中島みゆきLIVE『歌旅』劇場版

http://www.utatabi-movie.jp/top.php

先日、チビと『テルマエ・ロマエ』を観に行くのに、上映時間を調べようと見た映画館のHPで、2週間限定上映されることを知り、思わず『テルマエ・ロマエ』観た帰りに前売り買ってしまった後で、上映時間の発表があり、今日フルートのアンサンブルの定例会の後一目散に劇場へ!!!

乗り継ぎの電車を1本逃し、ギリギリで駆け込んだシネコンは休日でチケット売り場も混んでいて、気が気でなかったけれどなんとか本編上映開始までに入場。
2週間だけの限定公開作品で、最初の週末だったから、ということと、早い時間帯の上映が11時35分からの回だけで、後は夕方以降上映ということもあるだろうけれど、ほぼ満席だったのには驚き!!!
客層はやや年齢高め。

アタシ自身は中学時代に”お兄ちゃん”と呼んで親しかった(のちに少しだけカレシだったことがあるwink)BFの影響で、ずいぶんみゆきさんを聴いた10代だった。
また、アタシの10代(青春時代)がなんともみゆきさんの歌にマッチしてたんだな・・・・catface
片恋の悩み多く、恋に破れ満たされぬこと多く、”女の子”である自分に自信が持てず・・・・
1976年から毎年リリースされていたアルバムは1986年リリースの14THアルバムまで10年間分欠かさず借りて録音して全部そらで歌えるほど聴いたけれど、それらはみんな当時の録音媒体であるカセットテープに入っているのでお蔵入り。
ツレアイと付き合い始めてからは、みゆきさんを積極的に聴くことがなくなった・・・・

みゆきさんのライブは学生時代に武道館に一度行ったきり、それから20年以上が経ち、その中でTVドラマや特番のテーマソングになったものや、TOKIOが歌ったものなど、あ~~、みゆきさん健在だなぁ、やっぱみゆきさんの歌は良いなぁ・・と思っていたけれど、今日この映画を観て、やはり日本の歌姫はみゆきさんだ・・・・と。
歌詞の力強さ、やさしさ、暖かさにおいて、彼女の右に出るアーティストはいない!!!と思う。
サカナクションの山口君も、ミスチルの桜井君も勿論良いけれど、でもやはり彼らは若い。
コトバを”特別なもの”として、七難しくこねくり回そうとしている”意気(粋?)”が見える。
みゆきさんのコトバは昔から、単純でわかりやすい。それだけにダイレクトに胸に突き刺さる。
単純で力強いがゆえに、若い頃には思いきり、相手を恨み、泣き喚き、衆人をビビらせたみゆきさんの詩は、枯渇することなく、のたうつ経験を重ね、それでも

あなたでなければイヤなんです
あなたでなければ駄目なんです
似たような人じゃなくて 代わりの人じゃなくて
どうしてもあなたにいて欲しいんです

と訴える一途さは、でも、叶わないことを恨むのでなく

ご機嫌如何ですか 私は相変わらずです
泣いてる日もあります 笑う日だってあります
あなたももう私を気遣わないで良いわ

と、いう手紙を出すことで赦し、諦め

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に出会えることを
人は幸せと呼びます

と、やさしく収束する。。。。

『ララバイSINGER』の中に織り込まれた『アザミ嬢のララバイ』には鳥肌が立ち、『誕生』の歌詞には気づけば目尻が濡れ、『I LOVE YOU,答えてくれ』に強く共感し、ラストの『背広の下のロックンロール』に拍手喝采!!!!
内田裕也のようにジィさんになってもギンギンのロックンローラーを気取るのも一つのスタイルだけど、アタシはやはり歳相応の背広の下にロックンロール魂を隠してるくらいの含羞のある日本男児が好き♪

驚きだったのは、もう間違いなく50代に突入しているであろうみゆきさんのUPに耐えうる肌の美しさ。(アスタリフトのCMに起用されたのは納得!みゆきさんより聖子を降板させるべきだったよ!!)
コンサートの出演者の一人一人のパフォーマンスやノリも素敵だったし、いつかまた行ってみたいな・・・・みゆきさんのライブ。
そして、久々にみゆきさんのアルバムを借りて聴いてみたくなった。

