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森見 登美彦 『宵山万華鏡』

宵山万華鏡

著者:森見 登美彦

宵山万華鏡

買ったきっかけ:
森見登美彦、そして祇園祭とくれば、これは読むっきゃないでしょうw

感想:
まずはこの表紙の少女マンガチックな装丁に度肝を抜かれました
『夜は短し・・・』のクラシカルな装丁は結構好きだったんだけどな
これはもう、まさに”頭の天窓の開いた”森見worldを余さず表現してる・・・って感じ

そして、この掌編集はみんなでひとつのお話、ひとつがみんなのお話
ぐるぐる回って次に繋がる
このお話の世界はこのお話の世界の中だけでずっとぐるぐる回り続けて完結する
これまでに私が読んだことのある森見作品のどれにも通じている気がする

現代の京都の街を”あやかしの街”だと感じたことはなかったけれど
でも、考えてみれば小路のいたるところに小さな祠があり
道行く地のおばあさんが立ち止まって手を合わせていたりするから
昔から脈々と、神仏と人間とが”共存”している街なのだ・・・ということを思い起こさせられたりする


京都という街は
カンサイジンの私には、”いつでも行ける”近しい街、であるはずなのに
つい先年まで祇園祭には行ったことがなく
そして、一度行くと”わざわざに電車に乗って”毎年訪れたくなる
ん〜〜〜、確かにあの祇園囃、そして宵山のさざめきは”魔性”かもしれない
京都に生まれ育ち、京都を離れたものにとっては

観光客で混み合う宵山の時期を選んでわざわざ帰る理由もなく
もうたくさんだ

と思いながらも
それを千年の昔から毎年毎年絶えることなく繰り返している
それは、人間の歴史を俯瞰すれば
”毎日が宵山”の中に封じ込められた世界、だと言えなくも、ない

奈良出身でありながら、こんなにも京都に拘って作品を紡ぎ出す著者にとって
やはり京都は”いつでも行ける近しい街”でありながら
とらえどころなく、懐深くを見せてはくれない”あやかしの街”なのだろう
そう、京都とは、そういう街だ。。。。。

おすすめポイント:
ガチガチで頭に天窓開けた〜〜〜いっていう方にお奨め♪

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