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新境地

発掘!!!


遡ること2週間
9月25日付の夕刊のエンターテイメント情報で
大蔵流狂言の茂山家とドイツの管楽団との演じる狂言風オペラ『魔笛』が公演される(http://www.asahi.com/culture/update/1007/OSK200910070157.html)ということを知り
学生時代にオケに所属してらした、岐阜に住んでいる大学の後輩にお声を掛けてみた
大蔵流茂山狂言はこれまで何度か子ども達と観に行ったことがあり
役者さんにも馴染みがあるし
『魔笛』は、音楽の教科書にも載っていて興味を持ったチビと、映画版ではあるけれど観たことがあったので
浅学なアタシにも理解できるかな~~~~~~と

「狂言風オペラとは西洋の歌劇を楽曲はそのままに、物語世界や歌詞を伝統的な狂言の衣装や表現、狂言ことばに変換し、和魂洋才、”洋魂和才”の新たな舞台芸術を目指す新ジャンル」(朝日新聞9/25付け夕刊記事より抜粋)だそうで
02年の『ドン・ジョヴァンニ』に始まり、06年には『フィガロの結婚』を発表、そして今回の『魔笛』が、モーツァルト三部作の集大成、だとか

昨日がその公演日(http://www.gifu-fureai.jp/salamanca/sponsor/c_2009/1010.html
Photo
午前中にローカル~~~~~な最寄のJR駅に送ってもらい
2時間半かけての列車の旅
奈良線の京都駅到着が遅れ、乗る予定の新快速を逃してしまい
約束の待ち合わせ時間より30分遅れることになったけれど
気持ちの良い秋晴れだし
乗りテツのアタシにはのんびりと普通列車の旅もまたたのしみww
(この公演の新聞記事の切抜きをツレアイに見せたら「なんでわざわざ岐阜まで・・・・ボケーっとした顔大阪か京都で見れば良いヤン!」と言われたのだけれど、でも、岐阜では久しぶりの後輩とのお祝いを兼ねた再会と、そしてこんなのんびりした列車の旅が楽しめるのだから、アタシにとっては一石二鳥!)

家を出たのが10時前
待ち合わせの時間は30分後ろにずれ込んだので、開演まで1時間弱しかなくなり、ゆっくりお昼をご一緒にする時間はなさそう・・・というわけで
Image199 米原駅で乗り換え時間に余裕があったので、ほんっとに久々に駅弁を購入ww
今日はどこもかしこもとっても清々しい秋晴れだったのだけれど
途中醒ヶ井と近江長岡との間で、お弁当食べてたらバチバチバチっと窓に大粒の雨
隣に座ってらした初老のご夫人も
「あら?雨降ってますの??」と驚いてらしたけれど、ホント、山の裾だけの通り雨、でした


ホールは今年15周年記念、とのことだったけれどまだまだ新しく素敵!
ただ、アタシ達が取っていた2Fバルコニー席は、手すり位置が高く、手すりから椅子の距離がかなりあり、舞台がちょっと観難かったのが難、ではあったけれど、ま、大阪のいずみホールでのチケットなどよりかなり安いお値段のお席だったのだから、それも込みで致し方なし

しかし、舞台はもう、ホントウ、素晴らしかったです!!!
残る東京公演は14日(東京オペラシティーコンサートホール19時開演)で、もうチケット発売終了しているかもしれないけれど、これは絶対ハズれはない!!!と思います
楽団メンバーの登場の仕方も小粋だし、普段はオケピにいる楽団もフルオーケストラではなく管楽八重奏が舞台上で、役者と楽団と、そして観客までもが一体となって芝居空間を作り出す・・・という趣向

飄々とした正邦さんのパパゲーノは洒脱で狂言の真骨頂、童司くんのタミーノはとっても可愛らしく、あきらさんのパパゲーナは老女の時が絶品(本来の姿に戻ったパパゲーナも可愛かったんだけど・・・笑)、そしてTVドラマなどでもおなじみの逸平くんの妖艶な夜の女王は、オバチャンキラーの逸平くんの株をまた上げるんじゃないでしょか(笑
千之丞さんのザラストロは教祖としての威厳と、人間としての俗な部分とを実に見事に演じ分け
原作オペラよりもわかりやすく、そして馴染み深い狂言の語り口や所作がなんともモーツァルトの楽曲とマッチしているし
忘れてはならないのが”音曲の精霊”を能のシテ方が演じていたこと
狂言がとことん庶民的な”俗”なものである反面、能の世界は幽玄”霊界”にも通ずるような精神性の高い世界
ただ見るにはちょっと気の張る能を、こんな風に取り入れているところもまた、とても目新しい
新境地は和洋のコラボだけでなく、和魂のコラボレーションにも見られる
そして鼓と管楽との調和
この試みの完成度の高さを充分に満喫できました


「地元の私も知らなかったこんな作品、華音さんよく見つけられましたね。どうしてお知りになったんですか?」と驚いてらした後輩は
偶然にも大学1年の時の学園祭で、音楽科の演じる恒例のオペラが『魔笛』で、オケメンバーとして参加されていた、のだそう
「ホントに面白かったです」と彼女も満喫されたようで、良かった、良かった!! Dsc05420

岐阜駅に向かうバスの中で夕闇は迫り
駅前の『金の信長像』もライトアップされて存在感UP

駅ビルのカフェでお茶を飲みながら小一時間ほどおしゃべりをして
帰路に着きました

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コメント

みるさん>
みるさん岐阜お好きですか!!
もしかして信長ファン???

私も今回が二度目でした
前回は、学生時代大山寮で一緒だった友人と、長良川温泉に旅行に行ったのがもう10年も前になるかなぁ・・・・
その時に、アタシも金華山(稲葉城)登りましたww

そうそう、この金の信長像は、ごく最近出来たらしく
これまたごく最近岐阜に帰省した後輩によると
それまであった信長像は町のほうを向いていたのに、新設されたこの信長像は駅の方を向いて街に背を向けているので、岐阜市民には不評、なのだそうですょ

こんにちは!
岐阜・・・いいですね!
大好きですよ、私。
これまで2回ほど行ったことあります。
金華山にも登りました!
でも、「金の信長像」なんてあったかなー??
私が行ったのはもう10数年前だから、そのあとにできたのかも。
私も強いていえば乗りテツですから、わざわざ岐阜まで足をのばして観劇・・・賛成です!
旧友にも会えて、一石二鳥でしたね!
豊かな時間の過ごし方、見習わなきゃ!

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