津村 記久子 『君は永遠にそいつらより若い』

514e6m2yt3l__sl500_aa300_えっっっ??
この人って、こういう作品書く人だっけ?
これまで読んだこの人の作品の印象は「おとなしく、印象薄~い」だったのだけれど、「へぇ、こんな乱暴な言葉遣いする、だらしな~~い人物像も描くんだぁ・・・・」とちょっとびっくり。

たらたらとなんの脈絡もなく、やや個性的ではあるけれど、こういう子ってよくいるよねぇ、という変哲もない学生時代の人間関係を描いているんだなぁ…と思っていたら、終盤に来て急転直下。
え?え?そういうことって、最初の方に書いてあったことと繋がるん?とか、このこと、どっかに書いてあったっけ??と、慌てて既読ページ捲る、捲る・・・・・

ふえぇぇぇぇ、こういうのが”太宰治賞”とるのねぇ。
その大小軽重は別として、誰しもが抱えている、心の傷とかコンプレックス(他人にはそれくらいのこと、、、といなされても、本人にとっては耐え難く気になることであることが多い)とか、それを癒してくれるのは大して濃くない人間関係である…とか、所謂”メンタル系”の機微、みたいなテーマ。
うん、むべなるかな、と。。。。

津村 記久子 『婚礼、葬礼、その他』

41iq23n1qpl__sl160_なんだか”ぬる~い”のだけれど、あ~~、わかる、わかる、そういうことあるよね~~という、世間モノ、あれ?世話物っていうんだっけか???


大抵の人は『常識』とか「社会通念」とかいうものに良いように振り回され、ぼやきながらも流されてゆく。
そんな”気弱”な庶民の中でも、何故だがいつも”貧乏くじ”を引いてしまうヨシノが、どんな貧乏くじにも精いっぱい立ち向かっているところが微笑ましくもあり、可笑しくもあり・・・・
これが、アタシの実像なんだろうなぁ・・・って、合わせ鏡を見せられた気分。
でも、多分、すぐに忘れてしまう予感・・・・・。

誉田 哲也 『ガール・ミーツ・ガール』

『疾風ガール』(http://kanon1211sukefuji.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-26cf.html)の続編。 9784334763350_2

『疾風』はちょっと湿っぽい雰囲気もあるお話だったけれど、それがホップだとしたらこの作品はステップを経てジャンプ(飛翔)を見せてくれる。

稀有な才能を秘めながらもお嬢様育ちでお人形だった島崎ルイが夏美とセッションすること、夏美とバンドを結成することに奔走することで脱皮する様も清々しいし、何より、気風は良いけれど粗削りな夏美が、真に夏美の才能を見抜き伸ばそうとするよき理解者(孤高のピアニスト)の手荒な導きに、反発しながらも学んでゆく姿が爽快!!!!

前篇読まなくても楽しめるけれど、やはりこれは順番に読んだ方が良いのだろうな。

濃い二日間

連休の前半、4月最終週末は、土曜が午前中フルートアンサンブルの定例会、午後はスポーツジムでスタジオレッスン&お風呂。
日曜は試合に出かけるチビを送り出してから草引き。午後はスポーツジムへ。そして夕方はお得に入手したクーポンで、家族3人で近くのスーパー銭湯に出かけ、なんちゃって温泉気分spa

30日はいつもの出勤より早い時間に家を出て最寄駅へ。ママ友と東京旅行に出発!!
アタシは往復夜行バスでも平気だけど、長距離バス上級者ではない(昔ディズニーランドには夜行バスで行かれたことがおありだそうだけれど)ママ友がご一緒なので、今回は昼便にしました。
梅田を10時に出るバス。長距離ツアーバスの事故があったばかりなので、ちょっと落ち着かないけれど、新幹線の半額以下という魅力には背を向けられなくて・・・・
数か月前に利用した時には、2時間おきくらいにS.Aに立ち寄り、お昼の時間帯には30分くらい休憩時間を取っていたけれど、今回はGW期間中で渋滞が予測され、時間が読めない…ということで、これまで立ち寄ったこともない岡崎の美合P.Aと、神奈川の鮎沢P.Aにそれぞれ15分ずつ停まっただけ。お蔭で予定時刻よりも3時間も早い16時過ぎに新宿に到着。

