« そしてまた | トップページ | おネエ様方との一日 »

米原 万里 『魔女の1ダース』

以前読んだ同じ著者による『ガセネッタとシモネッタ』と同じく、515wwpkvxnl__sl500_aa240_
同じ言葉でも社会の規範や文化的背景、立場や階級が違えば
意味が違ってくる・・・ということが、さまざまなエピソードを交えて語られている

在米歴の長い友人が日本語の「真面目」に相当する英語はない、と仰っていたけれど
確かに、「diligence」や「industry」で引くと「勤勉」となり、「serious」はアメリカでは否定的に使われるとか(それは「too serious(蔑視的用法)」のような気もするけれど・・・)
アタシ的には「earnest」が一番近いように思うのだけど、どうも日本人の”真面目さ”はアメリカではそういう風に好意的には受け取られてはいないようバッド(下向き矢印)
これはまさしく”文化的背景”の違い・・・だと思うのだけれど。。。


『悪魔と魔女の辞典』に倣って解析してみよう

愚痴― さり気なく自慢し、相手から賞賛を引き出したい時の隠れ蓑(但し、これは”謙遜”が美徳とされている国でのみ通用(あなたがこんなに頑張っているのに・・・、こんなに大変な思いをしているから・・・)「自信」「自己主張」が求められる国で過ごした者が”謙遜”を美徳とする自国に戻ってきた時のリハビリとしての用例が多い。
「自信」「自己主張」が美徳とされる国では、単なる脱落者の烙印。)
グローバルには、他者から哀れみを得る為の手段


著者の豊富な経験から語られることのひとつひとつが本当に興味深いのだけれど、一番面白かったのは解説、だったかもしれない。
在日ロシア語界スゴイぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)!!
これはロシア文化、ロシアの社会通念がスゴイのか、スゴイ人がロシア語に傾倒するのか、ロシア語をマスターできる人がスゴイのか????
学生時代は「読書感想文」を書く為に、まずは解説から読んだりしたものだけれど、本書に関しては解説は読後に読んでこそ初めて面白さがガツ~~~ンとくる!
いやぁ、「感想文」の為に読まなくても良い、と言うのはなんという贅沢なことだろう

« そしてまた | トップページ | おネエ様方との一日 »

観た・聴いた・読んだ(映画・DVD・CD・読書レビュー)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« そしてまた | トップページ | おネエ様方との一日 »

2016年9月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
無料ブログはココログ

ブログパーツ

  • 簡単1分ヨガ!!
  • Twitter
  • 大好き♡久文先生
    ヨガインストラクター 久文 明子 SIZE=130px×220px
  • 布絵本
  • グリーンリボン お天気