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沢木耕太郎 『深夜特急』6巻

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

著者:沢木 耕太郎

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

買ったきっかけ:もう十年以上前に刊行され、実際の旅はそれより更に十年近く前なのに、ちっとも古びた感じのしない旅の記録を手元に置いておきたくて。。。

おすすめポイント:
深夜特急の旅の最後はいかに???・・・が、気になる方へ

感想:
え?
これが「飛光よ、飛光よ」の顛末なの???
なんか、もんのすごい肩透かし食らわされた感じ
まっ、自分で勝手な期待持ってたから・・・に他ならないのだけれど・・・・

イタリア・スペイン・ポルトガルそしてパリ・ロンドン
ヨーロッパは馴染みの深い土地だけに

「暗さにも寒さにも驚かなかった私が、ヨーロッパに入って唯一困ったのは日曜日だった」とか、すごく共感!!!

だけど
「ほんとにわかっているのは、わからないということだけかもしれないな」
「ああいったことくらいでひとつの国をわかったように思うのは危険だよ」
「状況はどんどん変化していくし、データなんかは一年で古びてしまう。それに経験というやつは常に一面的だしね」
「知らなければ知らないでいいんだよね。自分が知らないということを知っているから、必要なら一から調べようとするだろう。でも、中途半端に知っていると、それにとらわれてとんでもない結論を引き出しかねないんだな」
「どんなにその国に永くいても、自分にはよくわからないと思っている人の方が、結局は誤らない」

きっとそうなのだろう
経験は常に一面的
自分の経験しか語らない、経験からしか学ばないところには成長はない
だから、紀行文はどんなものを読んでも新たな発見や驚きがあるし、一度行ったことのあるところを繰り返し訪れるような旅の仕方には、その土地をより深く、多面的に見て得るものが多いのだろう

イギリスだから、まさか中近東のどこかの国のような理不尽なことはしなかっただろうとは思う。だが、たとえイギリスといえども、異国には異国であるというただそれだけで計りしれない恐ろしさがあるものなのだ。私にとっては理不尽なことでも、相手にとっては充分な理由がある場合だってなくはないのだ。

あぁ、これこそが、いつも旅の道連れであるダンナがアタシに「君に決定的に欠けてることだよ!」という思慮深さ、なのだろう
共産圏の東欧では、私は街を歩くだけでもかなり緊張していたと言って、能天気にブラブラ歩くアタシを咎め、イランの遺跡を見てみたい、というアタシに「中近東の国になんか絶対行きたくない」というダンナは、正しく”異国”を解しているのだろう

それでも、旅がしたい、自由な旅が・・・・
だけど、それは、たとえ半日、たとえば隣街である”京都”に行くのすら、あれこれネットであちこちを検索して出掛けるアタシなどには、到底不可能なことだろう
自由になる時間が1日でもあれば
とにかくお財布一つで、行き先決めず駅に行き、お財布の中身を睨みながら、それまで行ったことのないところに出掛ける
それくらいのことが難なくできなければ、”自由な旅人”になどなれはしないのだろうな・・・と、巻末の著者と井上陽水との対談を読んで思った

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