夕食は19時半に予約入れていたので、暫く新宿駅付近をぶらぶらして、タカノフルーツパーラーで一休み。
Dscn0295副都心の高層ビルのレストラン街で食事し、夜景を楽しんだ後は、水道橋のホテルへ。
駅から徒歩5分だけど、通りからちょっと入っているので、喧騒から隔離された和のテイストの良いお宿でした。外人さんが喜びそうな落ち着いた内装で、ベッドなのが嬉しかった♪♪Dscn0298


明けて5月1日。
朝からおネエが合流。

Dscn0302


まずは、八百長疑惑の時にはTVで何度も観た建物の前から出る水上バスにて浅草まで10分の船旅。Dscn0311_2


船着き場からはド正面にスカイツリーが望める。

Dscn0325Dscn0316そして、思い切り”お上りさん”!!Dscn0318

パラパラと降り始めた雨を避けて地下鉄に乗り込み、次なる目的地は乃木坂の国立新美術館。
ここで『大エルミタージュ展』を鑑賞。
”ヨーロッパの田舎”といえども、さすが大国帝政ロシア。美術史を網羅するほどの作品が揃っているけれど、これは”ほんの一部”なのだから、すごい!!
また、国立新美術館の建物も近未来的で明るく、これもまたアートとして楽しめる。いいなぁwwww

1時間強ゆっくり鑑賞して展示室を出ると、総ガラスの向こうは土砂降りcoldsweats02えぇぇぇぇ???と、折り畳み傘をキャリーバッグに入れたままホテルに預けてきた自分のバカさ加減を悔やみながら、ランチの予約をしていたお店に向かうべく地下道に入る。
地下道を出ると、あら?あらら??雨は止んでました。晴れ女の面目躍如!!

予約していたカフェ(http://time512.tumblr.com/)はミッドタウンのお隣。Photo
陽射しが射し込み緑豊かで、だけど喧騒から少し離れて落ち着いた雰囲気の中で、頂いたランチは野菜たっぷりwwこのロケーションでデザートとポットで供されるティーまでついて1100円とは、なんて良心的なwwww
お財布もお腹も大満足ですlovely

この後、初めてのミッドタウンへ。ガレリアとプラザの1階部分をぶらぶらし、おいしい”だし”の試飲に惹かれて買ってしまいました。
おネエとお友達は”ゆうじくん”を見つけた!!!と大騒ぎしていたのだけれど、アタシ”ゆうじくん”をよく知らなくて・・・coldsweats01 んでも、確かに、顔がすっごくちっちゃくて背が高くて、言われてみれば芸能人かな~、でも、東京ってああいう感じのカッコいい男の子なんてそこらじゅう歩いてるから、実際、プラザのカフェにいた人たちもぜぇんぜん反応してませんでした。

ミッドタウンパークではこのGW、パークヨガ(http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/feature2012/5th/park_yoga.html)という誰でも参加できるイベントをやっていたのだけれど、あろうことか、アタシ達の行った5/1だけ何故かイベントがなく・・・残念sweat01

Dscn0341この後渋谷へ移動し、新装オープンなったヒカリエで、私とおネエは『渋谷亀博』(http://www.kamehaku.jp/)、お友達はウィンドゥショッピングへ!

お友達は、ヒカリエは私たちより少し下の年代向けだったということと、人が多いのに酔ってしまいそうになられた、とかで、ちょっと不本意だったようだけれど、私たちは予想以上の亀博の良さにすっかり魅了され、おネエは6月の襲名披露公演を是非観たい!!と思ったよう。(でも、帰って早速チケット調べたら彼女の手が届く範囲のチケットはほぼ完売!だったそう)
高校時代の100点の化学の答案や、几帳面な字で書かれた講義ノートや中国語の小テスト、自らものした書画の数々など、多才ぶりを見せつける展示の数々や役者仲間から寄せられている様々なコメントや書簡が、嫌味なく、ますます”惚れてまうやろ~~~っ”状態heart04heart04
Dscn0346
『四ノ切』の舞台には実際に上がることができ、写真撮影もOK!という大盤振る舞い。更に45分間の亀治郎シアターは、歌舞伎が初めての方でもきっと楽しめる、歌舞伎の面白さがダイレクトに伝わるもので、大満足!!
お友達も「そんなに良かったなら、私もショッピング辞めてそっちにしたら良かったな~」と。

