~~く”鈍い”という、芸術やるには一番致命的なセンスの欠如から、なのだと思うんだけどね 笑)アタマや机上では理解できないこと、まして鈍感さゆえにただ耳にする、目にするだけではキャッチできないことを、とにかく”体当たり”でガツーンとからだになるほどぉwwwと感じさせて初めてわかる・・っていう、なんともプリミティヴなところから抜け出せてないんですよね~~
人生半ばまできてこれだもん、きっと一生そうよね
だからこそ、新しい発見や体験がとっても貴重でありがたいんですwww

うちの夫婦、学生時代から”酒が取り持つ縁”なんですよ。。。
彼が”飲めない人”だったら、きっと結婚はしてなかったな(笑

こんにちは!
へぇー、ホント奈良県、粋なはからいですねー。
すごい、一流のピアニストと同じ楽器を弾けるなんてホント貴重な体験ですねー。
私は昔ピアノを習っていたけれど、ピアノの音色まで聞き分けられるところまでは全然至らなかったからなー。
でも30分の貴重さ、それなら今はわかります。
華音さんもPIOさんも、ずっとピアノを続けていらっしゃる、それが素晴らしいことなのですよ。
続けていない私には、その30分は何の意味もない時間になってしまいますもの。
それを意味ある時間に変えるのが華音さんのこれまでの努力なのでしょうね、ホント素晴らしいな。

↓バレンタインにワインをプレゼント、大人ですねー(笑)。
ウチはお酒飲まなくて、甘いモノ大好きなので、チョコレートケーキだけで充分なの(笑)。

PIOさん>
もちろん、スタインウェイとひとくちにいっても型番によっても、もっと細かいことを言えば1台1台
そして、弾き手によって音色が変わるのは言うに及ばず・・・なことなのでしょうね
(アタシは日頃からそんなこと”気にして”聴いたコトモ弾いたこともありませんでしたし、モチロン自分で聞き分けることなどできないし、できるとも思っていませんが、それでも”わかるひとにはわかる”違いがあるのだろう・・・と言うくらいは予想はついていましたcoldsweats01

アタシなど、子どもの頃からどんなピアノであっても、よほど調律がされていなくて音が狂っているのでなければ、音色の違いなどに気付くわけもなく、ただただ鍵盤がある楽器でありさえすれば喜んで弾いていましたし、それは今に至っても同じこと
自分の家にピアノを買う時になって初めて、YAMAHA、KAWAI以外にもピアノメーカーがあることを知ったくらい、ブランドにも楽器の値打ちにも無頓着でした

そんな、単にピアノを弾くことが純粋に好きであるだけの、大雑把で凡庸なアタシにとって、3台のどれも一流といわれるコンサートピアノに触れることのできる機会は、本当に”百聞は一見にしかず””習うより慣れろ”で、ものすご~~~く濃い体験になりました
もちろん、こんな1回の経験で”何かを会得した”とは思いませんけれど。。。。

30分で500円、一人1時間まで制限のこの企画は
どんな立派なコンサートにも勝る、眞の音楽体験、文化へのふれあいを市民に提供する素晴らしい試みだと思います
だからこそ、なかなかの高倍率なんですけどね
アタシはビギナーズラックだった、ということでしょう、きっとhappy01

う、うらやましい…(垂涎)
すごいですね、粋ですね、奈良!


とはいえ、ピアノによる音色の差に気がつくようになったのは、私にとってごくごく最近のことです。
で、気にするようになってみれば、
スタインウエイと一口に言っても、ピアノによって音色もタッチも全く違うのにはびっくり。
さらには、同じ会場の同じピアノの響きが全く異なって聞こえることさえあるんですね。
プロのピアニストのときはとってもやわらかい音色だったのに、音大生の発表会では非常に硬い音色になっていたり。
弾き手の差なのか、調律の差なのか…


「弾き手に聴こえている音」と「会場で聴こえている音」にも差がありますよね。
本来なら、そこまで気を配って演奏すべきなのでしょうけれど、なかなかそこまでは手が、気が、回りません。
相も変わらず「暗譜できない」で悩むレベルにとどまっておりますが、せめて「自分の音色を聴く」ことのできる弾き手になろうと努力中です。

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