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梯 久美子『昭和の遺書』

昭和の遺書―55人の魂の記録 (文春新書)

著者:梯 久美子

昭和の遺書―55人の魂の記録 (文春新書)

読んだきっかけ:
他人様の遺書を好んで読む、などという趣味はなかったのだけれど
新聞の書評で知って、読んでみたくなったので

感想:
参考文献を見ていてビックリ
”遺書をまとめた”こういう分野の書物・・って結構出てるのね
言われてみれば『きけわだつみの声』なんてその最たるものですね

一番胸が締め付けられたのはやはり有名な円谷さんの遺書
家族ひとりひとりに、食べさせてもらったものと感謝の言葉を列記し
最後に、苦しい胸のうちを吐き出し
親への不孝を詫びる
どれだけ苦しかったのだろう・・・・と

それから、バスの中で読んでいて、不覚にも落涙しそうになったのは、当時新聞にも公開された鹿川裕史くんの「イキジゴク」の遺書
こんなことを絶対に繰り返してはならない、我が子も、他のお子さんも、決して死なせてはいけない
何度もそう思うのに、このような陰惨で痛ましい事例は後を絶たない

時代についていけなかった人、時代に負けた人
そういう言い方ができる幕引きも少なくないように思う


『虎は死んで皮を残し、人は崩じて名を残す』と言ったのは誰だったか
残すような名もなく、文を残そうとも思わないけれど
平成という時代を
漫然と・・ではなく、しっかりと見つめて生き、そして死を迎えたいと思う

おすすめポイント:
人の生き様、死に様を通して時代が見える
自分の命の重さを感じたい時にオススメかも

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