5時に合流し、ホテルに荷物を取りに戻って食事するにはまだ少し早かったので、予定していなかったけれど、渋谷の喧騒を避けて表参道でお茶cafeすることに。

ヒカリエに人が流れているのか、表参道ヒルズはそこそこ落ち着いていて、和カフェで和スィーツを頂いた後、おネエが朝の情報番組で観てちょっと気になっていた、という清川あさみの個展『美女採集』(http://www.cinra.net/news/2012/04/25/120500.php)を鑑賞。
Dscn0359会場までの階段には、協賛しているハーゲンダッツのワクワクするようなスウィーツが展示してあり、個展では写真と刺繍のコラボに、女優さん、男優さんの個性が面白いほどくっきりと表現されていて、アートの可能性っていうか底の深さを見せてもらった。(夏木マリさんはさすがの貫録。上戸彩ちゃん、可愛かったぁww)

この後、ホテルに預けていた荷物を受け取りに行き、”まだラ・フォル・ジュルネの周辺コンサート間に合うかなぁ??”と思いながら新丸ビルを目指したけれど、あろうことか地下道で道に迷い、やっとたどり着いた5階のレストラン街で食事したけれど、コンサートはやっている気配なく・・・・。
今回、このラ・フォル・ジュルネ関連イベントを享受できなかったことだけが心残り。

それにしても、丸々1日で美術展、歌舞伎展、刺繍の個展を鑑賞し、美味しいものもいただいて、本当~~~~~~っっに濃い東京を堪能しました。

次はもっとゆっくりゆったり・・・・・・と、思うけど、東京は観たいもの、行きたいところ、会いたい人がたくさんありすぎて(今回はこちらのお友達と一緒だったので、東京の友人知人には声を掛けずに行ったけれど・・・・)いつも目一杯のスケジュールになってしまうんですよね。ま、こういうハードスケジュールをこなせるのも元気なお蔭!!

おネエという足掛かりがあるうちに、どんどん進化する東京を楽しみたいと思います♡

酔狂な週末

この週末は、もンのすごい充実した、濃い二日間でした。

まず、昨日21日土曜は、午前中ピアノのレッスン。そして午後はヨガのレッスンキャンセルして木屋町こころいきフェスタ() に行ってきました。
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最初に入ったのは鴨川・東山が見渡せるお店(http://ace-cafe.com/sunny/index.html)。アタシはサングリア、ツレアイはビールでスタート!!
二人でチョイスしたタパスは、生ハム、ライスコロッケ、とろとろチーズのホットポテサラ、アボカドとアンチョビ、カポナータ、そして菜の花のマスタード和え。これでチケット2枚分。

2軒目に狙うは今年のバレンタインデーにオープンしたスペインバル(http://www.sidra.jp/)。15時の開店までに少し時間があったので、竜馬ゆかりの池田屋跡の隣にある明治屋をブラブラし、ビールを買い込んで高瀬川沿いを散歩がてら残っている桜でお花見。120421_150516

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Ara1l7tcmaede_m15時少し過ぎにお店に辿り着くと、私たちが一番乗りだったみたい。私は田舎風パテとサーモンとチーズのテリーヌでカバを頂く♪ ツレアイは牛筋の煮込みとビールをチョイス。ちょっぴりスパイシーに味付けされた牛すじ、とろっとろでめちゃウマww Ara13klcmaajzvp_2

追加でシードラ(日本では一般的にシードルって言いますねww)とポテサラを注文。

Ara2ovkceaahrndこれでチケット5枚は全部使い切っちゃったんだけど、いろいろ野菜の彩りの鮮やかなさに惹かれてテリーヌを追加オーダー。ツレアイは、アルハンブラというスペインの黒ビールと豚肉の串焼きを追加してました。Ara2ieocqaif3xd


ちょっと敷居が高いかな・・・・と思ってた京都木屋町のお店のはしごができて、昼間っからお酒飲める贅沢!!こういう企画、大好き!

