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いろいろ初体験

まずは「京都先斗町小料理屋」さん初体験

友人に連れてってもらった
大学時代の友人のご子息は、今南座の顔見世に出演中
12月は京都に滞在中、という友人は
先斗町のお店のおなじみさん
「今年もきはってんな~」「いつまでいはるのん?」「○○ちゃんちょっとすっとしたな~。ぽっちゃりしてた頃もかわいかったけどな」
あぁ・・・”一見さんお断り”ととても敷居高く思えるこの街には
こうやって、役者さんを育てる”空気”があるんだなぁ
小料理屋さんで「ここ、お食事、すごい美味しいのよ」と友人は言っていたけれど、夜の部の前だったので、お食事はちょっと・・・というわけだったのだけど
小料理屋さんなのに、美味しい甘味が揃っていて、アタシはハーフサイズの抹茶あんみつをいただきました
ハーフでもお腹い~~~~~~~~~~っぱい
の上に、「クリスマスやし、食べてみて」とシュトーレンとお紅茶までサービスしていただいた

そして、今日の目玉
『南座顔見世』初体験
京都で学生時代を過ごした妹は母と行ったことがあるらしいのだけれど
アタシは南座も顔見世も初体験
歌舞伎は去年の夏に姫路の文化会館で亀治郎さんを、秋には東大寺で幸四郎さんの勧進帳千回公演も観たのだけれど
歌舞伎専用劇場で観るのは学生時代に歌舞伎座や新橋演舞場に観に行っていた頃以来だから、もう、ホンモノの”歌舞伎観劇”の雰囲気はまさに20年以上ぶり
ママ友に「アタシ今日顔見世初体験なの~」と大コーフン状態でメールすると
「ふ~~ん、てことは、お着物かしら~?」とのお返事
そ~~だ、そ~~だ!歌舞伎鑑賞と言えばお着物
母なら間違いなく着物、なんだろうけれど、アタシはそんなの思いもよらなかったわcoldsweats01
確かに、南座に入ると和装率高し!!!
友人のご子息は昼の部にも夜の部にも出演なさる(http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/2009/12/post_17-ProgramAndCast.html)けれど、「夜の部の方が良いお役」と伺っていたので、夜のお席をDsc05653
友人は「今回ちょっと張り込んで、1階の花道脇の席を狙ったの」と仰っていたけれど、アタシはちょっと張り込んで3等席を・・・(最初は観られるなら4等で良い、と思っていたのだけれど、申し込んだ時に提示されたお席があまりに端っこだったので、あと2000円奮発!)

Dsc05649 南座の師走の装い、ずらりと並んだ「まねき看板」
もちろん、友人のご子息のまねき板もあります
アタシはもうこの外観見るだけで、テンション上がりまくりupup

前半、『天満宮菜種御供』は菅原道真大宰府配流のくだり、『土蜘蛛』は源頼光の四天王の土蜘蛛退治のお話
イヤホンガイドを借りていたのでわかりやすかった、というのもあるけれど、やはり学生時代に観に行っていた頃よりも、ずっと人生経験豊富になり、あれこれと雑学の知識も増えたので、解説パンフレットがなくても楽しめた
友人のご子息は、夏の同窓会の時に別の友人が「もうね、素晴らしいの!踊りも、所作もすごくお上手なの!!」と絶賛されていた通り
遠めにも凛としたお顔立ちで、よく通るお声、そして、今回は踊りはなかったけれど、所作の流麗さは、歌舞伎の所作や日舞に明るくない私にも「これが梨園の御曹司でもない中学生の動き?」と思える洗練されたものだった

後半までの30分の幕間に、友人と入り口で待ち合わせ、南座お隣のお蕎麦屋さんで夕食
京都ならではの「にしん蕎麦」やさんだったのだけれど
アタシはにしんもお蕎麦も得意でないので、おうどんを頂く
関西には珍しい細打ちのおうどん、美味しく頂きましたww

お食事終えて劇場に戻ると、ちょうど幕間の終わる時間
後半はあまりにも有名な、だけどアタシは一度も”ホンモノ”を観たことがなかった『助六』
学生時代に学園祭で花魁の役を演じたことがあったので、思わず玉三郎さんの花魁の衣装や所作をまじまじと観ては、アタシ達の素人劇の衣装の貧弱さ(そりゃ、各自うちにあったものを持ち寄ったのだから、あの当時はアレが精一杯、だったんだけどさ。。。。アタシなんて、花魁なのに、地味な黒いウールの着物(黒が”粋”だと思ってた若気の至りと、さすがに母に舞台で着るのでやわらかものを貸してくれ、とは言えなかったので・・・)に七五三の時の鈴の付いた金襴の帯をお太鼓を前に(鈴木春信の『遊女に玉づさ』の絵のような・・・・)してたんだから、今日の玉三郎さん演ずる揚巻などとは雲泥の差)に今更ながら冷や汗したり
観ていて「あ、帰ったらチビが録画してくれてる『仁』観なきゃ!」と思い出したりして・・・
初めて『助六』をちゃんと観て、ストーリーも、そしてかの有名な大見得もすべてが切れ切れの知識とピタッと符合して、まぁ、良い気持ち!!!
そして、最終幕の『石橋』はこれまた、お正月のバラエティやパロディ物でそのスタイルだけを知っていた連獅子の「毛振り」
天井から雪に見立てた紙ふぶきがハラハラと舞う、まさにエンディングに相応しい豪華絢爛な演目に「あ~~~~~、今年最後の厄払い、千秋万歳にええもん見たわ~~~」と大感激!!
高校生の頃は年に一度、父の職場の厚生事業で催されていた宝塚歌劇を観に行っては大感激していた娘時代を思い出し
同じく宝塚のゴージャスな舞台を愛してやまないおネエにも、それに通ずるこの豪華な舞台は是非いつか見せてやりたい!!と強く思ったww

