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『セントアンナの奇跡』

職場の都合により本日臨時休業
こんなポッカリ空いた一日が映画館のサービスデーと重なっているのは”恵み”
そこで観たのが近くの映画館で期間限定でリクエスト上映されている『セントアンナの奇跡』(http://www.stanna-kiseki.jp/

物語は平凡な一市民による突然公衆の面前での殺人から始まる

事件の真相が明らかになるのは映画のほんとに終盤
なのだけれど、『AERA』の広告ページで気になっていた予想通り
私にとっては種明かし部分こそが歴史的意義、興味の豊富な作品だった

ナチスについて描かれたドイツ内外の戦争映画、反戦映画は多いけれど
第二次大戦ヨーロッパ戦について描かれたイタリアあるいはアメリカの映画って、(あるのかもしれないけれど)これまでアタシはあまり観たことがなかった
ムッソリーニ、ファシスト政治、パルチザンの抵抗、ナチスによる民衆の虐殺
世界史の教科書で、事柄は知っていても、当然のことながらヒロシマ・ナガサキのようにピンとはきてなかった

黒人系大統領が誕生し『自由の国』を内外に標榜している大国
その国を”祖国”として守るために組織された”バッファロー・ソルジャー”の黒人たちが「外国で自由を感じるなんて・・・」と涙するシーンは印象的
ナチスがその黒人兵士たちを動揺させ、戦意喪失させるために流す心理作戦のデモ放送に、真理を見る

いつの時代も
どんな国のどんな戦も
人の命をコマのように思い、自由に動かそうとする”上層部”によって操作されている愚行でしかない
いかなる戦争にも”正義”はない
ひとがひとを愛し思い遣る純粋な気持ちと
ひとりひとりの命以上に
尊いものなどこの世にはない

生きるか死ぬかの緊急時にケダモノになるも人間ならば
非常時に於いてもひとを、いのちを思い遣れるのもまた人間
いわんや平時をや。。。。。
こんな平時に人を思い遣ることのできない人間であって
いつ思い遣れようか

ショコラットの巨人と少年との、言葉ではないこころの交流が
とても美しく、そして心に沁みる

トスカーナの山あいの村の
悲しい歴史を今、知ることができて
良かった・・・と思うのは
エンディングが悲惨ではなかったから・・・だろうか。。。

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