で、アタシは夕方からママ友の受験お疲れさん会の約束があったので、京都飲みはここでお終い。

乗り換えの近鉄西大寺駅で、駅ナカ(http://www.kintetsu.co.jp/nara/timesplace/index.html)にある『蔵元豊祝』のワンコイン立呑み処にすごぉ~~く惹かれたのだけど、アタシは”飲み”が控えてるので、我慢、我慢!!

18時からはお二人のママ友と、この春下のお嬢さんの高校受験を終えられたママ友の慰労会。飲んで喋って食べて・・・・・の4時間。普段はそれぞれに仕事が忙しく、なかなか会えないけれど、気の置けない仲間なので、気が付けばこんな時間???という感じ。
帰宅したら、ツレアイは今日の早起きに備えて就寝。PC弄ってたチビが鍵開けてくれました。

そして、日曜の今日22日は、朝4時に起床。チビのお弁当と朝ご飯の支度をして、チビが寝過ごさないよう、枕元にアタシ達の目覚まし時計もセットして置いて、5時前に出発!
目指すは但馬樽見の大桜(http://sakura.yahoo.co.jp/spot/detail/50776.html)。

途中アタシは睡魔に打ち勝てず、「シート倒してちゃんと寝れば?」というツレアイの言葉に甘えて「着いたよ」と起こされたのが7時。駐車場には1台先客があるものの、雨の予報と早出決行のお蔭で、ゆっくり楽しめそう。幸い、雨も小降り。P1000292_3

P1000291山道を20分弱登って桜に会える。P1000291

P1000283昔は桑畑だったという山道を登る・・

明るくなってきたな~と視界が開けると、そこに満開の桜の古木。Dscn0283


P1000263江戸時代の『但馬現存桜図絵』かなんかという書物に記載があるという樹齢1000年の大桜で、国の天然記念物に指定されているとか。。。。

10年ほど前には枯死が危ぶまれたらしいけれど、地元の方々のご尽力で、ここまで回復。
こんな山奥の桜に支柱を組んだりするのは、本当に大変なことだったと思います。

P1000267

桜の時期、アタシはあちこちの桜を求めて出掛けるけれど、目を楽しませてもらうその陰には、自然の恵みは勿論のことだけど、たくさんの地元の方の献身、ご尽力があるのだなと思います。感謝!!感謝!!

津村 記久子 『ワーカーズ・ダイジェスト』

51210mvgrll__sl500_aa300_この作者の名前、なんかどっかで見たことあるような・・・・・と思ってたら、アタシ2年半前にこの人の芥川賞受賞作品『ポトスライムの舟』読んでました。 (http://kanon1211sukefuji.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-f61a.html

奈良が舞台、ということで、受賞作品とも知らずに読んだようなのだけれど、自分のレビューを読んでも内容や印象を思い出せないほど、、、、catface

この著者、初めて就いた職場で不条理なパワハラに遭い、退社し、リハビリと復職のための訓練を経て、再就職を果たした、という過去を持つ方らしく、だからなるほど、働くことに生き甲斐!とかやり甲斐!!とかいう前向き感なく、仕方ないから毎日職場に行く、嫌なことも多いけれど、でも、そんな中に、ほんのちっぽけな意義とか、続けてる意味とかも見出せる・・・・・というような、『ポトスライムの舟』よりはやや救いのある作風になっている。

確かに”働いてそれを正当に評価してもらえる”とか”自分の納得できる仕事ができる”なんて、そうそういつもいつも体感できるものでもない。
職場の人間関係だって、いつも快適なわけでもないし・・・・
でも、そういう毎日の繰り返しで過ぎてゆく月日の中で、嫌なことをかわす術も体得するし、なんか、意味もあるかもな~って思えることもあるし・・・・
そういう意味では、淡々としてはいるけれど、リアリティがあり、血の通った作品だと感じられる。

他の作品も読んでみたくなった。

東野 圭吾 『プラチナデータ』

『麒麟の翼』がすごい予約待ちだったので、他のを…と探してリクエストした1冊。
ものすごい読み応えのある1冊だった。 4151w64kxvl__sx230_


これ、今ニノとトヨエツとで映画撮ってるんだね・・・・(来年公開予定??)
ニノが神楽で、トヨエツが浅間かな??(どーでもいいけど、警察側の登場人物、関東の山地高原で統一してる???浅間、那須、志賀、蓼科)