感動冷めやらぬままに劇場出口で、友人と、衣装直して出てこられたご子息とにお会いし、「これがうちのチビと同年代の男の子!??なんて、しっかりとした・・・・」ともう夢見心地で帰途に着きました

世に”ステージママ”多し、といえども
彼女は社会人として自分自身の中に、キャリアについてのしっかりとした太い芯を持っていて、”子どものために”自己犠牲を強いる・・というタイプの人ではなく(アタシなど、社会人としてのキャリアも子育て期は中断し、ずっと貫いてきたわけでもなく、さりとて、子どものためと、何を置いても子ども中心の生活をしてきたわけでもない、本当に中途半端な生き方しかできずにここまできているわけだけど・・・)、子どもに自分の夢を託してあれこれとお稽古事をさせようという感じでもないし
また、”子どもがやりたいことをやらせてあげよう”という人ではあるけれど、庶民感覚の根づいた人で、決して”子どものやりたいことには金に糸目をつけない”という感じではないので
今注目の辻井伸行さんのお母さんのようなステージママタイプともちょっと違うと思うのだけれど
どうしてお子さんがこんなに幼いうちから、そんなにはっきりと自分の進むべき道を選び取り、着実に歩いているのか、不思議でならなかった
彼女によると、彼女自身が歌舞伎は好きで、彼女が観ていたものを、彼はまだおむつをしていた頃からじっと観ていて、お芝居に連れて行けるようになると「いい子にしてないと連れて行かない」と言えばいい子になる、と言うくらいお芝居を観に行くことを愉しみにし、あるとき幕間のロビーで、歌舞伎の真似事をしていたのを目に留めて声を掛けてくださった、一番最初の踊りのお師匠さんとの出会いがきっかけとなり(彼女は当時、経済的にもとても苦しかったので「子どもにお稽古事をさせる余裕はありません」と長い手紙を書いたらしいのだけれど「じゃ、いくらなら出せるの?」という言葉で、彼女の提示した破格のお月謝で踊りのお稽古を付けてくださるようになった・・・とか。それほどにまでほれ込まれる、見所、才能があったのでしょう・・・)、そのお師匠さんのご紹介で人を介して、今のお部屋の部屋子さんになられた・・と
友人は「運だよ」と仰っていたけれど
生まれながらに宿っていた興味と才能、それが触発される環境
そして、その才能を見出してもらえる機会に巡り会えるという、まさに”運”、そして出会えた人との”縁”
そういうものに、人の人生って導かれていくんだね~~

さりながら、役者とは浮世定めぬ人気商売ゆえ、友人は「このままうまく行ってくれると良いんだけど・・・」「歌舞伎ブームが去ると見向きもされなくなってしまうかもしれないし・・・」と母親ならではの不安も垣間見せる

けれど、どんなときにも「求めよ、されば与えられん」
うちの娘たちにも
きっと、、、、、、

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コメント

みるさん>
そうなんですぅ~
南座にはこんなに近くに住んでいながら、これまで一度も行ったことがなくて・・・
お声を掛けていただき、本当に良い体験できましたww

歌舞伎も最近は随分地方巡業しているようで、去年は姫路や奈良でも観たので、札幌で舞台が掛かることもあるんじゃないでしょうか??
Y美ちゃんのお坊ちゃまがその公演に出演なさるかどうかは”時の運”みたいなものもありますが・・・・

そうそう、お坊ちゃまと歌舞伎の”なれそめ”のお話
本当に、良いお話でしょう~~
アタシも、伺っていて、ホントにもう”感動!!!!”してしまい、この話を自分の胸に収めておくことができなくて、こうやってブログに書いてしまいましたsweat02
歌舞伎ではマイクなど使わないのが慣例だと思うので、かなりの声量と言うか、腹からの声でなければ3階席まで届かない、と思うのですが、彼の声は本当に朗々としてよく響き、”この子は本当に、芝居をやる為に生まれてきたのだろうな・・・”と思わされました。。。

ああ、へぇ、あの方のご子息の舞台、ついに見に行かれたんだ!
いいな、そういうとこだけは、大都市近郊に住んでいるのがうらやましいワ!
札幌公演・・・なんていうのがあれば行けるかも・・・。
でもまさか・・・ないでしょうね(泣)。
ご子息が歌舞伎を始めたきっかけ・・・。
とても感動しました。
そういう出会い、というか、神様のお引き合わせみたいなのって、あるんですねー。
そして、そのお師匠さんって、ホント、見る目のある、素晴らしい方なのでしょうねー。
いいお話、ありがとうございました!

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