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森 絵都 『アーモンド入りチョコレートのワルツ』

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

著者:森 絵都

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

チビがもらって帰って来た図書館の中学生への読書案内で紹介されていた本
紹介文に惹かれて

全作中学生を主人公にした、シューマン『子どもの情景』、バッハ『ゴルドベルグ変奏曲』、サティ『童話音楽の献立(メニュー)』がテーマの3作

感想:
2作目の『彼女のアリア』が一番好きだったかな
中学生の恋は、大人の恋よりも寛容だ・・・ということを思い出させてくれた

表題作の絹子先生のような大人の女性に憧れる
何よりも自由を愛し希求しながらも、小心者で硬いアタシには絶対に選べなかった生き方・・・・
そして、「大人はいつだってそうなんだ。なんでも好きなように作って、好きなように終わらせるんだ」ということを看破し、その上で「あたしたちが大人になったら、好きなもんを好きなように好きなだけ作って、そんで毎日をきらきらさせてやろうな。そんで、そんで・・・・そんで絶対に終わらせないんだ」と言う君絵が好き
自分の娘は絶対にそんな境遇に置こうとは思わないけれど・・・
どちらかといえば、自分の娘たちは、アタシにはない、どこにも余計な力の入っていない”自然でやわらか”な、奈緒のような女の子に育ってくれたらうれしいな・・・
と思う

それから、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』は記憶に関しての”答え”をくれた

noteワルツは私に教えてくれる
何を忘れて、何をおぼえていればいいのか
何もかもすべてをおぼえているわけにはいかない
楽しかったことをおぼえていなさい、とワルツは言う
大好きだった人たちのことをおぼえていなさい、とワルツはうたうnotes 

おすすめポイント:
シューマンの『子どもの情景の楽譜』を引っ張り出してきた
バッハの『ゴルドベルグ変奏曲』を弾きたくなった
サティの『童話音楽の献立』は浅学にして知らない曲だった
CD出てるんだろうか???
ピアノ曲を聴きたくなる、そして純粋な気持ちを思い出せる素敵な短編集です

チビは森 絵都さんの『カラフル』は読んだことがあって
”ちょっとキモかったから、この人の作品読む気にならんねん”と言っていたけれど、この短編集は奨めておいた

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