最後結末は急転直下っていう感じ。
コナンの黒幕は阿笠博士だ・・・っていうくらいの大どんでん返し。

国家が国民のデータを管理しようという試みは本当に危ういと思う。
アタシは、本来科学技術の必要以上に急激な進化の必要性を感じないし、そこに危機感を持っているアナクロな人間だけど、為政者や体制寄りの(お抱え)科学者がいくら”ロジカルなエビデンスに基づいて”安全性や無害性を主張しても(いや、それを主張すればするほど)、そこには為政者の思惑や一部の上層部の人間だけの利益などが巧妙に隠蔽されているとしか思えない。
そして、その”欺瞞”は、自然に拠って生きる”生物”の”本能”で嗅ぎ分けるしかなく、科学技術は、人間からその”本能”を奪う方向で進化しているとしか思えない。

この作品は、まさにその”本能”の減退に警鐘を鳴らし、国民を骨抜きにし、一部のものが多くの市民から”搾取”しようとするシステム構築の危険性を示唆していると思う。

本当に残念なことだけど、人間社会には真の平等はない。
では自然社会にあるかと言えば、それもない。
自然界に存在する弱肉強食の自然淘汰を、人間は文明や知恵で均し、平等を手にしたと思っている(思いたがっている)けれど、文明や知恵が巧みにその格差を大きくしていることに気づいてはいない。
だったら、リュウと同化した神楽のように、そんな”格差社会”に与せず、一歩下がって土俵から降りる方がより”人らしく”のびのびと生きられるのではないか・・・・と、考えさせられた。

誉田 哲也 『疾風ガール』

9784334745707誉田さんって、女性の内声を描くのうまいなぁ~~~(この作品も勿論、『ストロベリーナイト』の姫川玲子しかり、『武士道』ハイティーンシリーズの香織と早苗しかり)と思ってたら、本書の解説でも書いてありました。


才能のあるヤツは周囲を潰してその屍に乗って上昇していく…っていうのは、真実だな。
でも、それは才能あるヤツの宿命なんだから、そこで変に気を遣ったり躊躇したりすることなく、自分が潰した奴がいる、ってことを自覚し、その痛みを抱えつつ、さらにテッペン目指して上昇すりゃいいんだよね。

痛みはあるんだけど、じくじくしてない、爽快な読後感。
続編の『ガール・ミーツ・ガール』もリクエストしたのは、言うまでもありません!!!

伊坂幸太郎の『砂漠』で麻雀に惹かれた次は、この作品でバンドの面白さ、ロックの奥深さをガツン!!とカマされた感じ。
若い頃、もっと真剣に突き詰めときゃよかったなぁ……とか思うけど、突き詰めてたらアタシは絶対に潰される方だったから、ちゃらんぽらんにやって「あ~~、あんなこともやってたよなぁ。楽しかったなぁ」って懐古してるのがちょうど良いのかもね(*^_^*)

伊坂 幸太郎 『砂漠』

本を読みたがらないチビがTSUTAYAで「これ買って」と言ったので、久々に購入した文庫。 8c1698ab902ae116c7e0f1180d0d691f


京大出身の作家が京大での学生生活を好んで書くよな~~と思っていたけれど、そうそう、地域性で言えば、この人も『仙台』に拘っている東北大出身者ですね。

仙台での学生生活が生き生きと描かれている青春グラフィティ。
登場人物のキャラが際立ってて面白い。アタシには東堂は関めぐみにしか思えなくなってしまった。。。。西嶋はやくみつるさんを若くした感じ?
「社会」という砂漠に出てゆく前のオアシスのような学生時代、ホントそうなんだろうな…って思う。
幸か不幸か、アタシは社会を『砂漠』だと感じることなくゆる~い社会人やってきたけれど・・・・・

子どもの頃に手ほどき受けたけど、ずっとやってなかったからすっかり忘れてしまった麻雀をもう一度ちゃんと習得してやりたくなったww

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